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【自己分析にオススメの本とは】はじめに
就活で内定を獲得するには、エントリーシートでの書類選考に通り、面接を突破しなくてはなりません。
エントリーシートで問われ、面接でも尋ねられるのが自己PRや自分の長所、短所といった質問です。
自分はどのような人間であるかを伝え、一緒に働いてみたいと思わせること、自分の強みをどう伝えるか、企業や仕事にどう活かせるかをアピールすることが内定獲得のためには不可欠です。
内定を得るための自己PRや自分の長所、短所を知るうえでは自己分析は欠かせません。
自分のことを客観的に分析して、自分の魅力や強みに気付き、それをエントリーする企業や職種に合わせて使いこなすノウハウが求められます。
そのためにはどのようにして自己分析をすればよいのか、わかりやすく教えてくれる自己分析本を読むことが近道です。
【自己分析にオススメの本とは】自己分析を行う目的
自己分析は、就活で成功するための基本ともいえるでしょう。
自分のことがわかっていなければ、就活はスムーズにいきません。
しかしながら、なぜ自己分析をしなければならないのかわからない人もいます。
大きく3つの目的を知り、自分自身と真摯に向き合い就活を進めていきましょう。
自分自身の長所や短所を知るため
就活の面接では、自身の性格についての質問が多々あります。
けれども実際には、自分の長所や短所に気づいていない人が意外と多いのです。
長所や強みがわかっていなければ自己PRもうまくできません。
また伸ばすべき部分と改善すべき部分も把握できていないため、仕事を始めても成長できないのです。
企業側としても、自己分析ができており成長していける人材を求めています。
強みがあれば仕事に活かせますし、弱点を知っていればその点が表面に出ないようにカバーしながら働けます。
自分の長所と短所を知ることは、面接でも職場でも非常に重要なことなのです。
仕事の適性を知るため
自己分析の方法として、適性検査を行うのも一つです。
そもそも自分が持っている能力に気付いていなければ、どういった仕事が向いているのかもわからないでしょう。
「こんな仕事がしたい」という漠然とした憧れだけでの仕事選びはリスクが高いです。
いざ職場で働き始めてから、自分に向いていないことがわかったり思っていた仕事と違ったりして辞める人も出てきます。
「自分はこういう点に優れているから、そこを活かせる仕事を探そう」という風に考えることができれば、適職に就ける可能性も高まるのです。
自分の性格や能力を知り、自分に合った企業に就職することは会社のためでもあります。
ミスマッチがないことは、就活生にとっても企業にとっても重要です。
お互いが不利益にならないためにも、自己分析をして適性を知ることが欠かせないといえるでしょう。
自分の将来について見つめ直すため
就活を始めても、なかなか自分の将来像が見えてこない人もいます。
〇年後の自分がどうなっているのか、何をしたいのかが定まらなければ、やりたい仕事も曖昧なままです。
それではなかなか就活をスムーズに進めることができません。
将来像を明確にするためには、自己分析が必要です。
将来の夢や目標がハッキリすれば、自然と就活の軸も定まって企業も選びやすくなるはずです。
目指す目標もできるのでモチベーションも維持できて、無事に内定をもらえるでしょう。
面接でも、将来について質問されることは多いです。
そのときに胸を張って将来のビジョンを熱く語ることができれば、面接官の評価も高くなります。
【自己分析にオススメの本とは】自己分析をするうえで本が重要な理由
あなたは自分のことを、きちんと把握していますか。
自分のよいところ、弱いところはどこなのか、自分はどんな人間であるのか、自分について語ってくださいと言われて、今すぐに他人に伝えることができますか。
人のことはいろいろ言ったり、誰かにあなたはこんな人だねと指摘されることはあったりしても、自分について考えることはあまりしていないはずです。
本来なら一番知っているはずの自分の魅力を知らない人が多いのです。
人は他人のことがよく見え、誰かに憧れたり、うらやんだりします。
一方で、自分については悪いところや足りないところばかりが目につき、コンプレックスを抱く人も少なくありません。
一方、プロスポーツ選手やカリスマ経営者などの成功している人は、自分に自信を持っている人が少なくありません。
それは自分の強みをしっかり分析し、自信を持ってアピールできている証拠です。
内定を得るためには、自分に自信がない、コンプレックスの固まりですでは、企業は採用したいとは思わないでしょう。
企業に必要な人材であり、企業で活躍できる人材であることをアピールしなくてはなりません。
つまり、自己分析をするのはあなたの魅力や強み、気付いていない能力について知る必要があるからです。
ですが、多くの人はそれを知る術を知りません。
そこで、自己分析本を読んで学ぶことで、自分の魅力や強みを知り、それを他人に発信する方法を身に付けることができるようになります。
このノウハウを身に付けて自己PRや長所を伝えることができるようになれば、内定獲得も近づいてきます。
あなたが知らない自分を知れる
自己分析の正確な方法を知ることで、自分では気付いていないあなたの隠れた才能や強みを知ることができるようになります。
自分ではコンプレックスに感じていたことが実は長所であることや他人から見た自分のよさが自分で気付けるようになるのです。
内定を得るためには、志望する企業に求められる人材であり、志望する職種や仕事に合った能力や強みが発揮できることがポイントになります。
それが自分にあるのかを知り、うまくアピールできる方法が学べます。
的外れな自己分析をせずにすむ
自己分析の方法は学校の教科書では教えてくれませんし、就活の方法を教えてくれても、自己分析についてじっくり解説してくれるセミナーなどはあまり見かけません。
自分なりによいところを箇条書きにしたところで、表面的なところしか出てこず、まだ気付いていない強みや能力までいきつくことができません。
実は企業が欲しいと思う強みや能力を持っていたり、仕事に活かせたりできる才能があるのに、それに気付けないとすれば残念なことです。
残念であるばかりか、内定のチャンスを逃してしまいます。
そうならないためにも、正しい方法で自己分析をしなくてはなりません。
自己分析本はその教科書やバイブルとなってくれ、あなたの強みにしっかり気付ける方法やその活かし方、アピールの仕方まで教えてくれます。
回り道をせず、的外れな自己分析でせっかくの内定獲得のチャンスを失わないために、面倒だと感じても、まずは自己分析本を読んでみるのが、成功への近道なのです。
わからないことや知りたいことがあると、ネットで気軽に検索するだけで表面的な情報で満足しがちな学生さんも、久しぶりにじっくり1冊の本と向き合ってみませんか。
【自己分析にオススメの本とは】就活市場がおすすめする自己分析の本5選
内定獲得の大きなカギを握る自己PRや自分の長所、短所を明確にするためには、自己分析が必要です。
どうやって自己分析をするのかやり方がわからない方、効率的かつ正しい方法で自分について知り、魅力をうまく伝えたい方におすすめの本5冊をご紹介します。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
自分の強みはまだ使われていないという点をスタート地点に置き、せっかくの才能を未開発のままではもったいないと説いています。
多くの人が強みを伸ばすより欠点を直すために多くの時間を割いてしまい、自分の才能や強みといったよいところを探そうとしていません。
自分のよいところを見つけるには、他の人にそれを伝えられるように言語化を図るべきというのが、この本のポイントです。
さらに進めて、見つけ出した自分の資質をどう使えば自分の武器になるか、どうすればその資質を持つ人たちを活かせるか、自分および他人の強みの活かし方にも焦点を当てています。
強みは活かして使ってこそ、初めてあなたの武器になるということです。
就活でいえば、気付いていない自分の強みを発見し、それをエントリーした企業や職種にどう活かすかを考え、それを言語化することが大切ということです。
絶対内定2021―――自己分析とキャリアデザインの描き方
大学生協の書籍部門で11年連続1位を獲得している、人気のノウハウ本です。
20年以上にもわたって就活本のロングセラーとして愛されてきたシリーズの最新版です。
後悔しない・失敗しない就活をモットーに、就活に初めて自己分析の概念を取り入れたのが本書といわれています。
94のワークシートを用いることで、自分のやりたいことが明確になり、就職先を選ぶうえでのミスマッチも防げます。
自己分析が役立つ場面は幅広く、就活の最初の段階から役立つと解説されているのもポイントです。
インターンシップでの企業選びにおけるインターン選考から、OB・OG訪問、エントリーシートの提出、面接をはじめ、内定をもらって最終的に就職する企業を選ぶまで、意思決定の重要な場面において役立つのです。
そのための自己分析をどのように行うべきか、具体的な方法が示されています。
就活必修! 1週間でできる自己分析2020
インターンシップの成功から内定獲得までに役立つ、自己分析7日間プログラムです。
時間がない方、今すぐ自己分析に取り掛かりたい方も、まずは1週間この本と向き合いながら実践してみましょう。
就活を成功させる秘訣は、何よりもまず自分と向き合い、的確な自己分析を行うことだと本書では説いています。
自己分析をしたうえで、じっくりと企業研究をし、企業が期待する人は何かを知ることが必要だと教えてくれます。
まずは企業研究をしてから、自己PRを考える方も多いですが、まずは自分を知ることから始めましょうというのが本書です。
激変する就活にも対応し、自分の価値を高める分析法を教えてくれる本書は、大学1年生、2年生など、就活について漠然と考え始めた学生さんにも最初に手に取ってほしい1冊です。
人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書
多くの人は一定の条件で入社し、人間関係に悩んで会社を辞めることが多いといわれています。
ですが、せっかく内定を勝ち取って入社したのに、人間関係で悩む理由やせっかく採用した部下が仕事で伸び悩む原因が9つのタイプにあると本書では説いています。
人間には9つのタイプがあり、人はいずれかのタイプに分けられるというのです。
そして、相手のタイプによって、接し方や話しかけ方を変えることで、得られる成果や効果が変わるといいます。
9つのタイプと対応の仕方を知ることで、人間関係もスムーズになり、仕事の能力も伸びるというから驚きです。
これを知ることで、自分の能力を伸ばすこともできるようになり、ストレスを溜めずに穏やかに生きていけるといいます。
タイプ別の自分の扱い方や活用の仕方、他人との付き合い方のノウハウをはじめ、仕事の苦痛を減らすための転職や起業に向けたタイプ別のアドバイスも紹介されています。
マッキンゼー式 紙1枚で「自分の強み」を見つける技術
世界的に有名な企業マッキンゼーで活躍し、世界のリーダーシップ専門家トップ100に輝いた著者がセルフリーダーシップを発揮する方法を教えてくれるノウハウ本です。
自分のことを俯瞰で捉えるのは難しいからこそ、強みを明確にするためには押さえるべき点を深掘りすることが大切と説いています。
世界的なコンサルタントが実践しているのは、自分の強みについて考えて考えて考え抜く作業を行うというものです。
本書で問われる質問に答えていくことで、自分の行動理念が浮かび上がってきます。
紙1枚あるだけで、自分の強みを見つける技術が身に付き、就活に役立つ自己分析ができるようになります。
自分を客観的に捉える思考のトレーニングに最適です。
【自己分析にオススメの本とは】就活市場がおすすめする自己分析の本5選
自己分析のやり方が自分でわからない方は、自己分析本を利用してはいかがでしょうか?
自己PRや長所・短所などは、内定獲得への大きな鍵になります。
自己分析本を利用すれば、効率よく正しい方法で自分の魅力について知ることができるでしょう。
それでは、おすすめの自己分析本を7冊ご紹介します。
受かる!自己分析シート
自己分析のやり方がわからないという方に、まずおすすめの一冊です。
付属のワークシートに書き込んでいくだけで、エントリーシートでの自分のアピールの仕方が明確になると評判であり、書くたびにエントリーシートの内容が変わることがないような、妥協のない自己分析ができるようになると話題です。
【本書の特徴】
・「自己分析」「他己分析」「企業研究」からなる41のワークシートを利用
・実際に書き込めるワークシート欄と質問に対する回答事例が記載してある
・順番に回答するだけで自分の強み・エピソードを洗い出すことができる
本書を利用すれば、エントリーシートのほか、履歴書作成や面接にも役立ちます。
就活を早めに始めた人や、時間が余裕にある人におすすめです。
マイナビ2021 オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析
自己分析をしながら適職を見つけたいという方におすすめです。
ワークシートを使って客観的に自分を見つめながら行う自己分析のほかに、適職まで見つかる、まさに就活の「羅針盤」的存在といってよいでしょう。
【本書の特徴】
・ワークシートと別冊「書き込み式就職ノート」のセット
・自己分析をすることで、自分にあった適職も見つけられる
・自己分析~自己PR・志望動機作成までが順序立てしてあり、わかりやすい
就活を始めたけれど「自分が何をやりたいかわからない」という方にはおすすめの一冊です。
SOWT分析で攻略する就活面接試験
自己分析の中でも、面接試験を攻略したい方におすすめです。
SWOTとはビジネスにおいて
S…Strength(強み)
W…Weaknesses(弱み)
O…Opportunities(機会)
T…Threats(驚異)
の4つのカテゴリーで要因分析をすることです。
本書ではこの4つを自分に置き換えて自己分析を行います。
【本書の特徴】
・面接に特化した自己分析ができる
・企業側の求めることや面接官の視点を徹底的に分析している
・面接が苦手な人におすすめ
自分のSWOT分析のほかに、企業研究や面接対策についてもわかりやすく書かれています。
自分の強みも弱みも理解して面接に活かすことができれば、内定に一歩近づくことができるかもしれません。
9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係
「自分がどんな人間か知りたい」など、性格診断をしながら自己分析をしたい人におすすめです。
「エニアグラム」では人を9つの性格に分類し、診断します。
自分の性格タイプから、特性や人間関係の築き方を分析することが可能です。
【本書の特徴】
・一流企業の人事研修にも採用されている
・自分の性格を知ることで、個性を活かすチャンスにできる
・相手の対応の仕方もわかるようになる
20問の質問に答えるだけで自分のタイプがわかり、相手がどのタイプなのかを知ることで対応の仕方などがわかります。
エニアグラムで本当の自分や、自分の新たな一面に気づけるかもしれません。
あなたが「一番輝く」仕事を見つける 最強の自己分析
「面接をクリアするために自己分析をしたい」という方におすすめの一冊です。
今までに4000人の面接を担当してきた面接官による著書のリニューアル版である本書では、ワークを進めることによって、自己分析だけでなく、自分に合った仕事の選び方までわかるようになります。
【本書の特徴】
・面接官が何を求めているのかがわかりやすく書いてある
・自己分析と自分に合った仕事を見つけることができる
・さまざまな視点からの自己分析ワークができる
段階を踏んで自己分析をしたり、自分に合った仕事を見つけたりもできる、貴重な一冊です。
My Life~書き込み式・自己カウンセリングBOOK
自分のことがわからなくなったときや、自分のことを見つめ直したい人におすすめの一冊。
254の質問に答える書き込み式で、本当の自分と向き合えると話題です。
【本書の特徴】
・時間をかけて深く自分を知ることができる
・自分に疑問を持ったときの指標にできる
・将来のビジョンを整理することができる
就活よりは自己の性格診断向けですが、じっくり自分のことを知りたい人は、本書を利用してはいかがでしょうか?
自己分析という意味では、時間をかけて自分と向き合うことができるので、時間に余裕がある方におすすめです。
就活必修! 1週間でできる自己分析2021
「とにかく時間がない!」という方におすすめの自己分析本です。
本書では、7つのワークシートを使って7日間で自己分析を完成させる構成が組まれています。
【本書の特徴】
・7日間で自己分析を完成できる
・時間がない人、集中力がない人におすすめ
・自己分析だけではなく面接対策もできる
「時間はないけれど就活は絶対に成功させたい」という方、「短期集中型で自己分析をしたい」という方にはおすすめの一冊です。
アルバイトやサークルで忙しい人は、本書を利用して、短期決戦の自己分析を行ってみてはいかがでしょうか?
自己分析の具体例
自己分析を通じて、エントリーシートに記載したり、面接で紹介するエピソードなどを探し出したりする場合、どのような点に着眼してピックアップしていけばいいのでしょうか。
過去の経験は数えきれないほどあると思いますが、自分年表を辿りながら、自分の成し遂げてきたことや経験を書き出したうえで、どのエピソードがアピール材料になるのか、具体例とそのポイントを見ていきましょう。
結果が出た経験
就活で内定を得るためには、エントリーした企業に対して自分がいかに貢献できるかをアピールすることが大切です。
そのために重要なアピール材料になるのが、結果が出た経験です。
何かを成し遂げたことで結果が出せた経験がなかったか、自己分析を通じて見つけ出しましょう。
結果が出た経験を具体例として挙げる際には、ただ、結果を挙げればいいのではありません。
どのような問題に直面し、それに対してあなたがどのような行動をとった結果、どのような成果が出たのかを、丁寧かつわかりやすく伝える必要があります。
結果を出すことは企業で仕事をしていくうえで重要ですが、その人がどのように取り組むのか、そのプロセスや仕事の仕方を企業が知りたいと考えているからです。
継続した経験
企業においては1つの仕事やプロジェクトなどを成し遂げるために、継続して取り組んでいかなくてはなりません。
1つの納期や達成すべきプロジェクトが完成しても、次から次に目標や目的が設定されます。
大学生活の4年間や短期のアルバイトはいつかは終わりますが、企業で働く職業人勢は40年あまりにわたって続いていくことになります。
そのため、何かに持続的に取り組めること、集中的に取り組めること、モチベーションを保ちながらコツコツと取り組んでいけることなど、継続した経験もアピール材料となります。
部活動やボランティア活動をはじめ、幼少期から日記を書き続けているなど、長く日課として取り組んできた経験などが具体例として活用できます。
挫折した経験
挫折した経験を挙げると、内定につながらないのではと不安になり、具体例としては適切でないと切り捨ててしまう方もいるかもしれません。
ですが、挫折はその人の欠点や弱点として評価されるものではありません。
企業に就職して仕事をしていくうえでは、成功の連続という結果を出し続けられる人のほうがむしろ稀です。
一人前になるまでには何度も失敗したり、挫折を味わったりすることがあります。
管理職や経営層になっても挫折はつきものです。
問題は挫折してフェイドアウトしてしまったり、やる気がなくなったりしてしまうのではなく、挫折後にどのような行動をとったかです。
その点を踏まえて挫折した経験と、そこから立ち直った経験や得たものを活かしたいとアピールできれば、良き具体例として活用できます。
チームで何かを作り上げた経験
仕事をするうえではチームで何かを作り上げるケースも少なくありません。
とくに志望する職種や携わりたい仕事がチームプレーが必要な内容であるならば、チームで何かを作り上げた経験は良きアピール材料となります。
部活動の大会で優勝するために一丸となって頑張った経験談や、学園祭や体育祭などのイベントを成功させるためにクラスや実行委員会などで奮闘して結果を出した経験などを具体例として挙げてみましょう。
その際も直面した問題や課題、壁など示し、それを乗り越えるためにどうチームで動いたのか、その中で自分はどのような役割を果たして貢献できたのかをアピールすることがポイントです。
挑戦した経験
企業で仕事をしていくうえでは、新たなことに果敢にチャレンジしていかなくてはなりません。
新しいことへのチャレンジを恐れていては、自分が成長できないのはもちろん、企業も業績を伸ばせず、持続的な成長につながりません。
そのため、何かに挑戦した経験もアピールに値する具体例となります。
もっとも、ただ挑戦しただけでは意味がありません。
なぜ、それに挑戦しようとしたのかを明確にするとともに、挑戦した結果どうなったのかまで、しっかりと伝えることが必要です。
企業業績を上げていくうえでは、結果が伴わなくてはいけません。
そのため、挑戦しただけでなく、それを挫折せずに成し遂げ、結果が出せたことをアピールするようにしましょう。
【自己分析にオススメの本とは】基本的な自己分析のやり方
就活において自己分析が要であることはわかったものの、方法がわからないという人も多いのではないでしょうか。
自己分析は、自分が行動する際の軸となる考え方を知ることが基本となります。
日々のすべての行動は、何かしらの理由によって選んだ結果です。
過去から現在に至るまでの自分の行動を洗い出すことで、行動の軸が見えてくるでしょう。
自分史を作成する
自分なりの自分史を制作することで、自己分析が行ます。
幼少期から順を追って、断片的ではなく体系的に行動を振り返っていきます。
小学生からそれぞれ自分が打ち込んだ事柄を書き出し、印象深い点を挙げていきましょう。
部活動やクラスでの思い出、家庭内での出来事やアルバイト体験など、記憶を辿っていきます。
エピソードを深堀りする
それぞれの体験において、「どういう環境で、どういう行動を取ったのか」を深く掘り起こす作業が大切です。
その行動を取った理由を振り返ることで、自分の考え方の特徴に気気付くことができます。
たとえば高校時代に吹奏楽部に入り副部長として頑張った場合、「なぜ吹奏楽部を選んだのか」、「副部長になった経緯」、さらには「吹奏楽部で乗り越えた壁」などを書き起こしていきます。
この作業を繰り返していくうちに、自分の性格の長所短所が見えてくるはずです。
また過去のエピソードを書いていくと、よく使うキーワードが出てくることもあります。
たとえば何かを決めるときに、「相談」というワードが多い人もいれば一人で決めることが多い人もいます。
「相談」というキーワードが目立つ人は、自分で物事を決めるのが苦手なタイプや優柔不断な性格であることが多いです。
もしくは、何事にも慎重派といえるかもしれません。
よく使うワードには自分の性格が表れていることもあるので、チェックするとよいでしょう。
何が自分の強みかを考える
自身の成功体験や壁にぶつかっても乗り越えた体験を見直すと、自分の強みが見えてきます。
特に挫折体験においては、そこから立ち上がった際に自身の長所が活かされていたといえます。
毎日忙しく生活していると、自分に向き合う時間も取れず長所さえ気づいていない人も少なくはありません。
自分の過去を書き起こしていくことで、改めて強みや能力を知ることができるはずです。
挫折を乗り越えた体験において、なぜ這い上がり成功できたのか理由について考えていきましょう。
【自己分析にオススメの本とは】まとめ
内定獲得にあたっては、自己PRや自分の長所、短所をエントリーシートに記載して書類選考に通過し、面接官に自分というものをいかにアピールするかがポイントになります。
自己PRや自分の長所、短所をアピールするには、自分について客観的に知ることが必要です。
そのために重要となるのが自己分析ですが、就活生の多くはこれまで自己分析などしたことがなく、どのように行うかがわかりません。
だからこそ、自己分析のノウハウを教えてくれる本を読み、自分の魅力の知り方や企業にアピールするためのノウハウを学ぶことが大切です。