介護業界を目指す人必見:面接を通過するための3つのポイント

高齢化が進み、ますます需要が増えている介護業界、目指している人も多いですよね。とはいえ、介護業界の経験が無い人にとって、介護業界を受けるのはハードルが高く感じられるものです。また面接で何を聞かれるんだろう?と不安を感じることもあります。そんな皆様に向け、介護業界の面接を通過するためのポイントについてご紹介してゆきたいと思います。

さらに介護業界で求められる人物像や、良く聞かれがちな5つの質問とそれに対するおすすめの回答についてもご紹介します。それら情報も併せて参考にしてみてください。

介護業界の市場

近年、高齢化社会が進んでいるため介護業界の市場はますます大きくなっています。

しかし、高齢者が増えるとそれだけ介護サービスに関わる人手も多く必要になってきます。

人手不足が深刻になると、サービスの質が低下したり、利用者とのトラブルや事故が起きたりする要因にもなります。

これから介護業界で働きたいのであれば、現状をしっかりと認識したうえで、今後の自分のキャリアプランをよく考えてから臨みましょう。

介護業界の現状

介護を必要とする人が増えていることで、問題となっているのが介護職員の不足です。

介護職は「きつい・汚い・危険」を意味する3Kのイメージが強い仕事です。

そのうえ給料が安く、過酷な労働環境に見合っていません。

これが介護職が不人気の原因です。

また、近年では介護施設での事故や事件も取り上げられるようになりました。

施設利用者に対して暴力を働いたり、衛生管理が徹底されていなかったことによる食中毒が起きたりしています。

これは職員1人あたりの負荷が高くなり、精神的にも身体的にも追い込まれていることで起きたものと予想されます。

これだけの問題点を抱えながら、介護業界は2025年に約40万人近くの人材が足りなくなると予想されています。

介護業界の変化

介護業界における大きな変化は、2000年に「介護保険制度」ができたことです。

40歳以上の国民と国・自治体が資金を半分ずつ負担して、介護費用に充てる制度です。

サービス利用者の負担する金額は全体の10%ほどに抑えられます。

65歳以上であれば、第一号被保険者として介護認定を取得することで、介護給付を受けることもできます。

この制度ができたことで、それまで社会福祉法人や医療法人など特定の法人のみだったのが、民間企業のサービスも認められるようになりました。

その結果、介護サービスが多様化し、充実したサービスを受けられるようになっているのです。

介護業界の展望

介護業界の市場規模は今後も拡大する見込みです。

日本の総人口に占める高齢者の割合は、2000年の17%に対し、2025年には30%を超えると予想されています。

2050年には65歳以上の高齢者1人を、1.4人の生産者(15~64歳)が支えなければいけなくなる見通しです。(内閣府 令和元年版高齢社会白書(概要版)「第1節 高齢化の状況」)

そのため、保険会社や不動産会社などの異業種が続々と介護業界に参入しています。

競争は激化し、人手不足はますます深刻になるでしょう。

この問題を改善するために、AIやIoTを活用して介護や在宅ケアを行おうという動きがあります。

介護ロボットが開発されることで職員の負担も軽減できますし、気軽にコミュニケーションを取れる相手として利用者の良きパートナーにもなるでしょう。

また、介護保険制度は2~3年に1度の頻度で見直されています。

介護職員・利用者の双方にとって、よりよい環境になっていくことが期待できます。

介護業界ではどんな人物が求められる?

面接の話題に入る前に、介護業界で求められる人物像についてご紹介してゆきたいと思います。それを理解しておけば、それに近い自分が演出できますし、それによって内定を得られる確率がグッと高まるからです。

まず一つ目は「体力があること」です。介護ではお年寄りを支えたり、抱きかかえたりと体力勝負といった部分も多くあります。そのため、単純に体力はあればあるほど重宝されるものです。

明るい人というのも介護業界で求められる人材の一つです。何せ常に人と接する仕事です。コミュニケーションを取るからには、明るくハツラツとしている人の方が喜ばれるのは当然ですよね。

そして思いやりがある人というのも介護業界で強く求められます。高齢者に対する思いやりも当然なのですが、そのご家族に対する思いやりも需要な要素です。それができるからこそ、大切な家族を安心して預けられるというわけです。

介護業界で取っておくべき資格

介護業界に携わりたいなら資格は取っておくべきです。

採用時に有利になりますし、より専門的な仕事を任されるようになります。

キャリアパスの上位にある資格を取ることで収入も上がるでしょう。

介護未経験者がとりかかりやすい資格もあるので、ぜひ挑戦してみてください。

「介護職員初任者研修」

介護について基本的な知識や技術、考え方を身につけられる資格です。

介護未経験者が基礎から介護を学ぶのに最適です。

介護の基礎知識やスキルがあることを証明できるので、採用時に有利になります。

取得するにはスクールに通い、修了試験に合格する必要があります。

最短1か月で取得可能です。

研修の受講に必要な資格はなく、かかる費用の相場は50,000円~90,000円ほどです。

「介護職員実務者研修」

介護職員初任者研修の上位にあたる資格です。

介護の基本的な知識と技術を身につけたうえで、さらに実践的な内容を習得するためのものです。

取得すると、訪問介護事業所に欠かせない「サービス提供責任者」として働くことができます。

また、たん吸引や医療的なケアといった実践的なスキルが身につきます。

介護職員実務者研修を修了すると、国家資格である「介護福祉士」の受験もできます。

将来的に介護業界でステップアップを目指したいなら取得するのがオススメです。

研修の受講に必要な資格はありません。

費用の相場は20,000円~50,000円ほどです。

「ケアマネージャー」

ケアマネージャーになるには「介護支援専門員」の資格を取得する必要があります。

難関資格で、上位に「主任介護支援専門員」という資格もあります。

仕事内容は、介護保険制度に基づいてケアプランを作成することがメインです。

介護が必要な人に対して精神的・身体的な状況や周囲の環境を確認し、たくさんある介護サービスの中から最適なものを選び出します。

プランの作成後も、そのとおりに実施されているかどうかをチェックします。

サービス利用者が事業所に意見や要望を直接話し辛い場合は、ケアマネージャーが代弁して伝えることも重要です。

ほかにも利用者との面談や、連絡の調整をするなどデスクワークも仕事のうちです。

日中勤務のため勤務時間はある程度自由と言えるでしょう。

「介護事務」

介護事務の資格には複数の種類があります。

民間団体によって学べることは試験の内容が多少異なりますが、習得できる技能に大差はほぼありません。

自分で学んでみたい資格をチェックし、比較して決めるのが良いでしょう。

取得することで介護保険に関する深い知識や、事務で必要なスキルを持っている証明になります。

ワード・エクセルといったPCスキルも身につきます。

仕事内容は多岐にわたりますが、メインは介護報酬請求業務です。

介護報酬請求とは、介護事業者が利用者に介護サービスを提供する代わりに、国と利用者本人に料金を請求することです。

事業所の経営に関わる重要な仕事のため、責任感が求められます。

その他、電話対応や来客対応といった窓口の役割や、労務管理、備品購入などの管理業務に携わることもあります。

事業所内外あわせて多くの人と関わることになるので、コミュニケーション能力は必須です。

「介護福祉士」

介護職で唯一の国家資格です。

キャリアパスの最上位にあたる資格のため、難易度は高めです。

資格取得のルートは3つあります。

「介護福祉士実務経験ルート・福祉系高校ルート・養成施設ルート」です。

介護福祉士実務経験ルートは社会人が目指す場合です。

介護施設での実務経験を3年以上積むこと、介護職員実務者研修を修了すること、介護福祉士国家試験に合格することが必要です。

福祉系高校・養成施設ルートは学生が目指す場合です。

専門学校・短期大学・大学など、指定された学校または養成施設を卒業したうえで、介護福祉士資格を登録します。

登録は卒業後5年間以内にしなければなりません。

卒業後に5年間の実務経験を積むか、筆記試験に合格する必要があります。

介護業界の面接で見られている3つのポイント

介護業界の面接では3つのポイントがチェックされています。その3つとは「雰囲気」、「コミュニケーション能力」、そして「介護へのやる気」です。それぞれについて詳しく見てゆきたいと思います。

高齢者とそのご家族を安心させる「優しい雰囲気」

まず雰囲気ですが、これは高齢者のお世話をするという特殊な仕事ゆえにチェックされる部分です。高齢者の皆様に威圧感などを与えないように、優しい雰囲気であることが求められます。

また、高齢者が自身で施設を選ぶという事はまれです。一般的には高齢者の子供などが施設の雰囲気やプログラムの充実度などをチェックして選ぶ事になります。そのため、高齢者のご家族に対しても、「優しそう」であったり「安心して任せられそう」と思われる必要があるのです。そのため、その人の雰囲気は非常に重要になってきます。

ここで「雰囲気なんていじりようが無いし…」と考えた人もいるかもしれませんが、雰囲気は髪型などで大きく変わります。面接前には髪をそろえ、爽やかさを演出してみてください。

高齢者との会話をスムーズにする「コミュニケーション能力」

続いてのチェックポイントはコミュニケーション能力です。介護という仕事柄、高齢者と触れ合う時間が仕事のほとんどを締めます。その間には高齢者の皆様としっかりとコミュニケーションを取り、不安や不満を取り除くように努めなくてはなりません。そこでは高齢者とのコミュニケーション能力が問われます。

高齢者との会話をする際、ダラダラと話を続けてしまいますと、こちらの意図は伝わりません。必要な事だけを端的に話せるか、面接官はしっかりとチェックしています。

長く働き続けてくれそうな「やる気」が最も大切

やりがいの多い介護の仕事ですが、肉体的・精神的に大変な仕事でもあります。そのため安定した人材の確保というのが介護業界にとって最も重要なポイントです。面接時には様々な質問から皆様の「やる気」がチェックされています。それに対し、しっかりと答えることができれば、すぐにでも内定の連絡をもらえるはずです。

では面接で「やる気」を見せるにはどうすれば良いのでしょう?そのポイントについては次章で「良く聞かれる質問と模範解答」の中でご紹介しています。それらをぜひ参考にしてみてください。

介護業界の面接で聞かれがちな5つの質問と回答のポイント

続いては介護業界の面接で聞かれる事の多い5つの質問とそれぞれに関する回答のポイントについて見てゆきたいと思います。ポイントをしっかりと抑えて、しっかりと回答できる準備を整えておきましょう。

志望動機はなんですか?

どんな業界でも志望動機は必ず聞かれます。世の中には数多くの仕事がある中でなぜ介護の仕事に就きたいとおもったのでしょう?まずはそれを明確に伝えることが志望動機を伝える第一歩です。

「高齢者の方々と触れ合うのが好き」であったり、「高齢化が進むなかで大切な仕事だと感じたから」であったり、介護を選んだ理由が何かあるはずです。あるいは「祖母が施設の方に良くしてもらい、素敵な仕事だと感じた」なども良いでしょう(もちろんそういった経験があればの話です)。

それら介護業界を志望した理由と共に、その中でなぜその会社・施設を選んだのかも伝えておきましょう。それが無いと面接官は「別にウチじゃなくても良いのでは?」という疑問を抱いてしまいます。なぜその会社・施設を選んだかに関しては次節を参考にしてみてください。

どうして当社を希望しているのですか?

来るべき超高齢化社会に向け、介護施設の数は増え続けています。「数多ある施設の中でなぜウチへの就職を希望しているのか」というのは面接官としては当然ながら気になります。というのもこの理由が明確でない人は雇ったとしてもすぐに辞めてしまう可能性が高いからです。

この質問に対する模範的な回答はその会社・施設ならではの特徴を挙げることです。「豊富な研修プログラムに興味を持った」、「先進的な介護を取り入れている」、「スタッフの資格保有率が高い」など、自分が心惹かれたポイントを話すようにしてください。

このようにその会社・施設ならではの特徴を挙げるためには、しっかりとした企業研究が欠かせません。それなりに大変な作業ではありますが、働き先を見つけるのですから、生半可な覚悟では長続きしないものです。理想的な就職先を探すためにも企業研究はしっかりと行っておきましょう。

なお、この質問に対し「家が近いから」であったり「給与が良さそうだから」といった答えを返してはいけません。そんな理由で希望する人は、些細な理由で辞めてゆくと判断されるからです。これでは当然ながら内定には結び付きません。あくまでもその会社・施設ならではの特徴を捉え、だからこそ御社にというアピールを心がけましょう。

残業や夜勤は可能ですか?

介護の仕事は人の命に係わる仕事です。それゆえに施設であれば24時間稼働していますし、デイサービスでも突然の残業が発生する事もあるものです。必ずしも夜勤や残業に対応できる必要はありませんが、できる人は当然ながら重宝されます。

この質問に関する正しい答えは「できる範囲の事を正直に答える」です。夜勤ができないにも関わらず、夜勤可能ですといって入社されますと、シフトの予定が大きく崩れてしまい、かなりの迷惑がかかります。できることはできる。できないことはできないと毅然と答えましょう。

ただし「できない」とだけ言いますと角が立つので「小学生の息子の世話があるので夜勤は出来ません」など、理由を添えておくと伝わりやすくなります。

残業に関しては、多少はできた方がやはり受かりやすいものであったり「保育園の迎えがあるので、毎回残業となると無理なのですが、週1程度は可能です」など、自分ができる範囲の事を答えておきましょう。

高齢者とのかかわりはありますか?

やりがいも多い介護の仕事ですが、それに夢ばかり見ていると、現実とのギャップに悩まされる事になります。人によってはそのギャップに耐えられず、すぐに辞めてしまう事もあります。

この質問の裏を返せば「介護の仕事はキレイな事ばかりではありませが、現実を理解していますか?」という事です。もちろん祖父母の世話をした経験などがあればそれをそのまま伝えればよいですし、無い場合には「残念ながら現時点でかかわりはありませんが、〇〇などを読み仕事の大変さについても理解しているつもりです」と仕事に対する覚悟をしっかりと伝えておきましょう。

何か質問はありますか?

いわゆる逆質問も介護業界の面接で頻出します。逆質問に対しては「特にありません」では本気度が伝わりません。待遇や平均的な残業時間、研修の有無など、疑問に思う事は何でも確認しておきましょう。面接官は「この人は本気でウチを検討してくれている」と感じるものです。そしてそれは内定をグッと近づけてくれます。

介護業界の面接、服装は何が良い?

介護業界の面接は、服装が指定されていないこともあります。とはいえ、そこは面接ですから、スーツで行くのが妥当です。ジーンズにTシャツといったやたらとカジュアルな服は絶対に避けるようにしてください。繰り返しですが、スーツが無難です。

ポイントを抑えて介護業界の面接を突破しよう

介護業界の面接で見られるポイントや、良くある質問とそれに対するおすすめの回答をご紹介してきましたが、イメージはつきましたか?

介護は大変な仕事ではありますが、無くてはならない大切な仕事です。また将来的にその需要は高まってゆく安定した仕事でもあります。そして高齢者やそのご家族から直接感謝される事の多い、非常にやりがいを感じられ仕事です。

介護業界を目指すという皆様は、今回ご紹介したポイントをしっかりと抑えて、介護業界での内定をゲットしてください。そこにはきっと素敵な未来が待っているはずです。

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