例文で解説、インターンシップのエントリーシートの書き方

例文で解説、インターンシップのエントリーシートの書き方

インターンシップへの参加を考えている皆様、エントリーシートの作成は終わりましたか?もしまだであったり、書いたものにイマイチ自信が持てないというのであれば、ぜひ本文をチェックしてみてください。エントリーシート作成のポイントから、志望動機・自己PRの例文までをご紹介してゆきます。例文には解説もありますので、作成したエントリーシートの見直しにも使えますよ。

インターンシップのエントリーシートには何を書くべき?

そもそもインターンシップのエントリーシートには何を書くべきなのでしょうか?それはずばり「インターンシップに参加したい」という強い思いです。

とはいえ「何をどのように書けばそれが伝わるのか?」というのが次の悩みとして出てきますよね。何を書くべきなのか、さっそく見てゆきたいと思います。

インターンシップに参加する理由

皆様はそもそもなぜインターンシップに参加しようと思いましたか?参加する理由が明確でなくては、エントリーシートを埋めることはできません。一般的に学生がインターンシップに参加するメリットとして、以下のようなものが挙げられます。

  • 社会・業界への理解が深まる

  • ビジネスのリアルを体験できる

  • 就職活動の疑似体験ができる

  • 人脈が広がる

どの理由ももっともなもので、これが良い・悪いというものはありません。どの理由でもOKですから、インターンシップに参加する理由をもっと掘り下げてみてください。

例えば「社会・業界への理解が深まる」というのであれば、「なぜこの業界を選んだのか」「業界の中でなぜこの企業を選んだのか」という事に対して何かしらの理由があるはずです。「ビジネスのリアルを体験したい」というのであれば、なぜ大学3年の時点(あるいは修士1年)でそれを体験しなくてはならないと考えたのか、その理由があるはずです。

「なぜ」「なぜ」と参加したい理由を突き詰めてゆけば、インターンシップのエントリーシートに書くべきことはずいぶんとクリアになってきます。

インターンシップのエントリーシート:志望動機の書き方

前章にも書きましたが、志望動機を考える際、そもそもなぜインターンシップに参加したいと思ったのか、その理由をはっきりさせることが重要です。一方で面接官にささる志望動機を書くためにはいくつかのポイントがあります。本章ではそのポイントについて解説してゆきたいと思います。

志望動機のポイントは?

「どこでも良いからインターンシップに参加しいと思った」という人と「この企業のインターンシップだから参加したいと思った」という人がいた場合、どちらの人が選ばれるでしょうか?答えはもちろん後者。この企業だから参加したいとアピールされた方が、面接官は納得してくれるものです。

ではどうすれば「この企業だから」というのをアピールできるのでしょう?そこには2つのポイントがあります。1つ目はなぜその業界に興味を持ったのかをはっきりすることです。「IT業界に興味がある」「製造業に興味がある」などがはっきりしていれば、面接官としては志望理由を納得しやすくなります。

同じ業界の中で、インターンシップを募集しているところはいくつかあるはずです。2つ目のポイントは業界の中でその企業を選んだ理由を書くということになります。「御社の〇〇を愛用しており応募した」であったり「インターンシップのプログラムが良さそうに感じた」というのもOKです。

なお、通常の就職活動であれば「この会社で働きたい!」という希望をよりはっきりさせる必要があります。インターンシップの志望動機の書き方とは若干異なるのでご注意ください。上記のポイントはあくまでも「インターンシップの志望動機」です。

例文でチェック、インターンシップの志望動機

私は将来ITのエンジニアになることを目標としております。ITエンジニアの仕事の現場を体験し、スキルアップにつなげたいという思いから、インターンシップを実施している企業を探しておりました。その中で偶然に貴社を見つけ、インターンシップのプログラムを拝見しておりましたところ、要件定義からプログラミングまで、システム作り全般を体験できるという事に大変興味をひかれました。

不勉強ながら、今回初めて貴社を知り、実施しているサービスや、理念などを拝見いたしました。少数精鋭でシステム開発を行われているという事に大変驚かされ、その現場をぜひとも体験したいという思いを強く持っております。

解説

上記の志望動機では、まず最初に自分の将来の目標を示しています。IT企業が行うインターンシップであれば「IT業界に興味がある」というのは大前提ですよね。それをわかりやすく提示することによって、面接官に安心感を与えることができます。

続いて、IT業界の中からこの会社を選んだ理由へと続いてゆきます。この例では「インターンシップのプログラム内容から興味を持った」としています。具体的に「要件定義からプログラミングまで」と書くことによって、内容に本気で興味があるんだなという事が伝えられます。また、IT業界の研究をしっかりと行い、仕事内容をそれなりに理解しているという事も伝わります。

そして最後にインターンシップの内容だけでなく、会社についても興味を持ったという事で締めくくっています。企業側がインターンシップを行う目的の一つとして「優秀な学生を確保したい」という思いがあります。「将来的にウチで働いてくれるかも」と思わせるのは大きなアドバンテージです。

なおこの例では「今回初めて知った」と正直に書いています。IT系は特に多いのですが、一般的には名前を知られていない会社というのは世の中に多数存在しています。そんな会社に対し「ずっと貴社のファンでした」と嘘をつくのはおすすめできません。面接で「どこでウチの会社を知ったのですか?」などと聞かれ、ボロが出てしまうからです。それよりも「初めて知って興味を持った」と正直に書いた方が学生らしい初々しさが出ます。

インターンシップのエントリーシート:自己PRの書き方

続いては自己PRの書き方について解説してゆきたいと思います。まずはそのポイントについてみてゆきましょう。

自己PRのポイントは?

自己PR最大のポイントは「部下に欲しい」と思わせることです。例えば自己PRで「自分はこんなにも優秀で、意識も高く、将来的にはどんどん出世して人の上に立てると思う」という事を主張したとします。こんな人を部下に欲しいと思うでしょうか?一般的な反応としては「なんか扱いづらそう」というものですし、「この学生はパス」となってしまいます。

それよりも「協調性がありチームプレイが得意」であったり「積極的である」であったり「人と話すのが好き」といったことを主張した方が、一緒に働きたいと思われる可能性はアップするはずです。

そして自己PRのもう一つのポイントが「自己PRを証明する具体的な例がある」という事です。「気力・体力には自信があります」とだけ主張されても、それが本当かどうか読んだ人には伝わりません。「中学から野球をはじめ、大学でも野球部に所属していて、気力・体力には自信があります」と言われれば、確かにそうだろうなと思われるものです。

例文でチェック、インターンシップの自己PR

私は人とコミュニケーションを取ることが大好きです。大学1年の夏休みより地域スポーツイベントでのボランティア活動に参加しています。そこで、選手・お客様・そしてボランティア仲間とは積極的に話をし、上は75歳から同世代まで、幅広い年代の友人をつくることができました。友人の中には外国人選手もおり、去年の冬休みには彼の国を訪ね、地元の人ならではの様々な場所を案内をしてもらいました。ボランティアにまつわる最高の想い出の一つです。もしインターンシップに参加できれば、コミュニケーション能力を活かして、チームに貢献ができればと考えています。

解説

上記の例ではボランティアで沢山の友人ができたという事からコミュニケーション能力の高さをしっかりとアピールしています。また「大学1年の夏休み」と具体的なスタート時期を明記することによって、ボランティア活動を継続的に行っているという事も示しています。

また友人は「上は75歳から同世代まで」などと記載する事によって、同世代だけでなく、上の世代とも問題なくコミュニケーションを取れるという事が示されています。インターンシップで指導する人は一般的に年上ですから、「この学生となら上手くやって行けるかも」と思われる可能性出てくるものです。

そして「外国の友人」という話題に触れることによって、外国語でのコミュニケーション能力の高さもうかがわせています。

作り上げたエントリーシートは第三者の目でチェック!

エントリーシートが出来上がったら、誰かにチェックしてもらう事も大切です。文章の読みにくさや伝わりにくさなど、書いている本人はなかなか気づかないものです。大学のキャリアセンターなどでは、エントリーシートのチェックなどを実施してくれるはずですから、それらサービスを上手く利用してください。

まとめ:インターンシップのエントリーシート作成は時間をかけて

インターンシップのエントリーシートについて、その作成ポイントなどを解説してきましたが概要はつかめましたか?インターンシップは他の学生よりも一足先に仕事体験ができ、場合によっては就職活動が有利になるまたとないチャンスです。それゆえに多くのライバルがその参加を狙っています。その中で面接官の心にささるエントリーシートを作成するにはそれなりの時間が必要なものです。志望理由や自己PRなどしっかりと練り込んで、ライバルに打ち勝つエントリーシートを作成してください。

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