メーカー業界とは。就職・転職時に気をつけておきたい事まとめ

「日本といえばモノづくり大国。就職・転職するなら基幹産業であるメーカーで働きたい。」

 

上記のような希望をもっている求職者へ向けて、本記事ではメーカー就職・転職時にチェックしておくべき情報を紹介しております。

 

モノづくりの時代は終わったという言説が巷では流れていますが、トヨタ自動車はいまだ日本の産業界で中核的な役割を担っていますし、SONYは根強いファンを世界中に抱えています。知名度の低い中小メーカーでも特定分野で世界シェアを獲得している企業も多くあります。

 

まだまだ元気な日本のメーカーについて、まずは詳しく業界研究しましょう。

 

【メーカーの業界研究】メーカーとは。どんな業界か解説

メーカーとはその名の通り「モノを作って売る企業」のことを指します。

 

日本の代表的なメーカーといえばトヨタ自動車。自動車部品を組み立てて商品用に仕上げ、グループの販売会社を通じて一般消費者に自動車を提供し続けています。

 

この場合だと下請け先も「自動車部品を作るメーカー」です。一方でトヨタグループの販売会社(ディーラー)はメーカーといわず、サービス業に分類されます。

 

自社で商品を製造しているかがメーカー企業かどうかの判断基準となります。

 

文系からメーカーへ就職・転職できるか

メーカーと聞くと理工系大学生や工業系高校出身者が就職するところと思われがちですが、実は文系でもメーカーへ就職・転職することは可能です。

 

もちろん技術的なことを専門に取り扱う部門への就業は困難です。しかし営業や調達、広報、経理といった部門では文系・理系問わず活躍できます。

 

メーカーと商社の違いとは

メーカーは「自社で製品を作っている」、商社は「他社から製品を仕入れて販売している」ところが大きな違いです。

 

メーカーは自社製品をクライアントに売り込むビジネスモデルに対し、商社はクライアントからの要望を聞き出して製品調達や商品の販売サポートなどを行います。

 

メーカーは自社製品の開発・営業に専念できるというメリットがありますし、商社では幅広い取り扱い商品の中からクライアントに最適なモノを幅広く提案できる点がメリットです。

 

【メーカーの業界研究】メーカーの種類を解説

メーカーは「素材メーカー」「部品メーカー」「加工メーカー」の3種類に分類されます。モノを作るという点では同じですが、業界内での立ち位置が異なります。具体的な違いについては下記で紹介します。

 

素材メーカー

鉄や金属、繊維、ガラスやセメントといった「モノづくりに欠かせない素材」を扱うメーカーのことを指します。モノを作るのに素材は欠かせないため、メーカー内の交渉力では比較的優位な会社が多いです。

 

鉄鋼メーカーでは新日鉄、繊維メーカーでは東レ、製紙メーカーでは大王製紙などが挙げられる。

 

部品メーカー

自動車や家電など、完成品を構成する部品(パーツ)を作っているメーカーのことを指します。有名な企業ではエンジンブレーキを作っているデンソー、トランスミッションを作っているアイシン精機などが挙げられます。

 

下請けというイメージが強いですが、世界的にトップシェアを誇る部品メーカーも多いです。よって会社によってはクライアントである加工メーカーより交渉力のある「下請け企業」も多くあります。

 

加工メーカー

素材メーカーや部品メーカーが作った製品を加工・組み立てして最終製品に仕上げるメーカーを加工メーカーと呼びます。有名な加工メーカーとしてはトヨタ自動車が挙げられます。

 

もっとも消費者に近いのが加工メーカーです。自社で商品企画やマーケティング、取引先の選定など自由度が高いのがメリットですが、ユーザーに受けない商品を出すと業績に響きやすいという不安定さもあります。

 

【メーカーの業界研究】メーカーで募集される主な職種

メーカーで募集される主な職種は下記の7種類です。

 

営業

自社製品をクライアントに売り込むセールスマンです。自社製品に対する専門知識が必要なのはもちろん、顧客からの要望や問い合わせに対応するのも営業の仕事になります。

 

メーカーの営業は既存顧客に対してセールスする「ルート営業」が主ですが、会社によっては新規顧客獲得のため「新規営業」に力を入れている会社もあります。

 

商品企画

自社商品の売れ筋などを分析して新商品の企画を寝るのが商品企画(マーケティング)部の役割です。商品企画に入社時から配属されることは少なく、各部門で一定のキャリアを積んだのちに配属されまる部門です。

 

イチから商品を作っていく楽しさがある一方で、企画した商品やプロモーションの結果が数字で反映されるシビアな側面もあります。

 

研究開発

主に理系人材が配属される部署で、技術的な研究や商品開発をする部門です。製品や素材に対する知識はもちろん必須で、場合によっては営業と同行してクライアントと技術的な打ち合わせが発生することもあります。

 

専門知識が豊富なのはもちろん、最低限のマナーやコミュニケーション能力が求められる部署です。

 

生産管理

クライアントの需要予測や製品・原材料の在庫管理をもとに、工場の稼働計画を策定する部門です。在庫切れがアウトなのはもちろん、在庫過多も保管スペースが確保できなくなるため、多すぎず少なすぎない管理が求められます。

 

各部署との調整や細かい管理業務が発生するため、コミュニケーション能力と正確な作業が求められます。

 

製造

新入社員の場合はまず工場での製造研修からはじまり、製品に対する理解を深めていきます。製造部門への就職はおもに高卒人材が多いですが、管理職や技術職を求める場合は大卒人材を抜擢するケースもあります。

 

製品の製造はもちろん、出荷作業も製造部が対応する会社が多いです。

 

宣伝・広報

会社宣伝用のポスターやテレビコマーシャルなど、各種広告活動を行う部署です。企業への問い合わせ窓口なども広報課が担当するケースが多いです。

 

新卒採用や転職求人の出稿なども広報課が人事部と協力して行うことも多く、対外的な活動に幅広く関われるチャンスがあります。

 

資材調達

資材や部品の調達を担当する部署です。取引先メーカーへの発注や生産計画に基づいたプロジェクト管理、仕入れ単価の交渉などコミュニケーション能力が求められる部署です。

 

社内で仕事をすることが多いですが、仕入先メーカーへの視察など社外へ外出する機会も多い仕事です。

 

【メーカーの業界研究】メーカーへ就職・転職したいときに気をつけること

メーカーへの就職・転職を考えているのであれば「志望企業の商品と特徴は何か、取引先はどこか」に着目して企業研究することをおすすめします。

 

志望メーカーの製品を念入りにリサーチしよう

メーカーへの就職を考えたのであれば、まずは志望企業の主力製品について時間をかけてリサーチする必要があります。

 

リサーチするときは「製品に興味をもったポイント」と「なぜ興味を持ったのか」について掘り下げて考えるのがポイント。特に興味をもった理由はできるだけ個人的なことを挙げることが大切です。

 

よくある興味を持った理由として「業界シェアNo.1だから」「知名度が高いから」等が挙げられます。多くの応募者はこのような当たり障りのないアピールをするのですが、これでは内定獲得は厳しいです。なぜなら当たり障りがなさすぎて、誰でも同じことが言えるから。

 

では個人的な興味を持った理由とはどんなことなのかというと、自分が体験したエピソードの中に志望企業の製品を登場させることです。

 

たとえば自動車メーカーの場合「父親が車好きで、御社の自動車を長年愛用して乗り続けていた。自分も父から魅力を聞かされるうちに御社の自動車が好きになり、御社の魅力をより世間に広めたいと思い御社を志望した」といった具合です。

 

個人的なエピソードかつ話の中に志望企業の製品を登場させ、会社と自分の接点が強いことをアピールすれば、他の応募者と差別化できるでしょう。

 

志望メーカーのクライアントは誰か明確にしよう

応募するメーカーはどこに対してモノを納めているのか、販売ルートを正確に把握しておきましょう。直接消費者へ販売しているメーカーもあれば商社や販売代理店を通してモノを売るメーカーもあります。

 

たとえば自動車メーカーはディーラーを通してクルマを販売していますし、素材メーカーは商社経由でモノを売るケースが多いです。身近な例を挙げれば、スマートフォンはメーカーから直接購入するより携帯キャリアのショップという代理店から購入することが一般的ですし、テレビやパソコンも家電量販店(販売代理店)から購入することが一般的です。

 

このようにメーカーへ就職すると、販売代理店向けに営業活動するケースが多いです。よって「お客様の笑顔を見たい」といった理由をメーカーの志望動機とするのはあまり適切ではないです。

 

志望メーカーの持つ技術を知っておこう

モノづくりを生業とするメーカーは何かしら売りとなる技術を保有しているもの。応募先の企業は何が得意なのか、どんな技術が取引先から評価されているのかリサーチすることが大切です。

 

ここで手を抜いてしまうと企業研究が浅いものとなってしまい、内定獲得が難しくなります。特徴となる強みは会社説明会や募集パンフレットなどで積極的にアピールしているため、リサーチはそれほど難しくありません。

 

しかし同業他社と比較して分析できる応募者は多くないので、もし余裕があれば競合企業も分析し、比較してみることをおすすめします。

 

【メーカーの業界研究】メーカーへの就職・転職はおすすめなのか

「モノを作って売る」という行為は商売の王道であり、手堅いビジネスといえます。日本の製造業は元気がなくなったという声もありますが、まだまだ日本経済の中核産業であることに変わりません。

 

今後は東南アジアなど、安い労働力を確保できる国が有利といわれていますが、それは単純労働に限った話です。日本メーカーには途上国では真似できない技術やノウハウの蓄積があります。

 

今後は技術的な強みや市場シェアなどの特徴あるメーカーは成長が期待できます。一方で単純なモノを作って納めるだけの「安いことが特徴」のメーカーは、安い海外製品の登場により苦しい経営環境となるでしょう。

 

以上の理由から、メーカーへの就職・転職はおすすめできます。ただし応募先の企業に何かしらの特徴や強みが見当たらない場合は応募を考え直したほうが良いと思われます。

 

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