就職を希望する企業からの内定獲得を目指す新卒者は、就活が始まる前から様々な対策を行う必要があります。事前にしっかりと対策をしておけば、有利に就活を進められることでしょう。事前準備やエントリー、書類選考や面接など、就活はいくつかの段階に分かれています。適切な順番と方法で対策を行うことができればより内定に近付くことができます。そこで今回は就活の段階ごとに、どのような対策を行えば良いのかを解説します。
ステップ1:就活を進めていく準備
対策として最初に行うのは、これから就活を進めていくための準備です。誰もが就職をする上で必要になるものを揃えなければなりません。その中でも必須といえるのが、リクルートスーツです。
就活を始めるに際して、人生で初めてスーツを購入するという方も少なくないでしょう。購入の際に注意しなければいけないのは、見る人に与える印象を優先して考えることです。清潔感があるものを選ぶのは基本として、カラーは黒や濃紺などにすると良いでしょう。
ネクタイも清潔感を第一に考え、派手なものは避けてください。無地のものが無難ですが、奇抜なデザインでなければストライプやドットがあるものでも構いません。同様に靴やカバンも派手なものは避けて、黒色など統一感と清潔感を重視してください。
ステップ2:ビジネスマナーを学ぶ
必要なアイテムを揃えたら、次は就活で必要となるマナーを身に付ける段階です。社会に出て働くにはビジネスマナーが必須となります。就職後に新人教育として学ぶことが多いですが、新卒者にもその下地となる基本的なマナーが求められます。
先ず敬語をはじめとした言葉遣いの練習をするのが基本です。尊敬語や謙譲語など、正しい敬語の使い方を身に付けましょう。また就活中は、採用担当者やOB・OGなどとメールでやり取りをする機会もあります。
- 簡潔でわかりやすく、内容に相応しい件名を付ける
- 適切に改行を入れる
上記のようなメールの書き方に関するマナーを覚えることも大切です。貴重な時間を使って読んでもらっているという意識を持って、正しいマナーを身に付けましょう。
ステップ3:書類選考のための対策
実際に企業にエントリーする段階になると、書類選考のための準備や対策を行わなければいけません。企業に提出する履歴書やエントリーシートには多くの記入欄がありますが、学歴や資格など、事実を記入する部分であれば難しく考える必要はないでしょう。しかし長所や短所など、人間性に関する部分で躓いてしまう人は少なくありません。
何も考えずに記入してしまうと、相手に悪印象を与えてしまったり、面接で詳しく掘り下げられて困ったりする可能性があります。書類選考で失敗しないためには、事前に自己分析を行うのが重要です。これまでの成功体験や失敗体験をリストにして、自分にどのような傾向があるのかを調べましょう。自分に対する先入観を捨てて行うことが自己分析のポイントです。
ステップ4:面接のための対策
書類選考を通過すると面接があります。面接対策では、入退室の方法や質疑応答の練習などを行う必要があります。対策を行う上で大切なのは、本番をイメージして行うことです。
どれだけ練習を積み重ねても、当日に緊張しすぎると成果を発揮できません。練習と同じように、平静を保つことが非常に重要なので、なるべく本番と同じ感覚で練習をするようにしましょう。
- 受け答えの練習は実際に声に出す
- 表情や仕草、口調に気を付けながら話す
上記のポイントを実際に目の前に採用担当者がいることをイメージして行ってください。特に志望動機や自己PRなどの定番の質問は、しっかり回答できるように何度も練習しておくのが望ましいです。自己紹介もスムーズに行えるよう練習しておきましょう。
おわりに
内定獲得というゴールに到達するには、しっかりと対策を行うことが欠かせません。しかし一度に全ての対策を行うのは難しいです。今回ご紹介したように、焦らず段階的に取り組んでいくと良いでしょう。就活に関するセミナーなどでノウハウを学ぶこともオススメです。