在学中と卒業見込みの違いは何?就活の履歴書に記載するのはどちらが正しい?

履歴書の学歴欄は志望動機欄や自己PR欄と比べると書きやすいと安易に考えている学生も多いかもしれません。

しかし、実際に学歴を記入してみる段になると記入するべき内容やちょっとした表記の違いなどについて悩むことも多くあります。

ここでは「卒業見込み」と「在学中」という言葉の意味の違いを中心に履歴書の学歴欄の正しい書き方を紹介します。

【履歴書に記載する在学中とは】履歴書に記載する「在学中」と「卒業見込み」の違いとは

学生が学歴欄を記入する際に悩むポイントの一つが「卒業見込み」と「在学中」との言葉の使い分けです。

細かい問題ではありますが、両者の使い方を間違えてしまうと採用担当者に対してマイナスの印象を与えかねませんので、意味をしっかりと理解して正しい使い方を覚えるようにしましょう。

まず「卒業見込み」についてですが、学歴欄に「2021年 3月 〇〇大学 △△学部 □□学科 卒業見込み」と記入することで、採用担当者に対して2021年3月に確実に大学を卒業できるということを伝えることができます。

つまり、「卒業見込み」という言葉は、卒業することが確定しており、留年などの心配がない場合にのみ使うことができるということになります。

では具体的にどのような学生が「卒業見込み」という言葉を使えるのかということですが、一つの条件としては卒業に必要な単位数をすでに取得していること、もう一つの条件は卒業見込み証明書の発行を受けることができることです。

卒業見込み証明書の発行条件は大学によって違いがありますが、基本的には4年時に取得することのできる単位をすべて取得すれば卒業に必要な単位要件を満たすことができる場合に発行されます。

このような条件から、「卒業見込み」という言葉を履歴書で使えるのは早くても大学3年時であり、それ以前であれば使うのは避けるべきでしょう。

一方、「在学中」という言葉ですが、これは文字通り現在大学に通っているということを意味します。

逆に取れば、卒業に関しては何も触れていないということです。

新卒の場合、就職活動は学生のうちに行うので「在学中」と書くのは一見すると当然のように思われます。

しかし、実際には就職活動で「在学中」という言葉を使うことはありません。

企業は大学卒業を条件に学生を採用するのであって、「在学中」では卒業できるかどうか判断することができないからです。

なお、「卒業見込み」と似た表現に「卒業予定」というものがありますが、両者の使い分けにも注意が必要です。

卒業が確実な「卒業見込み」と違い、「卒業予定」はその中に「卒業がまだ確実ではない」という意味を含んでいます。

新卒の就活においては卒業が前提で内定を出しますので、「卒業予定」と書くよりも「卒業見込み」と書いたほうが無難です。

【履歴書に記載する在学中とは】就活で履歴書には在学中ではなく、卒業見込みと書く

新卒の就職活動においては「卒業見込み」と書くのが正しい表記となります。

すでに説明したように、「卒業見込み」という表記には卒業の目処が立っているという意味が含まれているので、新卒求人の条件を満たしていることを伝えることができます。

では「在学中」はどんな時に使うのかというと、主にアルバイト先に提出する履歴書に用います。

アルバイトの場合は学生として働くので、卒業できるかどうかは採用条件には関係ないからです。

この際、学歴欄には「現在、〇〇大学 △△学部 □□学科 在学中」のように記入し、年月は空欄とするのがルールです。

くれぐれも新卒採用の履歴書に「在学中」と記入することがないように注意しましょう。

【履歴書に記載する在学中とは】履歴書の正しい学歴欄の書き方

アルバイトへの応募で履歴書を書いた経験がある学生も多いでしょうが、新卒採用とアルバイト採用では学歴欄の書き方にも違いがあります。

新卒採用での学歴欄の書き方には守るべき基本的なルールがあるので、しっかりと確認しておきましょう。

間違った書き方をしてしまうと採用担当者の心象を悪くしてしまうことがあります。

まず第一に、学歴欄には義務教育が終了する中学卒業から古い順に書いていくのがルールです。

小学校について書いていけないわけではありませんが、中学校を卒業していれば当然ながら小学校を卒業していると考えられますし、行が増えれば読みにくくなってしまいます。

基本的には「平成○○年 3月 △△市立□□中学校 卒業」からはじめます。

それ以降は入学と卒業の両方について記入していきます。

この時、入学年や卒業年を間違わないように注意しましょう。

就職情報サイトなどには学歴早見表が用意されているところも多いので、早見表で確認しながら記入すると間違いをなくすことができるでしょう。

新卒者の場合、学歴の最後は「平成○○年 3月 ○○大学 △△学部 □□学科 卒業見込み」となります。

「卒業見込み」は「卒業見込」とならないように送り仮名にも注意が必要です。

また、先程も触れましたが、意味が似ているからといって「卒業予定」や「在学中」という表現は使わないようにします。

大学を卒業することが新卒者の採用条件となっているので、「卒業予定」や「在学中」と書いてしまうと条件を満たしていないと取られてしまうこともあります。

二番目のルールとして、学校名は省略することなく、すべて記載しなければなりません。

「平成〇〇年 3月 東京都立 △△高等学校 普通科 卒業」

「平成○○年 4月 ○○大学 △△学部 □□学科 入学」

のように設置者や学部・学科・コース名なども漏らすことなく記入していきます。

また、「中学」や「高校」という表記もNGであり、上の例のように「中学校」「高等学校」と表記するようにします。

なお、私立に関しては注意が必要です。

中学や高校が私立だった場合は校名が似ている公立学校などとの混同を避けるために「私立 〇〇高等学校 入学」のように私立と記入する必要がありますが、大学の場合は私立であっても記入の必要はありません。

学校を入学した年や卒業した年を記入する場合、西暦か元号かどちらか一方に表記を統一することも大切なルールです。

これは学歴欄に限ったことではなく、職歴欄や資格欄など履歴書全体にいえることです。

履歴書においては西暦と元号のどちらを用いても問題はありませんが、一枚の履歴書の中で両方が使われていると時系列がつながりにくくなり、採用担当者にとって見づらい履歴書になってしまいます。

履歴書は相手に見やすいように書くのが根本的なマナーですから、西暦なら西暦で、元号なら元号で必ず統一するようにしましょう。

もう一つ注意しなければならない点は、学校名と同様に略称を用いないということです。

履歴書といっても正式なビジネス書類ですから、昭和を「S」、平成を「H」、令和を「R」のように略称で記入するのは好ましくありません。

また、元号を省略して「平成○○年」を単に「〇〇年」と書くことも絶対にNGです。

略称を用いる学生は採用担当者から見ると「仕事でも手を抜きたがるのではないか」と思われてしまうことがあります。

マイナスの評価を少しでも避けるためにも略称を用いずにすべて正式な表記で記入するように心掛けましょう。

学生の中には大学に入学するために浪人している場合や中退や転校・編入などを経験している場合もあるでしょう。

そのような場合に履歴書にはどのように書いたら良いのでしょうか。

まず、大学受験に失敗して予備校に通っていた場合ですが、予備校は学歴にはカウントされないため、その旨を履歴書に記入する必要はありません。

次に転校についてですが、高校で転向した場合は学歴欄に

「平成○○年 4月 東京都立 ○○高等学校 普通科 入学」

「平成○✕年 9月 私立 △△高等学校 普通科 転入学」

「平成✕✕年 3月 私立 △△高等学校 普通科 卒業」

のように記入します。

転入学という表記を使うのがポイントです。

履歴書の学歴欄は中学卒業から書き始めるので小学校・中学校時代の転校については記載する必要はありません。

海外の学校に留学経験のある学生もいるでしょう。

留学の場合は長期留学の場合は学歴としてカウントし、短期留学の場合はカウントされないのが一般的です。

長期留学の目安は一年以上ですので、一年以上の長期留学を経験した場合には

「平成〇〇年 4月 平成〇✕年3月までアメリカ△△州立大学へ留学」のように留学期間と国名、留学先の学校名を書きます。

一年未満の留学については学歴欄には記載できませんが、貴重な経験や語学力をアピールしたい場合もあるでしょう。

そのような時は特技の欄や備考欄に記載して自己PRとしてしっかりとアピールしましょう。

短大を卒業後に四年制大学へ編入した場合や同じ大学の別の学部に移った場合には、その旨を学歴欄に記載しなければなりません。

この場合は「編入学」という表記を用いて

「平成〇〇年 4月 A短期大学 □□学部 入学」

「平成○✕年 4月 B大学 △△学部 ✕✕学科 編入学」

「平成✕✕年 3月 B大学 △△学部 ✕✕学科 卒業見込み」

となります。

大学入学後に留年や休学した場合はどうでしょうか。

まず留年についてですが、大学入学年と卒業見込み年さえしっかりと記載してあれば、そこから留年期間の察しがつくのでわざわざ記載する必要はありません。

一方、休学については履歴書に明記する必要があります。

その際には休学の理由もしっかりと書き添えるのがマナーです。

具体的には

「平成○○年4月 ○○大学 △△学部 □□学科 入学」

「2年次に体調不良のため1年間休学(現在は完治しています)」

「平成○✕年3月 ○○大学 △△学部 □□学科 卒業見込み」

のように記入します。

病気が理由の休学の場合、業務に支障がないことを伝えるためにも、上記のように完治している旨を付記するのも重要です。

最後に大学を中退した場合です。

大学を中退した場合の最終学歴は高卒となるので記載の必要がないと思われるかもしれませんが、履歴書の学歴欄には中退を記載しなければなりません。

この場合、学歴欄には

「平成○○年4月 ○○大学 △△学部 □□学科 入学」

「平成○✕年8月 ○○大学 △△学部 □□学科 経済的な事情により中途退学」

といったように、中退した簡潔な理由も添えて書くと丁寧です。

理由については上記のようにやむを得ない場合や前向きの理由の場合にのみ記載するようにし、マイナスイメージにつながることは書かないほうが無難です。

一般的な履歴書には学歴欄に職歴も合わせて書くようになっていますが、新卒の場合は職歴を記入する必要はありません。

学歴の最後の行の後から一行空けて、中央に「学歴」と書き、次の行に「なし」、そしてその次の行に右詰めで「以上」と書きます。

なお、アルバイトは職歴とはみなされません。

まとめ

ここまで履歴書の学歴欄の記入方法について詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

新卒者の就活では自分が確実に大学を卒業できることをアピールするために「卒業見込み」と書くのがルールです。

「在学中」という表記はアルバイト先に提出する履歴書には使えますが、新卒採用の場合には使いません。

また、履歴書の学歴欄は中学卒業から書き始めるのがルールで、学校名は省略せずにすべて書かなければなりません。

その際、年号は西暦か元号かどちらか一方に統一しましょう。

留学や中退をした場合の履歴書への書き方についてもまとめてあるので、ぜひ参考にしてください。

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