ほかの就活生に差をつける!面接のマナー

 就活中は何度も企業説明会や面接に訪れる回数が多くなります。

企業との関わりが増えて実際に企業のオフィスに訪れた時のマナーを知らずにいると、相手に悪い印象を持たれる可能性があります。

そのため、就活で面接を受ける前に正しいマナーや行動、姿勢、言葉などを学ぶ必要があります。

本記事では面接で相手に良い印象を与えることを目的として、正しい面接のマナーをご紹介します。

就活生の面接マナーは面接が始まる前から見られている!

書類選考が通って企業のオフィスに来訪し、受付に通されるまでの間でもいくつものマナーが見られています。

企業が見ているのは書類や面接だけではなく、受付での対応や来訪時の身だしなみ・服装などもきちんとチェックされています。

正しい言葉遣いで話せていること、リクルートスーツをしっかり着て髪型も清潔感があること、持ち歩いているカバンや姿勢などを受付で見られるので、企業から就活生に対してここで第一印象が決まります。

この第一印象が悪ければ面接でも厳しく見られますし、他の会社でも不利な状態からスタートしてしまいます。

社会人のマナーとして忘れ物は厳禁!面接前日に持ち物の準備をしよう!

面接当日に忘れ物をしてしまうのはマイナスポイントになります。

準備ができていないため、他の就活生よりも印象は悪くなってしまいますし、なによりも忘れ物をしたことで自分自身が困ることになります。

そうならないためにも、面接前日からしっかりと持っていく必要のある持ち物はカバンにしまい、複数回の確認を行いましょう。

面接当日に必要な持ち物が多くて準備ができているか不安な人は、メモ帳などに必要な持ち物を書き出してカバンに入っているかチェックすることをオススメします。

持っていく必要のあるもの

筆記用具、メモ帳(スケジュール帳)

筆記試験が課されたり、企業説明や社員の話をメモするために必要です。

履歴書(エントリーシートの原本)

面接で提出する必要がある場合は、きちんとクリアファイルに入れて持っていく必要があります。

エントリーシートの原本は何枚かコピーを取っていることをオススメします。

証明写真

エントリーシートや履歴書で顔写真がはがれてしまったときに予備の証明写真があると便利です。

学生証

本人確認のために学生証の提示が求められることがあります。

その際に証明してくれるアイテムとして持っていくことをオススメします。

印鑑

書類に捺印をする必要がある場合、印鑑を持っているとすぐに対応ができるのでオススメです。

ハンカチ

面接会場や企業説明会など、出先でお手洗いを出た後に塗れた手を拭くために必要です。

腕時計

ビジネスパーソンの多くは腕時計を着用していて、社会人のマナーとして浸透しています。

そのため、時間の確認はスマートフォンではなく腕時計を使用しましょう。

折りたたみ傘

天気を確認していても急な雨が降ってくることがあります。

その時に備えて折りたたみ傘は用意していたほうが良いです。

企業の面接では持ち物が指定されることが多いです。

面接の受付表や本人確認書類、履歴書や筆記用具など、事前の案内で示されたものを忘れないように揃えましょう。

履歴書の形式なども企業によって異なることがあるので、他と同じと油断してはいけません。

忘れ物がないように持ち物を揃えるとともに面接会場に行くためや、面接を受けるための準備も欠かせません。

面接会場の場所や開始時間を確認する

忘れ物も厳禁ですが、遅刻も厳禁です。

面接会場の場所と開始時間をチェックし直し、間違った場所に行ったり時間に遅れたりしないようにしましょう。

場所に迷って遅刻した、予定以上に電車の時間がかかったなどトラブルが起こらないように注意したいものです。

時間の余裕を持って出発し、指定された時間より少なくとも10分ほど前には到着できるよう、ルートの確認や電車などの時刻表などをチェックし、当日のスケジュールを計画しましょう。

最近のニュースを確認する

まずは、面接当日の天候や交通規制や利用する交通機関の運行予定などのニュースをチェックしましょう。

雨や強風などの場合、バスが混雑する場合や電車が遅れる可能性もあるため、予定したスケジュールより、出発時間を早めるなど調整しなくてはなりません。

また、最新の政治や経済、時事ネタや株式市況や為替の動向といったマーケット情報、面接を受ける企業や競合他社のニュースなどが流れていないかをチェックします。

面接やグループディスカッションなどで、時事ネタなどについて問われ、困らないようにしておきましょう。

企業の基本情報を再度確認する

面接を受ける企業の基本情報なども、今一度確認し直しましょう。

何社もエントリーすることや会社説明会などに参加しているうちに、別の企業の情報と混在してしまうことも多いです。

今一度、情報を整理し、他社の情報を誤って用いるすることがないようにしましょう。

面接マナーの気をつけるポイント

面接を受ける前から気をつけるべきマナーのポイントをご紹介します。

面接の10分前には到着する

面接会場や企業のオフィスでは早く到着することは当たり前ですが、早すぎると問題になります。

企業も面接の準備をしているため、早く来られると面接の準備が整っていない状況で就活生を迎えることになります。

その上、準備が整うまで就活生を待たせることとなるのでお互いに良くない形となってしまいます。

到着した後、受付前に必ずコートなどの羽織物は必ず脱ぎましょう。

羽織っていてはマナー違反となりマイナスポイントとなってしまうため注意が必要です。

脱ぐタイミングが分からない場合は面接会場やオフィスに入る前に外で脱いでおくと良いでしょう。

お互いにゆとりのある状態で面接をするためにも、面接の10分前に到着しましょう。

受付で学校名・氏名・用件を述べる

面接に訪れたら受付で学校名・氏名を伝え、手短に用件を述べましょう。

緊張して声が小さくならないように、明るくはっきりとした言葉で話すことを意識して伝えるようにしましょう。

どうしても緊張で言葉に詰まってしまう場合は、伝えたい内容を一度区切りながら相手に伝えることをオススメします。

例題として、「お忙しいところ失礼いたします。わたくし、○○学校の○○と申します。本日○○時からの採用面接に伺いました」

このように話すべき内容を区切ることで、緊張していても相手に伝わりやすい内容を伝えることができます。

用件を伝えると受付担当の方から待合室に案内してもらえます。

指定された場所で待機

待合室では呼ばれるまで待機します。

この時、他の就活生がいる場合もあり大声を出して話したりすることはマイナスポイントとなります。

待機中にスマートフォンや携帯電話を触るのもマイナスポイントとなります。

理由として社会人としてのマナーが悪く、真面目に面接を受けに来た印象がなくなるためです。

面接中に音が鳴らない予防として面接会場や企業のオフィスに入った際は、スマートフォンや携帯電話の電源を切ることをオススメします。

待機中は静かに呼ばれるまで待つこと、もし不安であれば面接中に話す内容の整理をするようにしましょう。

面接室へ入室

ドアは3回ノック

待機室で呼ばれたのちに面接室まで案内され、そこからは自分で行動する必要があります。

面接室に入室する前にドアを3回ノックします。
ドアのノック回数はプロトコール・マナーといって国際標準マナーとして決まっています。日本だけはなく海外でも使われるマナーで、国際的にノックの回数によるマナーが定められています。
2回ノックはトイレなどで相手がいるか確認するときに使用されます。
3回ノックは家族や親しい人物に対して使用されます。
4回ノックは礼儀が必要な相手に対して使用されます。
もちろん4回ノックがマナーとしては正しいので、4回ノックしても良いのですが、日本ではあまり使われていないため違和感を覚える人が多いようです。
そのため、日本では3回ノックが国際的にも日本のビジネスにおいても適当であるといえます。

ドアの閉め方

面接室のドアを3回ノックしたあとに「どうぞ」と声が聞こえてからドアを開けましょう。何も言われていないうちにドアを開けることはマナー違反のためマイナスポイントとなります。

入室するときは必ず一声「失礼します」と挨拶をして一礼をします。

着席までの流れ

面接室に入ったら必ず、入ってきたドアの方に向き合って静かに閉めます。

このときに面接官に背中を完全に向けてしまうとマナー違反となります。また、面接官を向いたまま後ろ手で閉めるのもマナー違反です。
正しくは斜めに立ち、面接官に背を向けないように丁寧に閉めるのがポイントです。

着席まで

ドアを閉め終えたら面接官に向き直り「失礼します」と一礼してから椅子に向かいます。

このとき椅子の左側か後ろに立ち、「○○学校の○○です。本日はよろしくお願いいたします」とあいさつをして一礼をします。
あいさつと一礼が同時にならないように意識するのがポイントです。
椅子に着席するのは面接官が「おかけください」と勧めてから「失礼いたします」と会釈をして着席します。

面接後の退室

面接終了の合図

面接が終わると、面接官から終了の合図が出されます。

このとき、着席したまま「本日はありがとうございました」と言ってお辞儀をしましょう。

荷物をまとめてドアまで

起立して椅子の横でもう一度「ありがとうございました」と一礼します。
横に置いていたカバンやコートなどを手に持ち、ドアの前まで移動します。

ドア前で一礼し、退室

ドアの前でもう一度面接官に向き合い「失礼いたします」とあいさつをしてお辞儀をしましょう。

この時に面接が終わったことで気が緩みがちになるので、最後まで気を抜かずに姿勢やお辞儀をしっかりと丁寧に行うのがポイントです。
部屋から出るときも面接官に背中を向けないように意識してドアを開き、退室します。

面接会場を出よう

面接が終わったら速やかに面接会場や企業のオフィスを後にしましょう。

気が緩んで建物の中で騒いだりスマートフォンを触ったりしている場面は、会社の人にとって悪い印象にとらえられます。緊張感が無くなり余計なトラブルを発生させないためにも速やかに会場を後にしましょう。

お辞儀の角度でも面接のマナーが見られる!

面接では面接官に対して何度もお辞儀を行います。
お辞儀の角度によって相手の受け取る印象が異なり、面接では真っ先に目に入る情報となります。お辞儀に関するマナーは入社後も続くため、面接のときから身に着けていると相手に良い印象を与えやすくなります。

面接室の入退室

入室や退室をする時は30°のお辞儀をしましょう。

30°のお辞儀は一般的なあいさつで使われる敬礼となります。
椅子に着席する前や部屋に入った後の一礼なども、30°のお辞儀となります。

自己紹介・面接終了

面接での自己紹介や、面接が終わった時は45°のお辞儀をしましょう。

男性の場合は手を体の脇にそろえた状態でお辞儀をします。
女性の場合は手を体の前にそろえた状態でお辞儀をします。
45°のお辞儀は相手に対する感謝やお詫びの気持ちを伝える時に使われる最敬礼となります。
一般的な挨拶で使われる30°のお辞儀よりも、ほんの少しだけ長い時間お辞儀をしていると、相手も気持ちよく受け取ってくれるので意識してお辞儀を行いましょう。

面接官が気にするマナーとは

面接中は対人コミュニケーションが発生します。そのときに面接官は就活生の言葉遣いや表情といった部分を意識して観察をしていることが多いです。
ここでは面接官が気にしているマナーについてご紹介します。

話し言葉

自分のことを話すときは謙譲語

面接でよく使うのが謙譲語です。

謙譲語は自分をへりくだって表現し、相手へ敬意を示す敬語となります。

自分のことを話すときは謙譲語を意識して使う必要があります。

たとえば、「会いました」という言葉は面接においてあまり適切ではありません。

「お会いしました」という謙譲語のほうが丁寧ですし受け取る相手の印象も良いです。

また、「○○と先ほど言ったように」という言葉も同じで面接において適切ではありません。

相手は目上であり企業のため「○○と先ほど申し上げましたように」といった謙譲語のほうがビジネスマナーがしっかりしていると相手は受け取ります。

面接中に頻出する謙譲語はこちらです。

「申す、申し上げる」「お目にかかる」「いただく、頂戴する」「拝見しました」「伺う」
「おる」「存じ上げる」「読む」「参る」「失礼する」

面接官に対して話すときは尊敬語

自分が相手を表現する時に使い、相手に敬意を払う言葉が尊敬語です。

たとえば、「~について教えてください」という言葉はビジネス上適切ではありません。

目上の人に教えを乞うので「~についてご指導ください」といった尊敬語が正しいです。

また、エントリーシートや履歴書などで「○○を見てください」という言葉も不適切です。この場合は「ご覧ください」という尊敬語が正しく、目上の人に対して何かを見てほしいときに使います。

面接中に頻出する尊敬語はこちらです。

「おっしゃる」「お会いになる」「召し上がる」「ご覧になる」「お聞きになる、聞かれる」
「いらっしゃる」「ご存じ」「お読みになる、読まれる」「いらっしゃる」「お帰りになる」

目線や仕草

話す言葉が丁寧でも目線が面接官と合わなかったり、緊張で動きが落ち着いていなかったりするとマイナスポイントとなります。

目線の対策

相手としっかり目を合わせて話すのは大切ですが、面接時間は長いためずっと目を合わせることは難しく、人によっては緊張で目が合わせられない人もいることでしょう。

その対策として、面接官が複数人いるようであれば全体を軽く見渡しながら自分のことを話したり、対人でのやりとりでは相手の目ではなく眉間を見ることで、できるだけリラックスできる環境を作るのがポイントです。

仕草の対策

緊張して動きが落ち着かない場合は両手をひざの上で軽く握っておくのがオススメです。そわそわする場合は一度深呼吸をしてみましょう。

深呼吸は気持ちを落ち着かせる効果があるので、面接前に一度は必ずしておくと楽になります。

表情

暗い表情や熱意が感じられない表情ではマイナスポイントとなってしまいます。

しかし、緊張していると笑顔ではきはきと話したいと思っていても、表情が上手く作れなかったりすることがあります。

そんな時でも仕草の対策と同じように深呼吸が有効です。

リラックスしているときと比べて緊張している間は呼吸が浅くなりがちです。呼吸が浅くなることでより緊張が増すため、深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。

声の大きさや熱意

声が小さかったり、曖昧な返答や仕事に対する熱意が感じられない場合はマイナスポイントとなってしまいます。

はっきりとした口調で話すことは面接ではとても大切です。

相手に自分の伝えたいことを的確に伝えることができますし、仕事においてもコミュニケーションがしっかり行える人であると評価されます。

声が大きくはっきりとした話し方のほうが仕事に対する熱意とやる気が相手伝わりやすいので、意識して話すようにしましょう。

面接マナーの確認と一緒に面接の受け答えについても確認しておこう

面接ではあなたの質疑応答の内容だけでなく、さまざまな角度からさまざまな面がチェックされています。

企業に到着したときからあらゆる点が見られている意識を持って、マナーをわきまえた言動が求められます。

入室方法や挨拶の仕方、座り方や面接官との向き合い方、話し方などのマナーをおさらいするとともに、受け答えの仕方についてもシミュレーションをして練習をしておきたいものです。

すでに別の企業の面接を経験した方なら、そのときの反省点なども踏まえて、一人、模擬面接のように受け答えの練習をしてみましょう。

面接とは「あなた自身」について相手に理解してもらうこと

面接の受け答えは、単に優等生の回答をすればよいのではありません。

企業に気に入られようと作り込んだ回答を披露する場ではなく、自分の魅力をアピールし、この人と一緒に仕事をしてみたい、この人なら自社の業務を安心して任せられると思わせることが大切です。

誰もが魅力的な個性を持ち合わせていますから、不安になったり、おどおどしたりせず、自信を持って前向きに臨みましょう。

事前に準備した回答を自分らしく明確に伝えられるよう、ハキハキと明白に話せるように一度は実際に声に出して受け答えの実践をしておきましょう。

選考の段階で見られているポイントが異なる

面接といっても一次面接、二次面接、企業によっては役員による三次面接が設けられている場合や最初はグループ面接で次の段階は個別面接など、いろいろな段階の面接が実施されます。

選考の段階によっても、見られているポイントが異なるので、それも意識しながらマナーを徹底すること、受け答えや自己アピールの仕方を検討する必要があります。

たとえば、一次面接では応募者の絞り込みを目的にしていることも多いです。

そのため、ビジネスマナーや言葉遣いがなっていないだけで、評価を下げられることもあります。

これに対して二次面接では、一次面接に通過した以上、ビジネスパーソンとしての基本はできている前提で、より、あなたにフォーカスを当ててあなた自身のことや自社が求める人物かをチェックすることに重点が置かれます。

そのため、時に厳しい質問が飛んでくることもあるかもしれません。

あなたを落とそうとして答えにくい質問をしているわけではなく、よりあなたのことを知りたいと、いろいろな角度から質問がされるのです。

臆せず、自分の意見を丁寧に述べれば納得してもらえます。

グループ面接やグループディスカッションでは他の人と優劣を比べるというより、その場の雰囲気が読める人物か、グループでの立ち回り方などがチェックされることもあります。

協調性はあるかや、どんな風に反論をするのだろうか、他のメンバーの話に耳を傾けることができるかや、他の意見を尊重できるかなどもチェックされているのです。

他のメンバーをライバル視して自分が選ばれようとするあまり、自己主張をし過ぎることや他の人が意見をいえないような状況を作らないようにしましょう。

さいごに~正しい面接マナーで相手に好印象を与えよう~

就活生は企業に対して自分自身の営業をしているのと同じです。

自分のよさや会社に入りたいという熱意は自分で伝えるしかありません。

そのためには相手が求めるビジネスマナーを身につけ、相手に興味を持ってもらう必要があります。

正しい面接マナーを身に着けてほかの就活生に差をつけましょう。

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