【SPI言語対策】直前でも大丈夫!通過率80%越えの最強対策法!

【SPI言語対策】直前でも大丈夫!通過率80%越えの最強対策法!

多くの企業が採用試験の1つとして利用しているSPIでは、性格検査と基礎能力検査が行われます。

基礎能力検査の非言語分野では数学的要素の問題が出題され、言語分野では国語的要素の問題が出題されるため、問題の傾向や制限時間などを事前に対策しておくことが重要です。

この記事では、SPIの基礎能力検査の中でも言語分野の特徴、出題の傾向、回答のコツ、対策方法についてご説明します。

この記事を読んでわかること
  • SPI言語で出題される問題の内容と対策
  • 問題の種類別で見る解答のコツ
  • SPI言語問題の例題
  • 言語問題で多くの人がつまずくポイントと対策
  • 受験日の直前に行っておくべき対策
この記事をおすすめしたい人
  • SPI言語でどのような対策をすれば良いのか困っている人
  • 受験直前にもかかわらず対策がわからなくて悩んでいる人
  • SPI言語対策をするうえで例題を参考にしたい人

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【SPI言語対策】なぜ重要なのか?

そもそもこのようなSPIがなぜ重要なのでしょうか?

社会に出てからは勉強はそこまで重要ではないように思える気持ちはわかります。

しかし、大企業などで応募者が非常に多い場合には全員のESを確認したり全員と面接をしようとすると膨大な時間がかかってしまい学生にとっても企業にとっても非常に手間になってしまいます。

そうしたことのないように学生を一度足切りするための目安としてSPIの受験を必須にしている企業が多いのです。

そのため、SPIでしっかりと点数を取ることが内定を取るための順序なのです。

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【SPI言語対策】 特徴

SPI言語で出題される問題は、大きく分けて「語彙力」を試される問題、「読解力」を問われる問題が出題されます。

また、SPIの受験方式によって実施時間や問題数が変わるので、どの方式のSPIを受けてもいいように方式ごとの特徴を把握しておきましょう。

SPI言語の特徴  
  • 実施時間:30分 ※ペーパーテストの場合は35分
  • 問題数:受験者の回答状況によって違いがあり! ※ペーパーテストの場合は40問程度
  • 問題形式:「組問題形式」または「入力形式」

SPI言語の実施時間

SPI言語の実施時間はSPIの実施方法によって異なります。

テストセンター方式とWEBテスティング方式では、言語と非言語をあわせて35分で実施されます。

ペーパーテスト方式で受験する場合の実施時間は30分で、言語と非言語のテストは別々に行われます。

テストセンター方式はSPIテスト会社の専用会場に出向きパソコンで受験する方式で、WEBテスティング方式は自宅などのパソコンで受験します。

ペーパーテスト方式では、企業内などでマークシート方式のSPIを受ける方式です。

SPI言語の問題数

SPIの問題数は、実施時間と同じく受験方式によって違いがあります。

テストセンター方式とWEBテスティング方式では受験者の回答状況によって出題数が変わりますが、ペーパーテスト方式では40問程度と出題数が決まっています。

また、テストセンター方式とWEBテスティング方式では、回答状況によって出題数だけでなく問題の難易度も変わるという特徴があります。

SPI言語の問題形式

SPIの言語分野では、「組問題形式」と「入力形式」の問題が出題されます。

組問題形式は「長文読解」や「文の並べ替え」の問題形式に多いもので、1つの長文に対して複数の問題が連続で出題されます。

組問題形式では、先の問題の答えが次の問題のヒントになることがあるので、順番に解いていくと効率よく回答することができます。

また、テストセンター方式とWEBテスティング方式では、入力形式の問題が出題されます。

SPI言語では複数の選択肢から回答を選ぶ問題が多いのですが、入力形式の問題では10文字程度の文字を入力して回答することになるので、「よく分からないから、とりあえず選択肢を選ぶ」ということができません。

事前に入力形式の過去問題や練習問題で慣れておきましょう。

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【SPI言語対策】実施方式と時間配分を紹介

SPI言語全体の特徴をお話しましたが、SPI言語はその受験方法によっても特徴が異なっています。

そこでその受験方式ごとにどのような特徴を持っているのかを解説していきたいと思います。

SPI言語は3つの方式に分かれている。それが以下のものです。それぞれ確認していきましょう。

SPI言語の実施方式  
  • テストセンター方式
  • ペーパーテスト方式
  • WEBテスティング方式

テストセンター方式

テストセンター方式はSPIで最も多く採用されている受験方式です。

SPIを実施しているのはリクルートマネジメントソリューションズという会社ですが、この会社が用意した会場に学生が出向いて受験する形になります。

ペーパーテスト方式がマークシート方式のペーパーテストで行われるのに対して、テストセンターは会場に設置されているパソコンを使って回答する受験方式です。

もう1つ、テストセンター方式とペーパーテスト方式の大きな違いは、テストセンターで受けたSPIの結果は基本的に他の企業でも使い回せるという点です。

つまり、複数の会社に応募してもテストセンターであれば一度受験するだけで済むので、就活を効率的に進められるというメリットがあります。

テストセンター方式の時間配分のポイント

テストセンター方式の制限時間は言語分野と非言語分野を合わせて35分となっていますが、この受験方式が厄介なのは、テスト全体だけでなく問題ごとにも制限時間が設定されているという点です。

テストセンター方式の試験は、問題が一問ずつパソコンの画面に表示され、その問題に回答するか、未回答でもその問題に設定されている制限時間が経過すると次の問題に移っていきます。

ですから、ペーパーテスト方式のように簡単な問題を短時間で回答して難しい問題のために時間を余らせておくことができません。

また、テストセンター方式で出題される問題は正解数が多いか少ないかによっては変わります。

テストの最初の方で正解数が多いと、後半では難易度の高い問題が出題されるようになるので、時間の使い方がより難しくなります。

事前に十分な対策が必要となるでしょう。

ペーパーテスト方式

SPIのペーパーテスト方式は学生が志望する企業に出向いて受験する、もしくは企業が指定する場所で受験する方式となります。

他の受験形式のようにパソコンを使用して回答していく形式ではなく、マークシート方式のペーパーテストとして行われるのも大きな特徴です。

そのため、学生が企業を訪れる会社説明会やセミナーなどの会場で行われるのが一般的です。

ペーパーテスト方式の制限時間は言語問題が30分で40問、非言語問題が40分で30問と他の方式に比べて問題数が多いため、1問1分ペースで問いていかないと、すべての問題を解けないことになります。

かなりの集中力が必要となるテストだということがわかるでしょう。

ペーパーテスト方式の時間配分のポイント

先程も説明したように、ペーパーテスト方式では言語分野の問題40問を制限時間30分以内に解かなくてはなりません。

時間配分がとても大切なことには違いありませんが、実は他の受験方式と比べると時間配分はそれほど難しくありません。

というのも、ペーパーテストという性質上、テストの開始と同時にすべての問題を把握することが可能だからです。

最初に出題されている問題をざっと確認してみれば、どの問題が答えやすくて、どの問題が時間がかかりそうか、ある程度わかるでしょう。

「ここ設問は簡単そうだから短時間で解いてしまおう」「ここは難しそうだから時間をかけてじっくり解こう」といったように計画的に問題を解いていくと良いでしょう。

WEBテスティング方式の場合

WEBテスティング方式は学生が企業や試験会場に出向いていくのではなく、自宅のパソコンから受験できるのが大きな特徴です。

自分の好きなタイミングで受験できるので、学生にとって最も負担が少ない受験方法になるでしょう。

自宅から受験できるので、試験中は電卓を使って計算できますし、参考書を見ながら回答もできます。

監視する人がいないので、ある意味カンニングし放題にもなるわけで、複数の学生が力を合わせて問題を解いたり、出題された問題のリストが学生の間で出回ったりするといったこともあります。

こういった事情から、WEBテスティング方式の難易度は他の方式と比べて高くなっています。

にもかかわらず、満点近い得点を取ってしまうとカンニングを疑われてしまう可能性がありますので、必ず自力で解くようにしましょう。

WEBテスティング方式時間配分のポイント

WEBテスティング方式の試験時間は言語分野・非言語分野を合わせて35分となっています。

他の受験方式はマークシートであったり、正しい回答を記号の中から選ぶといった形式で答えたりするようになっていますが、WEBテスティング方式では回答をそのまま入力させる形式になっているのが大きな特徴です。

つまり、制限時間の中で「問題を読む」「問題を理解する」「問題を解く」「回答を入力する」ことをしなければならないので、回答により時間がかかります。

時間配分では問題を解くスピードも大切ですが、入力スピードも重要になってきます。

普段からキーボードでの入力に慣れているのなら問題ありませんが、近年はスマホしか使わない学生も増えているので、こういった学生の場合はタイピングの練習をしておくと時間に余裕ができるでしょう。

【SPI言語対策】実施方式別!出題される問題

SPI言語で出題される問題の種類は、実施方式によって変わります。

こちらでは、実施方式別に出題される可能性が高い問題をご紹介します。

SPI言語で出題される問題  
  • テストセンター方式:二語の関係熟語の意味語句の用法並び替え長文読解など
  • ペーパーテスト方式:二語の関係熟語の意味語句の用法長文読解
  • Webテスティング方式:語句の成り立ち並び替え空欄補充長文読解

テストセンター方式で出題される問題

テストセンター方式で出題されるのは、二語の関係、熟語の意味、語句の用法、文の並べ替え、空欄補充、長文読解などの問題です。

特に、二語関係、熟語の意味、語句の用法は高い頻度で出題されています。

ペーパーテスト方式で出題される問題

ペーパーテスト方式で出題されるのは、二語関係、熟語の意味、語句の用法、構文読解です。

ペーパーテスト方式では出題される問題種類が少なめで、これらの4つの問題はほぼ出題されるようです。

WEBテスティング方式で出題される問題

WEBテスティング方式では、熟語の成り立ち、文の並べ替え、空欄補充、長文読解が出題されます。二語関係、熟語の意味、語句の用法は出題されません。

【SPI言語対策】おすすめの方法

SPIの言語問題の対策方法を紹介します。

SPI以外にもテストがありますが、その中でもSPIの言語問題は比較的レベルが低いです。

そのため難しく考える必要はありません。

小学生レベルから中学生レベルまで幅広く出題されますが、どの問題もコツをつかめばスムーズに解けます。

いきなり本番を迎えるのではなく、しっかり対策をとって本番を迎えてください。

ではいくつか対策方法があるので見ていきましょう。

SPIの言語問題の対策方法 
  • インプット量を増やす(類義語や反対語などを中心に頭に入れておく)
  • 模試や過去問で出題傾向や苦手分野を把握する(自分に足りない部分を分析)
  • 問題集を複数回解き、解答スピードを上げる(SPI言語のスピード感に慣れる)
  • 最速解法をマスターする(パターンの特徴をつかむ)
  • 語彙を増やす(対策本だけでなく大学受験の国語参考書なども役立つ)
  • 長文問題に時間をかける(簡単な問題を早くさばけるように訓練)

SPI言語の対策1:インプットする量を増やす

SPIの言語問題は類義語の問題をはじめとして、言葉や熟語に関する問題が出題されます。

類義語や反対語などを頭に入れておくと、問題を見たらすぐ答えが出る状態になり、スピーディーに問題を解き進められます。

そのため、インプットする量を増やしましょう。

日頃から文章や言葉に慣れておくとともに、熟語を覚えることで言語問題がスムーズに解けるようになります。

過去問題を解いてどんな問題が出題されるか確認するとともに、よく見かける熟語、そしてその熟語の反対語や類義語を覚えるのがコツです。

SPI言語の対策2:模試や過去問で出題傾向や苦手分野を把握する

SPIは言語をはじめ、各教科で例年同じような問題が出題されています。

模試や過去問を活用し出題傾向を知りましょう。

そして答え合わせをし、どの分野が苦手か把握することが大切です。

言語は出題範囲が広いため、すべての分野に対して対策ができればよいですが、他の教科も対策を取らなくてはいけないため時間がかかるでしょう。

そこで全体はさらっと流し、特に苦手な分野を重点的に対策することをオススメします。

文章問題でつまずくのであれば、日頃から文章を読む機会を増やしてスムーズに文章を読めるように対策を取りましょう。

熟語が弱いと思ったら熟語を覚えるなど、自身に何が足りないか分析することが大切です。

また模試や過去問を解くことで、SPIの雰囲気を知ることができます。

独特の雰囲気があり、初見だと戸惑いあっという間に時間が過ぎる学生がほとんどです。

本番でベストを尽くせるよう、事前に模試や過去問をできるだけ解いて雰囲気に慣れるとよいでしょう。

SPI言語の対策3:問題集を複数回解き、解答スピードを上げる

問題集は1度だけではなく複数回解きましょう。

1度目はどんな雰囲気か確認することに追われ、あっという間に時間が経ってしまいます。

そのため何度も問題集を解き、雰囲気に慣れることが大切です。

雰囲気に慣れてきたら解答スピードが自然に上がります。

SPIは言語をはじめ、どの教科も1問数秒ほどで解かなくてはいけません。

1問1問に対してかけられる時間が非常に少ないので、どんどん問題を解き進められるよう解答スピードを上げることがカギです。

問題集を複数回解いているうちに、同じような問題を過去に見たことがあるなど、スピーディーに解けるようになります。

また長い文章問題を見て、何を言いたいのかできるだけ早く理解する必要があります。

文章に慣れるためにも複数回問題集を解きましょう。

SPI言語の対策4:最速解法をマスターする

SPI言語は国語や英語といった単語や熟語、ことわざや文章などの問題が中心になります。

国語が苦手など文章読解が苦手な方でも、問題の傾向をとらえることでスムーズかつスピーディーに回答できる問題が多数あります。

まずは、どのような問題が出るのか出題形式のパターンを把握しましょう。

パターンは限られているので、まずはそれぞれの特徴をつかみます。

特徴をつかんだら、解き方の基本をマスターしましょう。

どうしても時間がかかる問題はパスすることも視野に入れ、これならできると思えるパターンを中心に過去問を解きまくるのが最速解法を身に着ける近道です。

文系科目が苦手な人も、パズルを解くような感覚で解ける問題も多いので、パターンをつかむことからスタートさせましょう。

SPI言語の対策5:語彙を増やす

二語関係や熟語の成り立ち、語句の用法や空欄補充といった問題は、パターンは単純でスピーディーに回答することができる問題です。

前提として単語や熟語、ことわざなどの知識がないとスピーディーに正解を見つけることはできません。

そのため、スピーディーに正しい選択肢を選ぶためには、語彙力をつけることが大切です。

SPI言語の対策本などを手に入れ、日本語の熟語やことわざを学び直し、単語の意味を理解しましょう。

類義語や対照語などの問題も多いので、意味が似ている語彙や意味が正反対の語彙などが分かるよう、単語の意味を理解しておくことも大切です。

語彙を増やすにはSPI言語の対策本だけでなく、大学受験時の国語問題対策本なども役立ちます。

SPI言語の対策6:長文問題に時間をかける

SPIテストを効率良く解くためには問題を解く順番や時間配分について考える必要があります。

そこで大きなキーポイントとなるのがSPIの長文読解問題です。

問題の中で時間を要する問題となるので、長文読解を解くための時間を必ず残すようにしましょう。

そうではないと時間が足りなくなってしまいます。

テストを受ける前に対策問題を解いて問題に慣れる必要がありますが、長文読解は苦手な学生にとってどれだけ対策を講じても、文章の内容の要旨を素早く捉えるには簡単に慣れないのが現状です。

そのため、そのほかの簡単な語彙問題などを素早く解けるように訓練しましょう。

時間配分を決めて、長文読解を解く時間をその分たっぷり残しておけば焦ることなく集中して解くことができるようになるでしょう。

【SPI言語対策】問題の種類別!解答のコツ

SPI言語分野では、非言語分野よりも問題の出題範囲が狭く、対策しやすいのが特徴です。

こちらでは、問題の種類別の回答のコツをご説明します。

SPI言語問題の解答のコツ  
  • 熟語の意味:わからない言葉で語彙ノートを作成
  • 二語関係:一つひとつの関係をしっかり確認
  • 熟語の成り立ち:訓読みする後ろの字から読む
  • 語句の用法:過去問を解いて傾向をつかむ
  • 文の並べ替え:つなぎやすいところから並べる
  • 空欄補充:前後の言葉を観察して理解する
  • 長文読解:あせらずに文章から必要な情報を得る

熟語の意味

「熟語の意味」の問題では、問題と意味が同じ言葉を探し回答します。

二字熟語、動詞、副詞の意味が分からないと回答できないので、練習問題をたくさん解いて分からない語彙は調べて語彙ノートを作成するといいでしょう。

二語関係

「二語関係」、問題の二語の関係と同じ関係を探す問題、同じ関係になるように熟語を探す問題です。

例えば、「針:糸」という関係と同じものを「ものさし:定規」、「弓:矢」、「バイオリン:チェロ」という選択肢から選びます。この場合は、針と糸は一緒に使うものなので、選択肢の中から一緒に使う「弓:矢」を選ぶのが正解です。

同じ組み合わせになるものが1つとは限らないので、1つ1つの関係をしっかり確認するのが回答のコツです。

また、左右を逆にしてしまうと意味が変わってしまうので注意が必要です。

熟語の成り立ち

熟語の関係を見分ける問題で、WEBテスティング方式でのみ出題されます。

それぞれの熟語について、「似た意味を持つ漢字を重ねる」、「主語と述語の関係にある」、「前の漢字が後の漢字を就職する」、「どれにもあてはまらない」から回答を選ぶ形式です。

例えば、「国交」という熟語は、「国が交わる」という意味なので、「主語と述語の関係にある」が答えになります。熟語の訓読みをしたり、後ろの字から読んだりするのが回答のコツです。

語句の用法

「語句の用法」では、問題の語句と同じ意味で使われている語句を選ぶ問題が出題されます。

この問題では、多義語と文法に関する問題が出されます。

文法問題では「で、に、の、と、れる」などの格助詞、助動詞が問われるので、それぞれの用法を復習し、過去問題で出題パターンに慣れておくと慌てずに回答することができます。

【語句の用法の例題】

「電話をきる」の「きる」と同じ用法のものを選択肢から選びます。

選択肢は、「期限をきることが大事だ」、「たんかをきる」、「親子の縁をきる」、「かじをきる」、「油をきる」で、

答えは「切断する」という意味で使われている「親子の縁をきる」です。

文の並べ替え

「文の並べ替え」では、選択肢の文節や文章を並べ替えて意味の通る文にする問題です。

文節を並べる問題では文の最初と最後が分かっているので、分かっている場所から並べ替えていきます。

文章を並べる問題では順番を考えすぎずに、つなぎやすいところから並べると問題が解きやすくなります。

空欄補充

「空欄補充」の問題では、文章中の空欄に当てはまるものを選択肢から選んで回答する問題です。

空欄の数は問題ごとに異なるので、練習問題で問題傾向に慣れておきましょう。空欄の前後の言葉や表現を観察して文の内容を理解するのが回答のコツです。

長文解読

長文読解の問題はテストセンター方式、ペーパーテスト方式、WEBテスティング方式のすべてのSPIで出題されます。

長文を読んで問題に答えるのですが、あせらず文章を読めば回答できる問題が多いです。

ペーパーテスト方式では空欄を接続詞で埋める問題が出るので、接続詞の種類を確認しておきましょう。

テストセンター方式とWEBテスティング方式では組問題が出題されます。

長文を読み込んでから問題を確認すると時間がたりなくなってしまうので、問題内容を確認してから必要な情報を得るのがコツです。

【SPI言語対策】語彙力を上げるための練習方法

SPI試験での成功を目指すなら、語彙力の向上は避けて通れない道です。

ここでは、効率的に語彙力を上げる補充学習の方法をご紹介します。

まずは、日常的な英語の新聞や雑誌の読解を通じて自然に語彙を増やすことが基本です。

一方で、SPI試験に特化した問題集を利用して、質問の形式に慣れることも重要です。

さらに、効率的な学習のためには、自分の弱点を把握し、それに集中的に取り組むことが必要です。

例えば、ビジネス英語や専門用語に苦手意識がある場合は、その分野に特化した教材を選ぶと良いでしょう。

また、語彙を覚える際には、単語だけでなくその使い方や文脈も理解することが大切です。

単語カードを作成し、例文と共に記録すると効果的です。

忘れてしまいがちな単語については、定期的に復習し、長期記憶に移す努力も忘れないでください。

これらの方法を組み合わせることで、SPI試験に必要な語彙力を効率的に身につけることが可能です。

形式に慣れることで空欄問題の対策をしよう

SPI言語対策の一環として、空欄問題に対する対策が欠かせません。

空欄問題とは、文章中に一部分が欠けている問題で、その欠けている部分を適切に補完する能力が問われます。

これは語彙力だけでなく、文脈理解力や推論力も必要とする問題形式で、SPI言語対策の中でも難易度が高い部分と言えます。

そのため、この部分を効果的に対策するためには、まずは形式に慣れることが重要となります。

具体的には、過去問題を解いて形式を理解し、問題解決のパターンを頭に叩き込むことです。

また、一問一答だけでなく、なぜその答えになるのかという理由を深く理解することも大切です。

これにより、問題を解く速度を上げるとともに、正確性も向上させます。

さらに、形式に慣れることで、実際の試験時にパニックになることなく、冷静に問題を解くことが可能となります。

したがって、まずは形式に慣れることから始め、次に理解と速度の向上を目指すことで、空欄問題に対する対策を進めていきましょう。

【SPI言語対策】文と語句の関係を理解する練習方法

"SPI試験の言語対策において、文と語句の関係を理解することは非常に重要です。

特に、文脈による語句の意味の変化や、同じ語句が異なる文でどのように機能するかを把握することは、問題解答の際に役立ちます。

また、文の構成要素である語句がどのように連携して全体の意味を形成するかを理解することも、読解力を高めるためには必須です。

この節では、具体的な方法を通じて、文と語句の関係をどのように深く理解していくかについて解説します。

まず、文の主要な要素である主語、述語、目的語といった文法用語を理解し、それぞれの語句が文中で果たす役割を把握します。

次に、異なる文脈で使われる同じ語句の意味の違いを理解し、その語句が文全体の意味にどのように影響を与えるかを学びます。

また、文と語句の関係を理解するためには、頻出の語彙や慣用表現を習得することも重要です。

これらの表現を理解することで、文の全体的な意味やニュアンスをより正確につかむことが可能となります。

また、語句の意味だけでなく、その語句が文中でどのような役割を果たすかを理解することで、より深い読解力を身につけることができます。

最後に、文と語句の関係を理解するための練習問題を解くことで、理解を深めることができます。

具体的な問題を解くことで、理論的な知識を実際の問題解答に活かすスキルを身につけることができます。

二つの語句の関係を理解するための練習をする

SPI言語対策の一環として、2つの語句の関係を理解することは非常に重要です。

特に、同義語、反意語、派生語などの語句間の関係を把握することで、文章理解力が向上し、正確な解答に繋がります。

さらに、言葉のニュアンスや文脈から推測する力も鍛えられます。

このセクションでは、そのための集中訓練方法を提供します。

まずは、日頃から多読を心掛け、様々な文脈で用いられる語句に触れることが基本です。

次に、実際の問題形式に沿った訓練を行い、時間内に適切な解答を導き出すスキルを磨きます。

具体的な訓練方法や教材の選び方、さらには効果的な学習スケジュールの組み方など、実践的なアドバイスを提供します。

これらの訓練を通じて、あなたの語彙力と理解力は確実に向上し、SPIの言語問題への対応力が増します。

【SPI言語対策】例題7個を紹介

ではここから、SPIの言語問題の例題を紹介します。

各項目例題を確認し、どんな問題が出題されているのか知りましょう。

SPI言語問題の例題  
  • 二語関係
  • 熟語
  • 語句の用法
  • 文の並べ替え
  • 空欄補充
  • 長文読解
  • 文節の並び替え

例題1:二語関係

二語関係

最初に示された二語の関係を考え、同じ関係のものを選んでください。

電話:通信

ア太鼓:ばち
イ洗濯機:冷蔵庫
ウ鉛筆:筆記

二語関係の解答・解説

答えはウです。

電話は、電話で通信するという意味になるため、いわゆる物に対する役割関係にあたります。

つまり役割関係を満たすものが答えになりますので、該当するのは「鉛筆で筆記する」に当てはまるウが正解です。

アはセット関係、イは並列関係にあたります。

二語関係は、「同意語関係」「反意語関係」「包含関係(含む)」「 包含関係(含まれる)」「役割関係」「原料関係」「並列関係」「セット関係」が主に出題されるのでこれらを抑えましょう。

例題2:熟語

熟語

次の5つの熟語の成り立ち方として、当てはまるものをA~Dの中から一つずつ選びなさい。

拡大

A反対の意味を持つ漢字を重ねる
B主語と述語の関係にある
C動詞のあとに目的語をおく
D上記のどれにも当てはまらない

熟語の解答・解説

答えはDです。

単語の意味ではなくそれぞれの漢字の意味を知ることが重要です。

今回であれば「拡」=広くする、広げるということになり、「大」=大きい、広い、量が多いという意味になりますので、同じ意味の単語を重ねています。

そのため、どの選択肢にも当てはまらずDとなります。

もし漢字の意味がわからない場合には、ほかの熟語から考えるのも良いでしょう。

例題3:語句の用法

語句の用法

最初に示された文章の意味を考え、もっとも近い意味で使われているものを選択肢より選びなさい。

あなたの腹がわからない

A腹に一物
B腹が痛い
C腹が据わっている
D腹を立てる
E指の腹

語句の用法の解答・解説

答えはAです。

ここでいうあなたの腹がわからないという言葉は、心の内という意味があります。

これを言い換えるとAの腹に一物が当てはまります。

腹に一物は心の内(心の中)に密かな企みを持っているということわざになるからです。

例題4:文の並べ替え

文の並べ替え

次のア~オの文を意味が通るように並べ替えたとき、イの次にくる文を選びなさい。

アまた、自転車は健康にもよいし、車に乗っていては見逃してしまう街のよさを再発見できる機会を与えてくれる。
イしかし、自転車利用者の増加には、自転車専用道路の増加や整備は必要不可欠であり、今後の大きな課題である。
ウ車の交通量が多いマルセイユは、車よりも自転車の利用者が多いオランダの都市を見習うべきである。
エこのような理由から、私は自転車利用の促進を支持する。
オなぜなら、自転車は無料で、しかも環境にやさしい交通手段だからである。

Aア
Bウ
Cエ
Dオ
Eイが最後の文

文の並べ替え解答・解説

答えはEです。

まず初めに初めにくる文がどれかを探します。

最初の文がわかったら、2番目を探すのではなく接続詞や指示語、共通のキーワードを参考にし、簡単につなげられる文をセットでつなげていくのです。

そもそも接続詞や指示語、代名詞がある文章が最初になることはほぼありませんから、この問題では最初の文がウであることがわかります。

同じような文章になっているオとアが次に来て、エにつながり、最後はイとなるのです。

例題5:空欄補充

空欄補充

文中の( ア )に入るもっとも適切な表現を選びなさい。

日本では、基礎基本の完全習得に向けて、 すべての小学校に学習者一人ひとりの理解状況を( ア )し適切な課題を課して補充を行う「個別学習支援システム」を導入しています。

子どもたちは、一問ずつの回答によって、励ましのメッセージとともに必要な手だてを受けることができます。

A診断
B登録
C回答
D懸念
E改善
F容認

空欄補充の解答・解説

答えはAです。

(ア)の文章の中に「個別学習支援システム」という言い換え表現があります。

そのため学習者一人ひとりの理解状況に基づいて適切な課題を課して補充を行うという意味になれば良いことがわかります。

そこでA~Dの中で最も当てはまるのがAの診断になります。

例題6:長文読解

長文読解

長文読解は、長文を読ませてその文章内に入る慣用句などを選ばせる問題があります。

(  )に当てはまる接続詞を選びなさい。

Aたとえば
Bしかし
Cそのため
Dあるいは
Eところで

といった形で出題されています。

長文読解の解説

長文読解の答えは必ず最初に書かれている長文の中にあります。

接続詞の問題は、接続詞の直前後の文章を見ることで答えを導き出すことができます。

基本的に高校の現代文レベルの評論文や随筆が出題されることが多いです。

時間がかかる問題ですので簡単に解ける問題を効率よく素早く解いてから長文読解に取り掛かる時間を残しましょう。

例題7:文節の並び替え

文節の並び替え

1つの文章を文節ごとに区切り、バラバラになっている文章を意味が通るように並び替える問題です。

以下の文節を文章が成り立つように並び替えた場合、正しく並んでいるものを選びなさい。

A 外出自粛要請や営業自粛要請が出された日本では、B 倒産する企業や閉店する飲食店が増え、C 世界的なコロナ感染症の影響により、D 生活に困る人も増えました。

E 収入減少による経営悪化に見舞われ、

1 ABECD

2 CBAED

3 CAEBD

4 EBCAD

文節の並び替えの解答・解説

正解は3です。

それぞれの文の因果関係を比べるとわかりやすいです。

今回であれば、Dは。で終わっているため最後、AとBで考えるとAが先に来るので選択肢の2と4は消えます。

残りの選択肢で考えた場合、1だとBとEが並んでいますが、これだと因果関係がおかしくなるので、最終的に答えが3となるのです。

【SPI言語対策】多くの人がつまずくポイント

ここまでSPI言語のさまざまな問題とその解答のコツを見てきましたが、言語のなかで多くの人がつまずくポイントは、ある程度パターン化されています。

そのため事前につまずきやすいポイントや陥りやすい悪循環のパターンなどを理解しておけば、より万全にSPI言語の対策ができるといえます。

言語問題でつまずきやすいポイントは、以下のとおりです。

多くの人が言語問題でつまずくポイント 
  • 知らない単語が多い
  • 長文に慣れていない

SPI言語の練習問題を解いていて、実際に上記の点に悩んだことがある人は多いでしょう。

では、それぞれのパターンの詳細を解説していきます。

知らない単語が多い

SPI言語における多くの問題は、このポイントを解決することで解消されます。

さまざまな単語を覚えて語彙力を上げれば、自然と多くの問題に対応できるようになります。

対策としては問題集を解くことも効果的ですが、わざわざ対策本や参考書を購入しなくても、インターネット上にはSPI言語対策ができるサイトサービスがたくさんあります。

Webサイトを利用して言語対策をすれば、多くの場合は無料で自分自身の語彙力を高められるため、対策には大いに役立つでしょう。

受験が迫ってきたら、対策本や対策サイトを積極的に活用し、知らない単語を少しでも減らしていきましょう。

長文に慣れていない

SPI言語では、長文に慣れていないせいでうまく解けない…とつまずいてしまう人は多いです。

この課題は特に、例題6で触れてきた長文読解につながってきます。

長文は基本的に、一朝一夕では対策することができないため、まずは長文を読むことに慣れましょう。

決められた時間のなかで長文を読む、という行為になじむだけで、言語の長文読解は比較的解きやすくなります。

なお、主な対策としては新聞を読むことがおすすめです。

普段から新聞を読めば、長い文章を読む行為に自然と慣れていけますし、時事にも精通しやすくなります。

素早く長文の内容を把握し何を問われているのか理解するためにも、日常的な新聞の購読は積極的に行いましょう。

【SPI言語対策】受験日直前にやるべきこと

受験日直前で対策方法に困ったとき明日受験にもかかわらずまともな対策をほとんどやっていないときなどは、主に以下のような対策が効果的です。

受験日直前の対策のコツ 
  • 形式を理解する
  • 優先順位を考える
  • 時間配分を考える

直前にもかかわらず対策できていないというときは、まさに緊急事態のため、その状況にあわせてできることを押さえておくことが重要です。

本当に時間がなくて困っている…という人は、受験日直前でもできる対策知るべきことをぜひチェックしてみてください。

前日の対策1:形式を理解する

まずは、言語の問題形式を整理しましょう。

どのような問題が出てくるのか理解しなければ、当日に問題形式を知ることになります。

受験時はただでさえ時間がないため、どのような問題なのか把握するのに時間を取られてしまうのは、あまりにもったいないものです。

最低限、言語の問題形式やパターンは把握しておきましょう。

基本的な問題形式パターンを把握していれば、ほぼ対策していない状態でもすぐに問題に取り掛かれるため、解き方がよくわからなかった…という失敗は防げるはずです。

また、もともと得意な分野がある人なら、あらかじめ問題形式を把握しておくことで点数を稼ぎやすくなるでしょう。

前日の対策2:優先順位を考える

直前になって言語の対策をするときは、優先順位を考えることも重要といえます。

形式を理解したら、まずはどのような順番で回答すべきか考えると良いでしょう。

SPIは事前にしっかりと対策を実践していたとしても、そもそも時間が足りなくなるという特徴があります。

対策をしていなければ、なおさら時間切れでまともに解答できなかった、という事態には陥りやすくなります。

そのためすべてを解けないという前提で、問題に臨むことが大切です。

そんなとき優先順位を決めて取り掛かれば、比較的スムーズに、時間を無駄にすることなく解答できるでしょう。

前日の対策3:時間配分を考える

SPIの言語を直前になって行う場合は、時間配分を考えることが大切です。

問題の形式を把握し、優先順位を整理したうえで、最終的に時間配分を考えるという流れになります。

この流れで一つひとつの問題に取り組めば、時間を有効活用したうえでスムーズに問題が解けるようになります。

繰り返しになりますが、SPIは時間がないのが難点です。

だからこそどの問題にどれだけ時間をかけるか、計画的に考えることが重要といえます。

時間効率の良い解き方を意識し、直前とはいえ少しでも対策を万全にしましょう。

【SPI言語対策】もう一度振り返ろう!テストセンターの重要性

SPIは基本的に以下の内容で構成されます。

性格検査(30分)
基礎能力検査 (言語、非言語)
英語検査(20分)
構造把握力検査(20分)

また、一般的にテストセンターとはWEBテスティング方式の一つであるSPIを指定された会場で受ける専攻のことを指します。

今回の記事では主に言語対策に絞って詳しく解説してきましたが、時間に余裕があれば非言語や他の対策もするようにしてください。

そうすることでより通過率は高くなるでしょう。

まとめ:時間配分に気を付けて正解率80%を目指そう

SPI言語分野は非言語分野に比べて出題問題の幅が狭いので、対策がしやすいです。

どの方式でSPIを受けるが分からない段階ではすべての問題の種類を勉強しておきましょう。

また、時間内に問題を解くスキルも必要になるので、時間を計測しながら問題を解く練習も必要です。

SPI言語では正解率80%を目指せば、SPIで落ちることはないはずです。事前に問題に慣れて高得点を狙いましょう!

 

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