2021年卒の就活生から就活ルールが廃止されるため、早期から就活の準備をしようと考える学生が今増えています。
しかし、早期から出来る就活の準備といっても具体的に何をすれば良いのか分からないという学生も多いのではないでしょうか。
近年、就活の準備の1つとして長期インターンシップに参加するという学生が増えてきてます。
長期インターンシップの経験は、就活で優位に立てるような学びだけでなく、就職後にも活かせる経験もすることができます。
とはいっても、長期のインターンシップとはどのようなものかイマイチ分からず、実際に行動に移せない人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、大学1年生から長期インターンシップに参加している学生にインタビューをし、就活ルール廃止に伴い価値が高まっている長期インターンシップの魅力はどんなところにあるのかを、その実体験をたっぷり語ってもらいました。
現役大学2年生のインタビュアー。
大学1年生まではバリバリ体育会系の部活中心の生活でしたが、今は少し方向転換して多方面に色々挑戦中です!
長期インターン歴1年弱の慶應義塾大学の2年生。
石丸くんはなぜ長期インターンに参加し、どんな経験をしているのでしょうか?
今回、小松インタビューアーに実際に長期インターンに参加している石丸くんに色々話を聞いていただきました。
どんな経験をしているのか、参加するメリットなど、実際に長期インターンに参加しているからこそ聞けるようなお話が盛り沢山なので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
こんな方におすすめ!
- 長期インターンの参加を考えてる方
- 就活で有利になる経験をしたい方
- 成長していきたいと考えている方
インタビュー開始
本日はよろしくお願いします。まずお名前と年齢、大学名を教えてください。
石丸義久、19歳です。4月から慶應義塾大学法学部政治学科の2年生です。
長期のインターンに参加しているとお聞きしたのですが、いつ頃からどのような会社でインターンをしているのかお聞かせください。
大学1年生の4月の終わり頃から、クリプテックというベンチャー企業でインターンをしていて、その中の
クリプテック・アカデミアという大学生向けプログラミングスクールの事業に携わっています。
クリプテック・アカデミアとは?
株式会社クリプテックが運営している大学生向けプログラミングスクールです。
特徴は2点あり、
1.オンラインプログラミング教育に特化したスクール
2.1人1人に専属のインストラクターが付き、あなただけのカリキュラムで学習が可能
になります。
そのため、何をすればいいのかわからないという方にはおすすめのプログラミングスクールになります。
はい。自分でインターンをしたいと思い、Wantedlyというサイト内の募集に応募しました。
石丸くんが長期インターンに参加した理由
なるほど、ではなぜそもそも自分でインターンをしてみようと思ったのですか?
そもそもは、高3の終わり頃から将来的な起業を視野に入れていて、そのためにベンチャー企業でインターンをして、起業家の話を身近に聞くことが出来る環境に身を置きたかったからです。
高校生の段階でそこまで視野に入れていたなんてすごいですね(笑)何かきっかけはあったんですか?
高3の時にビジネスコンテストに参加して賞を頂いたことが大きかったです。
そこで、起業をして何か事業を立ち上げる時には、必ずと言ってもいいほどプログラミングの知識が必要になると気付き、プログラミングの重要性も強く感じたんです。
なるほど、それでプログラミングスクールを選んだんですね。
そうですね、インターンを通して実際にプログラミングを教えてもらうことが出来るということもあり、クリプテックを選びました。
他に、スタートアップの初期メンバーとしての募集だったので、将来的な起業に通ずる部分があると魅力を感じたことも理由の一つです。あとは、お金を稼ぐっていう目的もありました。
確かに大学生なら普通バイトをしてお金を稼ぎますよね。バイトはしていないんですか?
バイトはしてないですね。このインターンを始める前に、やっていたバイトを辞めたので、今はインターンの仕事がバイト代わりみたいな感じです。
会社によると思いますが、僕自身はインターンの収入だけで、普通に生活するのに困らない程度は稼げています。
それなら、インターンを始めたらバイトが出来なくてお金を稼げないから困る、なんてこともありませんね。
長期インターンに参加する明確な理由があると、より自分の求めている経験が可能
さらに、お金も稼げるので、アルバイトをするよりも長期インターンに参加するほうがメリットが多い
実際に石丸くんは長期インターンでどんな仕事をしているのか?
では、普段はインターンでどのような業務をしているのか教えてください。
僕の業務は、主に大学生を対象としてプログラミングスクールの新規生徒を集める営業活動がメインです。
営業といっても多岐に渡ると思うのですが、具体的にはどんなタイムスケジュールで、どのような活動をしてるのですか?
簡単な一例なんですが、1日の業務は長くても4時間程度です。内2時間は全体でミーティングを行い、現状確認や各々の活動報告をしたりします。残りの時間で営業活動や作業をしたりします。
活動や作業の具体的内容としては、メディアに掲載して顧客を獲得するための記事を書いたり、SNSを運用したり、時には街でのティッシュ配りもしました。
いいえ、違います。会社からは顧客の獲得方法は完全に任されていて自由なので、全て自分で考えて行った営業活動です。予算の使用も許可制ですが可能です。
インターン生でそこまで任せてられているのはすごいですね。
普通のバイトではなかなかここまで任せてもらえることはないですし、自分で何をするか考えて、自分で行動するというのもインターンだからこそ経験出来ることだと思います。
なるほど、確かにバイトでは言われたことを言われた通りにするだけですし、それだけでもインターンに参加する価値は十分にありそうですね。
バイトはしてないですね。このインターンを始める前に、やっていたバイトを辞めたので、今はインターンの仕事がバイト代わりみたいな感じです。
長期インターンで印象に残っている経験
では、そんな業務や活動をしていて何か印象に残っていることは有りますか?
営業活動を社員同士の個人勝負ではなく、皆で協力して営業し、会社に評価してもらったことです。
確かに営業活動といえば普通は社員同士の営業成績の個人勝負というようなイメージがありますね。
そうなんです。僕も最初はそう思っていました。しかしそれでは効率が悪いし、皆で協力する方が組織全体の利益につながると思ったんです。
その発想はすごいですね。でもそれだと、個人としての成績や報酬は減ってしまいませんか?
もちろん1人の顧客を3人で協力して獲得したら、個人としての成果報酬は1/3になります。しかしそれ以上に顧客の獲得効率が上がるので、結果的に個人の報酬も増えることに気付いたんです。
はい。もっと大きいこと言えば、このことを通して頭を使い、よく考えて行動することの重要性に気付かされましたね。
これも、まさにさっき言っていたバイトでは経験できない、インターンだからこそできた経験ですね。
石丸くんが長期インターンに参加して感じたメリットとは?
では今日一番お聞きしたかったことなんですが、石丸くんが実際に長期のインターンに参加してみて、どんなことを学び得たり、どんなメリットを感じたりしましたか?
営業活動を通して、初対面の人に対して人あたりがよくなるなど、対人のコミュニケーション能力が格段に向上しました。あと、今後どの業界が伸びるか、データを見るだけでなく生の声を聞いたり、現実世界で実際にどのような動きがあるか、ということも含めて考えたりすることが出来るようになりましたね。
他にも、スタートアップのメンバーだったので、起業1年目としてのマインドや、PDCAのやり方も学ぶことが出来たと思っています。
1年弱の経験で既にそこまで学べたのなら、十分メリットだと言えますね。
今お聞きしたことって、石丸くんがインターンをしている環境で学び得られることやメリットだと思うのですが、長期のインターンに参加すること全体でのメリットは何か感じていますか?
長期のインターンに参加すること全体でのメリットは、その業界に詳しくなれて、その業界で働くのに必要な能力がある程度身につくことだと思います。僕の例で言えば、初対面の人に対しての人あたりの良さや、業界予測の能力向上がまさにそれです。
就職後に活きる経験が学生のうちにできることが長期インターンの最大のメリット
確かにそういった業界内部の事情や実態を、自らの経験を通して知ることが出来るのは長期のインターンだからこそのメリットですね。
そうです。長期のインターンをすることで、その業界の現実的な部分を知ることができて、それを自分に落とし込めます。また、その業界の実態を知ることで、自分の適性も判断できるはずです。短期のインターンではここまで深く知ることはできないと思います。
そこまで深く知ることが出来れば、就活の時に業界選びを間違うリスクを減らせて、なんとなく興味があるからという業界選びをしなくなりそうですね。
はい。もっと大きいこと言えば、このことを通して頭を使い、よく考えて行動することの重要性に気付かされましたね。
やっぱり石丸くんも長期のインターンに参加することで、就活で有利になると考えていますか?
はい。数字的な話をすると、短期のインターンには大学生の8割程度が参加しているのに対して、長期のインターンを経験しているのって大学生全体の1割程度なんです。これだけでも、長期のインターンに参加すれば大学生の中で1割しかいない人材になれるので、就活で有利になると言えると思います。
なるほど、それを聞いただけでも就活のことを考えている大学生は、もっと積極的に長期のインターンに参加した方がいいと言えますね。
長期インターンのメリット
- 社会人としても活きる経験ができる
- 就活中に他の就活生よりも有利なアピールができる
最後に
最後にこれから長期のインターンに参加しようとしている学生に何か一言お願いします。
結局はただインターンに参加するだけでは意味はあまりないので、自分でよく考えて行動し、何かしら結果をきちんと出せるよう努力することが大切だと思います。
まだ19歳とは思えないほど、自分の将来についてきちんと考えている石丸くんには記者も驚かされました。
石丸くんの経験を聞いて、長期のインターンでは自分を成長させることが出来て、就活においても多くのメリットがあるということが分かりました。
この記事を読んで、一人でも多くの学生に実際に長期のインターンに参加してみてほしいです。
まとめ
- 目的を持って長期インターンシップに参加することが重要
- 就活だけではなく、社会人として活きるような能力が身につく
- ぜひあなたにも長期インターンシップに参加していただきたい
以上、【長期のインターンをすると就活に有利⁉】実際に長期インターンに参加する大学生にインタビューして生の声を聞いてみた!…でした。最後までお読みいただきありがとうございました。