建設業界の企業ランキングまとめ。就職・転職はおすすめか?

「建設業界への就職・転職を考えているけど、業界の今後は明るいのだろうか?」

上記のような悩みを感じている方へ、本記事では建設業界の現状と今後の予測および業界売上高・シェアランキングを紹介します。

建設業界は応募者が減少傾向であるのに対して、公共投資やオリンピック需要などで人手不足が深刻化しています。労働条件の改善や外国人材の受け入れ、他業種との業務提携や海外展開などが生き残りの鍵となりそうです。

建設業界の現状

建設業界では人手不足が特に深刻化しています。応募者も減少傾向が続き、現場の第一線で活躍していた職人さんが引退の時期を迎えているため、人手の確保・育成は建設業界全体の課題と言えます。

こうした状況に対応しようと政府は入国管理法を改正し、外国人労働者の受け入れを拡大しています。2019年11月時点では建設業で働けるのは5年間のみ在留できる1号に限られていますが、今後は期間の延長も可能にする枠を設けることが予想されます。

とくに日本は少子高齢化を迎えており、日本人の働き手のみに頼っていては仕事が成り立たない会社も多く発生することが予想されます。

業界全体としてはオリンピックの影響もあり好況な様子。オリンピック後も老朽化したインフラの改修など一定の需要が見込まれます。

しかし国内にとどまらず海外展開している建設会社も多く存在します。また最近ではハウスメーカーが建設会社と業務提携するケースも多くなってきており、生き残りをかけて各企業が経営体質を改善しようと模索している現状が伺えます。

建設業界の売上高シェア&ランキングトップ10(2017-2018)

建設業界への就職・転職を考える際に参考となるのが企業規模。会社を選ぶ基準は人それぞれですが、できれば大きな会社で働きたいと考える人が多いのではないでしょうか。

下記では建設業界の売上高およびシェアランキング(2017ー2018)トップ10をご紹介しています。

年度によって売上高やシェアに変動は生じるものの、トップ10にランクインするレベルの企業であれば他社と比較したときに何かしらの「特徴」や「独自の強み」があるものです。

業界トップ企業を分析すれば建設業界全体のおおまかな流れを掴むことができますし、うまくいけば内定が獲得できるかもしれません。建設業界を知る上でトップ企業の特徴や動向を把握しておくことは重要です。

ランキング参考:業界動向Serch.com(https://gyokai-search.com/4-kensetu-uriage.htm )

大林組

売上高:19,006億円

シェア:12.1%

大林組は1892年創業のゼネコン大手5社の1つです。コーポレートメッセージは「時をつくる こころで創る」。

主な施工実績としては東京スカイツリーや丸ビルなどが挙げられます。従来の建設業の枠組みにとらわれず不動産事業など、従来の強みを活かした新規事業へのチャレンジにも積極的なのが大林組の特徴です。

鹿島建設

売上高:18,306億円

シェア:11.6%

鹿島建設(かじまけんせつ)はゼネコン大手5社の1つ。コーポレートスローガンは「100年をつくる会社」です。

主な施工実績としては東京駅の八重洲口再開発や秋葉原地区など。超高層ビルの施工が得意といった特徴もあります。大規模なプロジェクトはもちろん、海外の建設プロジェクトにも積極的に取り組んでいるのが鹿島建設。今後の更なる成長が見込める企業です。

大成建設

売上高:15,854億円

シェア:10.1%

大成建設もゼネコン大手5社の1つです。特徴的なのがスーパーゼネコンで唯一の非同族企業というところ。

市街地再開発が得意で、品川アクアスタジアムや横浜ランドマークタワー、新国立競技場などの施工実績があります。東南アジアや中東を中心に、海外にも積極展開中です。

社風はとてもチャレンジ志向。財閥解体時に社員が株主となって役員となった背景があり、現場の権限が比較的強い傾向にあります。

清水建設

売上高:15,194億円

シェア:9.7%

清水建設もゼネコン大手5社の1つ。東京大学安田講堂や警視庁本部長社、横浜スタジアムなどの施工実績があります。

清水建設の特徴は「社寺建築・伝統建築」が得意というところ。伝統建築に対応している建設会社は数少なく、社寺建築に携わりたい人におすすめの会社です。もちろん海外展開や海洋開発事業など、建設以外の事業にも積極的に投資中。建設業をコア事業としたさらなる発展が期待できます。

コーポレートメッセージは「こどもたちに誇れるしごとを」。

竹中工務店

売上高:12,959億円

シェア:88.2%

ゼネコン大手5社の1つでスーパーゼネコン唯一の非上場企業。1610年、織田信長の元家臣であった竹中藤兵衛正高が尾張(愛知県)にて創業したのが竹中工務店のはじまりです。

同社はとくに建築部門が強く、売上全体の9割を占めています。

「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」が企業理念で、自社施工した物件を「作品」と呼ぶなど、設計事務所という側面が強い会社です。

コーポレートメッセージは「想いをかたちに 未来へつなぐ」。

長谷工コーポレーション

売上高:8,132億円

シェア:5.2%

長谷工コーポレーションは分譲マンションを手掛ける建設会社で、マンション開発において業界No.1という実績があります。

自社で企画・提案・施工まで行うワンストップサービスが特徴的。上流から下流の工程まで経験したい人におすすめの会社です。

スローガンは「~いい暮らしを、創る。住まいのオンリーワングループ~」。

五洋建設

売上高:5,269億円

シェア:3.3%

1896年に広島県呉市で水野組として創業したのが五洋建設。スエズ運河拡幅増深工事を手掛けた実績があるなど、グローバルに活躍している企業です。

五洋建設は海外大型工事の先駆者的企業で、海洋土木事業では業界最大手として知られています。海外ではおもにエジプトやイラン、シンガポール、香港、韓国などで受注施工実績があります。

コーポレートメッセージは「その先の向こうへ」。

前田建設工業

売上高:4,677億円

シェア:3.0%

1919年に創業した前田建設工業。山岳土木からスタートし、高層マンション、ダム、海底トンネルの施工などを手掛けてきました。主な福岡ドームやシティタワー広島など。

近年は「脱請負」にもチャレンジし、仙台国際空港や愛知県有料道路、愛知県国際展示場の運営権を獲得するなどコンセッションビジネスに取り組んでいます。

コンセッションとは公共施設の所有権を公的機関に残したまま運営権を民間事業者に売却することです。公的機関は運営コストの削減、民間事業者は公共施設の運営方針を独自で判断し、収益拡大を狙えるなどのメリットがあります。

企業理念は「良い仕事をして 顧客の信頼を得る」

戸田建設

売上高:4,290億円

シェア:2.7%

戸田建設は三菱UFJ系の企業で、おもに官公庁や医療福祉施設を施工した実績が多い会社です。

自己資本比率が高く、業界トップレベルの盤石な財務体質を備えており、格付け会社の評価も大手ゼネコンなみに高いのが特徴的。バブル崩壊やリーマンショックでも安定した経営を行っていました。

グローバル・ビジョンは「”喜び”を実現する企業グループ」。

三井住友建設

売上高:4,173億円

シェア:2.7%

三井グループと住友グループに属するのが三井住友建設。レインボーブリッジや新名神高速道路の施工実績があり、橋梁や道路が得意です。

免震技術などの土木建築分野での技術力の高さは業界でも評判。耐免震リフォームやマンションの大規模修繕サービスなどから、今後も高い需要が見込める事業をもっているのがポイントです。

最近ではアジア進出にも積極的で、海外売上を伸ばしているため、高い成長力を感じます。

建設業界ランキングから考察する将来性

建設業界ランキングの売上高トップ10の会社を紹介しました。すべてご存知でしたか?聞き慣れない会社でも、調べてみると他社にはない特徴や強みがある会社ばかりでしたね。

建設業界はまさに変革の時期を迎えており、従来どおり案件を請け負ってただこなすだけの会社は、おそらく先行きが苦しくなるでしょう。ただし上記で紹介した会社のように、何かしらの実績や技術を持っている、新規事業を拡大しようと努力している会社は今後も生き残る可能性が高いと思われます。

就職・転職の際は応募先の企業に強みがあるか分析することをおすすめします。特色のない建設会社は儲からないため人材を獲得できず、社員も他社から引き抜かれるなど悪循環に陥ることが予想されます。

しかし業界全体を考察すると依然として建設需要は底堅く、今後はリフォームや既存インフラの改修工事などが発生するため今後も好況が続くと予想します。また海外展開している会社は国内の景気が悪くなっても外から仕事を獲得できるため、今後も安定した成長が期待できます。

建設業界への就職・転職はおすすめか?

全体としては今後も好況が予想される建築業界ですが、個人が就職するときに建設業界はおすすめなのでしょうか。ポイントは、建設業界に限らずですが、労働条件と会社の将来性です。

土木建築の現場では週休二日制を採用していない会社も多く、決して楽な労働環境ではありません。また日給月給を採用している企業の場合、休みが多い月は給料が下がり、欠勤があった日は賃金が支払われないこともあります。

また小さな建設会社の場合、社会保障を完備していない悪徳企業も存在します。建設会社へ就職・転職する際は労働条件を要チェックすることをおすすめします。

また会社の将来性を測るうえで大切なのが「チャレンジする姿勢」。建設事業以外にもチャレンジしている、海外展開にチャレンジしているなど、新しいことに積極的に取り組んでいる会社ほど将来性があるといえるでしょう。

まとめ

建設業界は大きな転換点を迎えています。国内の建設需要の増加のみならず、海外展開や新規ビジネス参入、外国人労働者の活用などを積極的に行える企業とそうでない企業の明暗が如実に現れるでしょう。

就職・転職先として建設業界を考えているのであれば、応募先企業について吟味する必要はありますが、業界構造の大きな移り変わりを体験できるため、非常におもしろい業界と言えます。

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