現代、インターンシップが注目されており多くの企業が導入をはじめています。
インターンシップについてよく話を聞く、興味を持ったという方も多いでしょう。
今後もさまざまな分野の企業がインターンシップを開催する傾向があります。
自分が参加すべきかどうか判断し、またどの企業のインターンシップを利用するのかよく見極め決めましょう。
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【インターンシップとは】そもそもインターンシップと何か?
では、そもそもインターンシップとはなんでしょうか。
インターンシップとは、学生のうちに企業で就業体験をすることです。
社会人になる前に就業体験ができるので、社会人気分になれる、マナーを学ぶことができると人気を集めています。
またインターンシップに参加する学生が増えてきており、7割や8割とほとんどの学生が参加しています。
1社だけではなく、複数社のインターンシップに参加している学生も多いです。
周りの友人が参加しているからと、自分もインターンシップへの参加を検討されるケースもあるでしょう。
インターンシップには、短期と長期があります。
1日から1週間程度のインターンシップが短期、1ヶ月から3ヶ月から1年ほどのインターンシップが長期です。
短期ではあまり時間がないため、簡単に各企業の雰囲気がわかる内容が組まれています。
会社説明会をより詳しく受けたり、社内を見て回ったり、時間があれば簡単な業務を任されたり、グループワークをしたりといったことがほとんどです。
そして長期に関しては平均して半年ほどで、長い期間企業にてインターンシップが可能です。
短期のインターンシップで体験できる内容と加えて、実際正社員と一緒に業務に携わることができます。
正社員と同じように働くことで、その企業がどんな仕事に取り組んでいるのかわかります。
アルバイトとの違いとは
短期インターンシップだと、会社説明会やホームページで知った内容よりも少しその企業について知識が養えるという程度でしょう。
しかし長期インターンシップになると、その企業に勤めている正社員と同じように働くことができます。
長期インターンシップでは、アルバイトと同様に時給計算されお給料が出ることがほとんどです。
1000円~1200円などと、都内など街中でアルバイトをするのと同じぐらいのお給料がもらえます。
そのため、アルバイト感覚でインターンシップに申し込む方がいます。
しかし、あくまでインターンシップであることを忘れてはいけません。
アルバイトとの違いは、正社員と同じように見られるということです。
通常のアルバイトであれば、なにかトラブルがあると正社員に対応を任せることやアルバイトだからと責任に問われないことがあります。
アルバイトは気が楽、責任がなく自由に仕事ができると感じるかもしれません。
その点インターンシップは、正社員と同じように仕事をしまた責任をおうことになります。
たとえば営業職であれば、営業担当の正社員と一緒にお客様の元に訪問し営業補佐をすることがあります。
お客様からすると、学生ですであくまで補佐ですが正社員の一人として見られます。
事務職であっても、電話応対をするときは会社の顔となることを忘れてはいけませんし、事務作業に手を抜いてはいけません。
アルバイト感覚でインターンシップに参加すると、学生気分が抜けていないと指摘されるでしょう。
長期でも短期でも、正社員として参加するぐらいの意気込みがなければ充実した時間を過ごせません。
【インターンシップとは】インターンシップに参加するメリットとは
インターンシップにはメリットがあると、現代注目されています。
さまざまなメリットがあるので確認しましょう。
なぜほとんどの学生がインターンシップに参加するのか、そして自分も参加したほうがよいのかと疑問に思った際もメリットを確認してください。
メリットが自分にとってプラスになるのか、またインターンシップが自分の目的や目標に向かうためよい機会となるのか見極めるきっかけになります。
業界や仕事内容の把握になる
インターンシップに参加することで、業界や仕事内容の把握ができます。
各企業について、また各業界について企業のホームページを見たり、ニュースを読んだりと自分で情報収集をすることはできます。
就活サイトを活用し、日々情報収集をしている人もいるでしょう。
しかしホームページなどで見ている情報だけでは、よくわからない、ほかにもっとよい情報がないかと悩むことがあります。
インターンシップは会社の方向性を詳しく聞く機会となりますし、社内にて実際仕事をしている様子を見ることができます。
どんな仕事をしているのか、自分のイメージ像とずれがないか確認するよい機会となるでしょう。
その企業や業界に興味はあるものの、自分に向いているかわからない、自分が長年仕事を続けていけるか見極めたいと悩んでいる方もインターンシップを活用しましょう。
入社後の仕事のイメージがつきやすい
インターンシップでは、各企業の詳しい情報や説明を聞く機会がありますし、社内で正社員が仕事をしている様子を見ることができます。
長期インターンシップでは、実際一緒に働くため仕事内容をより理解できるでしょう。
インターンシップに参加することで、自分が将来働く姿をイメージできます。
参加したものの自分には向いていないのではないか、働く姿がイメージできないという人もいます。
その場合、別の企業や業界を目指した方がよいでしょう。
働く姿がスムーズにイメージ化できた、自分が働いて貢献する姿が見えたという人はその企業や業界に向いていることが考えられます。
入社後、自分がどう仕事をしていくのかイメージすることで将来的な目標も見えるでしょう。
本採用の面接時に、インターンシップに参加することで自分の将来像が見えた、こうして貢献をしたいなどと具体的にアピールができます
志望動機の作成に役立つ
インターンシップに参加した学生は、志望動機の作成がスムーズにできるようになります。
本採用の面接時やエントリー時に、なぜこの企業を選ぼうと思ったのかと志望動機を聞かれます。
志望動機はどう書けばよいのかと多くの学生が悩みます。
しかしインターンシップに参加したことにより働きたいと意欲が湧く場合や仕事をしてみたいと興味を持つきっかけになります。
インターンシップに参加したことにより、この仕事に興味を持った、御社の手がけている仕事に貢献したいなどと志望動機をスムーズに書けるようになります。
またインターンシップに参加したことによってと書き出すことで、採用担当者によい印象を持ってもらえるでしょう。
自社に興味を持ってもらっている、強い意志がありそうだと採用したいと思わせることにつながります。
【インターンシップとは】短期インターンシップと長期インターンシップの違い
インターンシップは各企業によって開催時期や開催期間が異なります。
大きく分けると、短期インターンシップと長期インターンシップの2つです。
インターンシップに参加しようと考えたら、短期か長期どちらを利用するのか考えましょう。
短期も長期もそれぞれ特徴があり、メリットやデメリットがあります。
自分によってどちらが向いているか、よく検討して決めましょう。
短期インターンシップとは
では、短期インターンシップから見ていきましょう。
短期インターンシップですが短いと1日、そして数日から1週間程度のことが多いです。
週末は開催せず、平日の月曜日から金曜日と5日間の短期インターンシップもあります。
1日の短期インターンシップでは、企業理念や現在その企業が手がけている仕事の説明など、会社説明会よりも詳しい話が聞けると考えるとよいでしょう。
実務経験というよりも、その企業についてもっと知ってもらいたいと開催されています。
数日間の短期インターンシップでは、グループワークや簡単な実務経験を積むことができます。
プロジェクト型のインターンシップもあり、数日間学生同士でグループを組み、1つの課題に対して取り組むという方法が採られています。
グループワークと基本的には同じですが、数日間と期間がありゴールまでたどり着くまで工程も多いと考えるとわかりやすいでしょう。
リーダー役がいて、そのほかプロジェクトの内容に合わせて役割分担をします。
各役割を果たすとともに、全体の進行を見て仲間を助け合いながらゴールへ導きます。
面接だけですと実際仕事を与えたらどう動くのか、人間性を見ることが難しいです。
そのためプロジェクトという形で、どうゴールまで導くのか先輩社員は見ています。
長期インターンシップとは
では次に長期インターンシップについてです。
長期インターンシップですが、平均して半年ほどです。
短いと1ヶ月、3ヶ月以上から1年と期間が各企業によって異なります。
最近、ベンチャー企業が長期インターンシップを開催する機会が増えてきました。
ベンチャー企業に興味がある方や、将来的に就職を考えている方は活用しましょう。
長期インターンシップでは短期インターンシップとは異なり、より実践に近い形で取り組むこととなります。
正社員と同じように働く、営業を行う、プロジェクトに参加するなど本格的に活躍できます。
実務レベルでの技術が身に付くので、たとえばその企業に本採用されると即戦力となります。
研修はインターンシップ中に終わらせ、本採用となったら本格的に働き始めることができます。
まとめ
インターンシップは短期や長期と、各企業によって開催期間や時期が異なります。
自分にとってメリットがあるのか、自分のよいところを活かすことができるのかと考え参加しましょう。
交通費が発生する場合や時給が発生し、お給料が出る企業もあります。
しかしアルバイト感覚で参加してはいけません。
正社員として参加するという強い意志で参加し、企業に貢献しましょう。
本採用の面接時に有利になることや面接にてよいアピールができることがあります。