何に興味があるのか?何を得たいと思っているのか?
ビジネス文書の場合、先頭に結論を持ってきて、そのあとに続く文章でその結論に至った経緯や理由について述べるのが基本です。インターンシップの志望動機の文章では、「なぜこのインターンシップに参加しようと思ったのか」が結論部分にあたります。まずはその部分について、例文を見てみましょう。 「私は広告業界の仕事に興味があり、貴社のインターンシップを通して、広告制作に関する業務についてより理解を深めたいと思っています。」 このように、「興味があること」+「インターンシップを通して学びたいこと」をセットで書くことで、文章全体にまとまりが出て言いたいことが伝わりやすくなります。興味を持ったきっかけ

企業研究は忘れずに
しかし、正直ここまではっきりと文章の内容が固められない人も多いでしょう。「聞いたことのある会社名だから」などと、ボンヤリとしたイメージでインターンシップを考える人も少なくないはずです。企業に興味を持つきっかけは人それぞれですので、それが悪いわけではありません。しかし、それをそのまま書くだけでは選考通過はなかなか難しいでしょうから、そこから更に掘り下げる必要があります。そこで大事になるのは企業研究です。企業のことを知り、自分が持っている“なんとなく”のイメージと実際のイメージに違いはないのかを確認してみましょう。実際に調べてみることで、他にも魅力的な仕事を見つけたり、漠然と感じていた不安が解消されたり、思ってもみなかった発見に出会うことがあります。それらもまた志望動機の書き方に影響を与えることもありますから、企業研究はしっかり行いましょう。将来のビジョンについて
そして、最後にはインターンシップを通して学んだことを、どのように活かしていくのかについて言及しましょう。企業は決して慈善事業でインターンシップを開催しているわけではありません。「就業体験」といっても企業にとっては採用活動の一環であり、なるべく優秀な学生を集めたいと考えています。そのため、「ただ体験して、終わり」という学生よりも、企業にとって今後プラスになる人材だと思える学生に参加してもらいたいと考えるはずです。先ほどの広告代理店の例文でいえば、「この機会に得られた経験や知識を活かし、より多くの人の心に響く広告とは何かを追求していきたいと考えています。」などと結びましょう。オリジナリティを大事に
