【7大商社の基礎知識】7大商社はなぜ人気?それぞれの特徴は?

多くの就活学生に人気が高い7大商社。ひとくちに7大商社といっても、7社それぞれに特徴があります。日本経済を支えているといっても過言ではないこの7社は、なぜそれほどまでに人気が高いのでしょうか。7大商社の特徴や売上・収入ランキング、就職に有利になる資格など7大商社の基礎知識を紹介します。

7大商社の基礎知識

就活を進めていると、「7大商社」というワードを耳にする機会も多くあります。誰もが憧れる会社のような扱いを受ける7大商社とはどのようなものなのでしょうか。

7大商社とは

7大商社とは、伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅、豊田通商、双日の7社をまとめた呼び名です。長い歴史のある総合商社のなかでも最大手の7社で、日本経済全体を支えている会社といっても過言ではありません。

それぞれの商社で得意分野はあるものの、いずれも幅広い商材を扱い世界各地で取り引きしています。物やサービスを売買するだけでなく、大規模な事業投資や開発を行なうことで大きな収益を上げているのも、総合商社の特徴です。

5大商社がピックアップされることも

7大商社のうち、伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅をピックアップして5大商社とすることもあります。7大商社と5大商社の違いは、事業規模の違いです。7大商社のなかでも、さらにビジネスの規模が大きいのが5大商社です。

7大商社それぞれの特徴は?

7大商社とひとくくりに言っても、それぞれの商社で特徴や扱う商材の得意分野などが異なります。一つひとつ詳しく見ていきましょう。

伊藤忠商事

近江商人の「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)という経営哲学を基に、自社と取引先だけでなく、日本社会に貢献することを大切にしています。事業の興りが麻布の販売であったこともあり、繊維関係や食料品分野に強みがあります。

繊維・食料品・機械・金属・情報金融・エネルギー化学品・住生活を事業展開しており、なかには、Doleやプリマハム、不二製油、ファミリーマートの運営など、私たちの暮らしに馴染みのある企業やビジネスも保有しています。

三菱商事

財閥系三菱グループの1つが三菱商事です。石炭やLNGなどのエネルギー分野を得意としていますが、資源分野・非資源分野に関係なく基盤のバランスが良く、7大商社のトップを走り続けている実績があります。

手掛ける分野は、エネルギー以外に生活産業や機械、化学品、地球環境及びインフラ事業、新産業金融事業、金属があります。子会社には、三菱食品やローソンなどが含まれています。

三井物産

三井財閥の流れを汲んでおり、日本で初めての商社として長い歴史があるのが三井物産です。「人の三井」と言われることがあるほど、ヒューマンスキルの高い会社です。

鉄鉱石、原油やガス、LNGなど資源分野に圧倒的に強い面がありますが、それゆえ資源価格が業績に大きく影響することは否めません。同時に、資源価格の影響を最小限に抑えるためにも、機械インフラ事業や生活産業などにも力を入れています。エネルギー、機械インフラ、生活産業のほかに、金属、化学品、ICTなどの次世代・機能推進などの事業展開を行なっています。

住友商事

財閥グループの住友に源流をおく住友商事ですが、商社として事業をスタートさせたのは

戦後で、7大商社の中でも若い会社だと言えます。関西圏で地盤が強いのも特徴のひとつです。

住友グループとして事業展開している金属事業や輸送機・建機のリース事業、インフラ、生活不動産、資源化学品などを強みとしています。7大商社のなかでメディア・デジタル事業を展開している唯一の商社です。

丸紅

伊藤忠商事と同じ会社でしたが、戦後の財閥解体の際に別会社としてスタートしたのが丸紅です。伊藤忠同様に食料品事業に強みがあるほか、穀物の取り扱い料№1、Independent Power Producer(独立系発電事業)分野でも高い実績を誇ります。

事業展開では、食料品、エネルギー・金属、紙・パルプに強いほか、生活産業や輸送機分野も手掛けています。

豊田通商

名前からも分かるように、トヨタグループの商社である豊田商事は、自動車産業に関連する分野で特に強い力を発揮しています。海外での事業展開としては、アフリカの経済発展や医療分野に注力していることが特徴です。

自動車、金属、グローバル部品やそのロジスティック、機械・エネルギープラントプロジェクト、化学品・エレクトロニクス、食料・生活産業などを事業展開していますが、そのほとんどがトヨタグループに関連しています。

双日

かつての10大商社時代に活躍してたニチメンと日商岩井が合併してできたのが双日です。自動車産業に力を入れており、国内外で事業展開しています。最近で目立つのは宇宙関連事業で、その実績は国内トップを誇り、今後の事業展開が注目されるところです。

エネルギーや社会、医療、機械などのインフラ事業を幅広く展開している点も特徴的で、ほかにも、国内外で土地開発分野で力を発揮しています。

7大商社が人気の理由はこの3つ!

就活生に人気が高い7大商社。周りの学生が7大商社を志望するので、何となく自分も、と思っていませんか?7大商社の人気が高いのには、理由があります。人気の理由をチェックしてみましょう。

抜群の安定性

7大商社をまとめた市場規模だけで40億円を超えるとされており、まさに日本経済を動かしている7社だと言えます。関連企業は5000社以上、抜群の安定性はほかの企業とは比べものになりません。

高給

学生が7大商社に憧れたり、周りの大人が7大商社をすすめるのには、その圧倒的な高給待遇が大きな理由です。一般的な日本の企業で働く40代サラリーマンの平均年収が400万円程度とされるなか、7大商社の平均年収はいずれの会社も1,000万円を超えており、最高額は1,500万円超えと、一般的なサラリーマンの3倍にもなります。

能力の高さの証明

7大商社に憧れる学生は非常に多く、7大商社はどの会社も優秀な学生を集めることができます。その狭き門をくぐり抜けられた人は、「7大商社に勤めている」というだけで、その人の能力の高さを証明しているかのような印象を与えます。社会的な信用も高く、自身の能

力の証明として、7大商社を志望する人もいます。

7大商社の売上高&平均年収ランキング

7大商社はいずれも売上高、平均年収ともに日本のトップクラスを走り続けていますが、それぞれの会社によって、少しずつ数値は異なります。7社それぞれに事業の特徴や社員の個性などが異なり魅力がありますが、就職するとなると売上高や年収も気になるところです。7大商社の売上高と平均年収をランキング形式で紹介します。

売上高ランキング

1位 三菱商事  約16兆1000億円 

2位 伊藤忠商事 約11兆6000億円 

3位 丸紅    約7兆4000億円 

4位 三井物産  約6兆9500億円

5位 豊田通商  約6兆7600億円

6位 住友商事  約5兆3400億円

7位 双日    約1兆8500億円

(参照 Suik 総合商社業界のランキングと概況

平均年収ランキング

1位 三菱商事  1540.9万円

2位 伊藤忠商事 1460.9万円

3位 三井物産  1419.1万円

4位 丸紅    1322.0万円

5位 住友商事  1304.1万円

6位 双日    1103.0万円

7位 豊田通商  1051.7万円

(参照:ダイアモンド社売上高上位120社の従業員平均年収ランキングベスト100

7大商社への就職を有利にする資格は?

学生人気が抜群に高い7大商社ですが、学生のうちに取っておきたい資格は次の2つです。就活を有利にするためにも、資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

簿記検定2級

商社の事業を支える仕事の1つに「投資」があります。投資先の決算内容の評価をしっかりと理解するためには、簿記や会計の知識は必要不可欠です。選考を通過した入社後に資格を取得してもOKですが、時間にゆとりのある学生のうちに資格取得を目指しておきたいところです。

簿記検定はいくつかの級に分かれていますが、3級は個人商店を想定した内容となり、2級以上が株式会社を想定しているため、取得は最低でも2級を目指しましょう。簿記検定2級の合格率は20~25%程度です。

TOEIC 750~900点

取引先が海外企業というケースが少なくないため、商社マンを目指す場合は、語学力を身に付ける必要があります。ビジネスレベルの英語が使いこなせるとされるのはTOEIC800点前後です。点数が高いほどアピール材料になります。

英語圏以外で事業展開している商社も多く、英語だけにこだわらず多言語習得を目指すのもおすすめです。中国語やスペイン語など、受ける商社の海外展開動向に合わせて語学習得を目指しましょう。

7大商社のインターンシップに参加しよう

7大商社では、毎年就職を希望する学生へ向けたインターンシップが開催されています。実際に商社で働く社員の様子が確認できるだけでなく、商社のビジネスモデルについて詳しい説明を受けることができるほか、グループワークを行なうことが多いでしょう。実際の様子を肌で体感できるインターンシップは、7大商社への就職を希望している場合は、できるだけ参加しておくことをおすすめします。

インターンシップで評価される人とは?

インターンシップは、ただの体験会ではありません。各社の人事・採用担当者は、履歴書や自己PR用紙だけでは判断できない学生それぞれの個性をチェックし、1人1人を評価しています。

7大商社とひとまとめに表現されることは多くありますが、社風や社員の雰囲気などもそれぞれに異なるため、どのような性格・人柄の人が評価されやすいかというのを一概にまとめるのは難しいものです。

しかし、共通して言えることは、コミュニケーション能力が圧倒的に高い人や、カリスマ性があり、グループワークで上手に周囲を巻きこめる人、抜群に知能が高い学業が優秀な人、熱意のある人や、ムードメーカーで悪ノリではなく楽しく盛り上げるのが上手な人などは、高く評価される傾向があります。

評価されると選考で優遇処置が受けられることも

インターンシップに参加して高く評価されると、インターンシップ終了後に会社のほうから声がかかり、座談会や食事会に誘われることがあります。これらの誘いがあるのは、企業がより個人的に接点を持ちたいと感じるためです。通常の選考ルートとは別で面接が行われたり、本選考の際に1次や2次の面接がスキップできるなど、優遇処置が取られるケースが少なくありません。

7大商社のインターンシップは、単日で参加するものと何日間か連続で参加するものの2パターンがあります。長期間のインターンシップに参加する場合のほうが、優遇が受けられやすい傾向にあり、どちらに参加するか迷っている場合は、長期間のほうを選ぶことをおすすめします。7大商社のインターンシップに参加するときは、はただの体験会ではなく、選考を兼ねていることを忘れずに。

魅力たっぷりの7大商社への就職に挑戦してみよう

抜群の安定性と高給、やりがいのある規模の大きな仕事など、7大商社にはたくさんの魅力があります。多くの学生が7大商社への就職を希望しており、毎年激戦となります。7社それぞれの特徴を見極め、求められるスキルを身に付けておきましょう。しっかりとした下準備ができたら、7大商社への就職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

その業界のこと、ちゃんと知ってますか?
1人でわからない事はプロと2人で​。​

就活市場エージェント限定!
特別選考ルート、選考パス多数​

60秒かんたん登録でライバルに差をつけよう!

今すぐ登録!

就活市場アカウントをお持ちの方はこちら »

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

広告掲載をご検討の企業さまへ