メーカーの志望動機の書き方とは?ポイントや例文もあわせて紹介

メーカーの志望動機の書き方とは?ポイントや例文もあわせて紹介

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はじめに

「メーカーの志望動機と言われても、誰もが聞いたことのある大企業でもない限り、なかなか思い浮かばないのではないか。」 「そもそもメーカーかどうかに限らず、志望動機については何を言えば良いかわからず、面接試験や書類選考の際にいつも混乱してしまう。」 このような悩みを持った就活生や転職希望者は沢山います。

この記事にはメーカーの志望動機を作成する際のポイントや、高評価を貰える可能性の高い例文などを紹介しています。

従ってこの記事を読めば、メーカーの就職試験をパスし、希望の企業に入社できる可能性が高くなります。

就活生や転職希望者は就職試験の前に必ずこの記事を読み、志望動機の作成方法をマスターしておきましょう。

メーカーとは?

メーカーは製品をメイクする、つまり、製造する業界を意味し、製造業とも呼ばれる業界です。

分野も幅広く、私たちに身近な製品から、大型機械の内部の部品に至るまで幅広いメーカーが存在しています。

製造工程を上流・中流・下流に分けて考えると、メーカー業界の分類や位置付けがわかりやすくなります。

上流工程に位置付けられるのは、素材メーカーと呼ばれる分野です。

鉄鉱石から鉄を作る鉄鋼メーカーのように、様々な製品の原材料や部品となる素材を作るメーカーです。

鉄や非鉄金属、ガラスやゴム、樹脂、化学素材、紙などが素材メーカーに該当します。

中流工程に位置付けられるのが、部品メーカーです。

素材メーカーが製造した素材を仕入れて、製品の一部となる部品を製造するメーカーです。

たとえば、自動車という製品を完成させるには、タイヤエンジン、バンパーやドア、エアバッグなどの各種部品を製造する個々の特化した部品メーカーが活躍しています。

下流工程にあたるのが、加工メーカーです。

素材や部品を加工することや組み立て製品を完成させる分野であり、自動車メーカーや家電メーカー、アパレルメーカーや食品メーカーなど多岐にわたります。

また、1つのメーカーで上流工程から下流工程まで一貫して行うメーカーも少なくありません。

化粧品メーカーや医薬品メーカーが代表例で、研究・開発から製造、最終加工まで1社で担い、販売まで手掛けています。

メーカーの分類にあたっては、工程や対象物だけでなく、製品の販売相手による分類も可能です。

企業向けの製品を製造するBtoB型、一般消費者向けの製品を製造するケースをBtoC型メーカーと分類できます。

BtoB型メーカーには鉄鋼メーカーや石油・化学メーカーなど素材メーカーをはじめ、企業で使う設備などを製造する機械メーカーなどが代表的です。

BtoC型のメーカーは種類も多く、家電メーカーや自動車メーカー、アパレルメーカー、食品メーカー、化粧品メーカーなど多彩です。

消費者が店頭やネットで気軽に買える商品を主に製造しているメーカーです。

メーカー業界というと、製造の現場に携わる仕事や製品の開発をする仕事がイメージされがちですが、それだけではなく、幅広い職種があります。

製造した製品を企業や流通業に売り込む営業職をはじめ、消費者に宣伝するための広報や宣伝部門のスタッフなどもいます。

製造する技術や開発するための専門知識がなくても、学部を問わず、活躍できる仕事があるのです。

どんな人がメーカーの仕事に向いているの?

メーカーの仕事に向いている人の特徴として、モノづくりが好きであることや、モノに愛着やこだわりがあることがあげられます。

具体的には、その企業で製造される商品そのものが好きな人か、機械いじりやプラモデルの組み立てが好きな人が例としてあげられます。

志望動機を書く前にメーカーをなぜ志望したか落とし込もう

メーカー業界に属する企業にエントリーするうえでは、数ある業界の中から、なぜメーカー業界を選んだのかを明確にしてアピールすることがポイントになります。

たとえば、家電製品に興味がある場合、家電販売店などの流通業という選択もありますが、なぜ、家電メーカーを選ぶのかを明らかにすると意欲が伝わりやすくなります。

美容に関心がある方が化粧品メーカーを志望するなら、化粧品販売の流通業やエステサロンなどのサービス業の選択肢もあるのに、なぜ、メーカーなのかを明らかにしましょう。

食品メーカーも同様に、食に関心があるなら、飲食業やコンビニやスーパーなどの流通販売業、農業といった選択肢もある中で、なぜ、メーカーなのかを明確にしましょう。

薬剤師の資格を取得したから医薬品メーカーという単純な話ではなく、医療機関や調剤薬局、ドラッグストアなどの多彩な選択肢がある中で、医薬品メーカーを志す理由を明確にしなくてはなりません。

メーカーでないと成し得ない自分のやりたいことがある、といった内容をアピールできると効果的です。

自分の想いや希望、夢や目標などを実現するには製品を販売することや提供する業界でなく、製品を製造するメーカーでないと叶わないといった点を明確にしてアピールすることがポイントです。

数ある業界の中からメーカー業界を選んだ理由をはじめ、多彩なメーカーがある中から、なぜ、そのメーカーを選んだのかも明らかにすることが大切です。

たとえば、技術職としてエントリーする場合、その技術は機械製造、自動車製造、各種素材製造など、様々な分野で活かせるとした場合に、自動車メーカーを選んだとすれば、それはなぜなのかを明らかにしましょう。

営業職の場合も、売り込める製品はすべてのメーカーが持っている中で、なぜ、その製品を製造するメーカーを選ぶのかを明確にしなくてはなりません。

メーカー業界を選んだ理由や特定のメーカー分野を選んだことを示すには、具体的なエピソードを話すことで、意欲が伝わり、説得力が増します。

自分の過去の経験から、その製品の重要性を感じた、より優れた製品の開発や製造に携わりたくなったというエピソード、エコ製品や安全な食品や肌に優しい化粧品などの開発が自分のポリシーや価値観にマッチする、といった具体的なエピソードをもとに志望理由を落としこみましょう。

メーカーで志望動機が重視される理由

メーカーは他の業界に比べると志望動機を重視する傾向があります。エントリーシートに書く文字数も200文字未満では不十分で、せめて300文字くらいは欲しいところです。同様に面接でも細部に至るまで質問されます。

メーカー側がここまで志望動機にこだわるのは、いくつか理由があります。まず多くのメーカーは会社の規模が大きく、知名度も高くて安定性があり、待遇も良いことから就活生に人気です。

けれども、その全員に内定を出したところで必ずしも就職してくれる保証はありません。就活生の多くは複数の会社を掛け持ちでエントリーしていますから、何人かは辞退者が出ます。

4月の時点で予定採用人数を下回ってしまうと、単に人材不足になるだけでなく採用にかけた費用が無駄になるなど、メーカーにとっては大きな損失です。そこでメーカー側は志望動機を見て就活生の熱意を探ります。

もう1つ、入社後のミスマッチを防ぐという意味合いもあります。人気や安定性など表面的なことだけしか見ていない就活生は、実際に就職するとギャップが生じて長続きしないものです。

厚生労働省による最新の「新規大卒者の離職状況」を見ると、平成26年(2014年)4月に就職した大卒者のうち、32.2%が3年以内に離職しています(※1)。理由の多くは理想と現実のギャップによるものです。

メーカーは安定こそしていても業務内容は多岐にわたり、1つの専門家になるよりは幅広く活躍できる人材を求めています。赴任先も地方から海外まであり、仕事を選り好みしていると長続きしません。

こうした仕事に対する理解度は、そのまま志望動機に現れます。本当に理解している就活生は入社後のヴィジョンが明確で、採用担当者も活かしどころを思い浮かべられるものです。

このように志望動機は、メーカーにとって熱意と理解のある就活生を見極められるツールになります。

余すところなく表現できれば、エントリーシートの文字数は自然と200文字を超えるでしょう。さらにインパクトも求められます。特にメーカーは志望者数が多いですから、ありきたりでは書類選考の通過ですら難しいかもしれません。

メーカーが求める人物像

志望動機を考えるときは、メーカーがどのような人物像を求めているのか知ることが大切です。不明なままでは的外れな志望動機になってしまいますし、入社後のミスマッチにもつながりかねません。以下にメーカーの採用担当者が求める人材を紹介します。

メーカーの良さを伝えたいという熱意が強い人

メーカーの良さを伝えるには様々な手段があります。商品を企画して社会に役立つものを作ったり、営業でそれを広めたりするなどです。志望動機に自分のやりたいことを一方的に書き連ねるよりは、どのように役立てられるか慎ましやかに述べたほうがメーカーには好まれやすいでしょう。

入社後は様々な部署を渡り歩き、その都度先輩たちから多くのことを学びます。そのためには謙虚な姿勢が必要なのです。

よくメーカーで扱っている商品のファンであることを書く就活生がいますが、志望動機としてはいまひとつです。

メーカーは消費者側よりもビジネスマンとしての視点を求めています。だから商品そのものよりも背景にあるニーズを分析したり、ビジネスにおいてのポジションや強みを理解して欲しかったりするものです。

その会社を志望する理由を理論的に説明できる人

一口に「メーカー」といっても様々な業種があり、その中に多くの会社があります。単に「ものづくりに関わりたい」という動機だけでは、他の業種・会社でも良いのではないかと思われてしまうでしょう。

その会社でなければいけない理由というのは、やはりその会社を良く知っていないと説得力は出ません。だからこそIRやOB訪問など事前の情報収集が重要になります。同時に「自分はその会社だからこそ役立てる」という明確な根拠、つまり自己分析も必要です。

これらを論理的に説明できれば、メーカーの採用担当者も欲しいと思ってくれるはずです。まずは結論を先に述べ、続いて理由をつける書き方を身につけましょう。

時代や環境の変化に柔軟に対応できる人

先述のとおり、メーカーの業務内容は多岐にわたり、赴任先も日本国内から世界の隅々まであります。それだけの実力があるのはもちろん、どんな会社の指示にも従える柔軟さやフットワークの軽さも求められます。

また時代や環境によってメーカーの立ち位置は変化します。1つの価値観にとらわれず、新しい風を吹かせることも新入社員だからこそ期待される役割です。それを予感させる志望動機が書ければ、採用担当者の目に留まりやすくなるでしょう。

【メーカーの志望動機】志望動機の構成

メーカーの志望動機をアピールするにあたっては、内容だけでなく構成も重要です。

構成とは何をどのような手順や流れで伝えるのか、どのような内容をアピールすれば良いのか、その内容を伝える際にどのようなポイントを押さえるべきかを踏まえることです。

志望動機における構成の流れと入れたい内容、盛り込みたいポイントについてご紹介します。

結論:私は〇〇という点で貴社を志望しました

志望動機を伝える際には、まずは結論からスタートします。

なぜ、その企業を志望したのかを最初に明確にしましょう。

最初に結論を持ってくることで、あなたが一番伝えたいこと、そして、メーカーの選考者が最も知りたい点を明らかにすることができます。

志望動機の構成はいろいろと話して盛り上げた上で結論を話そうとしても、選考者にしてみれば、知りたいことがなかなか出てこないと感じて、あなたへの興味も薄れてしまいます。

そのため、まずは結論を伝えて話のポイントを一言で伝えることから始めるのがポイントです。

選考者が最も知りたい点が最初に明らかになることで、それ以降の内容に興味を持って聞く姿勢が生まれ、アピールしたい内容が伝わりやすくなります。

理由:〇〇という経験で〇〇と考えたためです

次に最初に述べた結論に至った理由を述べます。

その際は、そのメーカーを志望するに至った具体的な経験を挙げ、どうして志望したいと考えたのかを明確にしましょう。

エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

次にメーカーを志望するに至った経験やメーカーで活躍するためにつながる能力を発揮できた経験談をエピソードとして伝えます。

エントリーが職種ごとに分かれている場合には、志望している職種とつながるようなエピソードを選んでも良いでしょう。

もっとも、こんな経験があるので製造部門で働きたい、こんな経験があるので品質管理に向いていると、単純にアピールするだけでは足りません。

エピソードを紹介する際には、なんらかの問題に直面し、それをあなたの行動によって解決し、結果が出せた内容であることが大切です。

エピソードの種類は特に制限はありませんが、メーカーの志望動機とリンクするモノづくりや品質へのこだわりなどに関連するような内容であるとよりベストです。

問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

エピソードの概要を説明したら、その経験で直面した問題について説明をしましょう。

長々と話すのではなく、状況がすぐにイメージできるよう、わかりやすく簡潔に伝えます。

たとえば、メーカーの開発職や生産部門を志望する場合はどんな内容にすべきか検討してみます。

製品の開発を手掛けることや製造のための成分や資材などの研究開発を行う部門、様々な製品を生産する部門であり、研究開発職は専門的な知識や技術などが求められるので、大学での専攻や習得してきた技術などが求められます。

生産現場では衛生管理や品質管理や工程管理が重要となり、異物混入などで回収するようなトラブルを防止しなくてはなりません。

モノづくりが好きなだけでなく、常に品質にこだわりながら製造ラインを維持していく緻密さや品質へのこだわり、安全意識の高さなどをアピールしたいところです。

そのため、アルバイト先において作業工程でミスが連発していた、異物混入や品質面で顧客からクレームが入ったといった経験談などがあれば、それを題材にしてみましょう。

行動:問題を解決するために〇〇を行いました

次に直面した問題に対して、どのような行動に出たのかを伝えます。

問題を解決しようと、自ら考え、能動的に行動に出たことが大切です。

問題解決のための行動なら何でも良いわけではありません。

あなたの強みがアピールでき、かつメーカーでの仕事や志望している職種に求められる能力とリンクするような行動であるとベストです。

たとえば、メーカーの企画部門で新商品を企画したい場合、志望する会社の商品ラインナップによっても企画できる商品が異なるほか、時代のニーズに合わせて新たな分野の企画に関われるチャンスもあります。

時代のニーズや消費者の声、原材料などの仕入れや価格変動などを踏まえて商品のリニューアルなどを企画することやマーケティングリサーチをはじめ、他部門との調整などもしながら商品を企画していきます。

そのため、直面した問題に対して、発想力や情報収集力や分析力などを駆使して解決し、他者との連携や協調を通じて解決した、調整役となって解決したといった経験談があればベストです。

結果:その結果〇〇になりました

直面した問題に対して、どのような行動を取ったかをアピールしたら、行動に出た結果を具体的に伝えましょう。

単に問題が解消しただけを伝えるのではなく、問題が発生していた時点とあなたが行動に出た後の具体的な違いを紹介できると、あなたがアピールしたい行動力や能力への説得力が増します。

結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

志望動機の構成の最後は、志望するメーカーでどのように貢献できるかを伝えて、入社意欲の高さや自分がどれだけそのメーカーに役立つ人材であるかをアピールしましょう。

紹介したエピソードを通じて得た経験を、どのように活用できるのかを具体的に伝えます。

メーカーが求めている人物像や製品づくりへのこだわりに即した貢献や志望する職種の適性や仕事の進め方などに即して、いかに貢献できるかを伝えると入社意欲の高さが伝わります。

いかに欲しい人材と思わせるかがポイントです。

メーカーの志望動機を作るポイントとは?

メーカーの志望動機を作るには、いくつかのポイントがあります。まずは自分がやりたいことを明確にするのが大事です。先ほど「どのように役立てられるか慎ましやかに述べたほうが良い」と書きましたが、その延長線上に自分のやりたいことがないと勤務しても辛いだけですし、結局は離職する羽目になってしまいます。

自己分析を通して、自分は何が得意で何にやりがいを感じるのかをはっきりさせましょう。自ずと同じメーカーでもどの業種、どの会社を志望するか絞られるはずです。

次にやりたいことを実現するには、どのような条件があるのかピックアップします。例えば「会社の良さを広めたい」のがやりたいことだとしましょう。メーカーの中には会社(法人)を顧客とするBtoBのところと、個人を相手にするBtoCのところがあります。より多くの人に商品を手に取ってもらいたいなら後者の会社です。

さらに広め方も現場で直に顧客と接したければ営業職ですし、総括的な立場でいたいなら広報部、戦略面を重視するならマーケティング部と職種が分かれます。「BtoCの営業職」という条件が決まれば、該当する業種や会社もかなり限定されてくるでしょう。

その上で自分のやりたいことを実現する方法を考えてみます。もしOBがいるなら事前に会社訪問をしてロールモデルを見つけると、入社後のヴィジョンを描きやすくなるでしょう。それが会社の利益と結びつけば上々です。すべてを志望動機に落とし込む必要はありませんが、ここまで来るとかなり具体的に書けるようになります。

もちろん志望動機はエントリーシートだけでなく、面接でも聞かれることですから、2つ以上用意しておくと話を膨らませやすいでしょう。軸となる志望動機が定まっていれば、もう1つはそれこそ商品への愛着を原体験としてアピールするのも効果的です。

これらのポイントを押さえておけば、他の会社のエントリーシートに書く志望動機も簡単に応用できます。やりたいことは同じですから、実現する条件と方法を会社によって変えるだけです。

志望動機として相応しくない文章

メーカーに限った話ではありませんが、志望動機が漠然としている場合、評価が低くなる可能性が高いです。

例えば、人の役に立ちたい、ビジネスの内容に兎に角感動しましたなどの趣旨の内容がそれに該当します。

上記のような内容は全ての会社に共通して言えることですし、何がどう感動したのかを伝える必要があります。

【職種別】志望動機のポイントと例文

では具体的にメーカーへの志望動機をどのように書けばいいのか、押さえておきたいポイントと例文を職種別にチェックしましょう。

技術職

私はロボット作りを通して培ったノウハウを活かしたく、貴社を志望しました。

貴社は宇宙や深海など人間が容易に立ち入れない空間で、活躍するロボットを提供していると伺っております。

特に初めて火口内での採掘に成功した事例には深い感銘を受けました。

私は在学中にロボットのコンテストにエントリーし、実用性のあるロボットを作るには、一人の技術だけでなく全員と共有できるコミュニケーションも大事だと学びました。

今後も学びを繰り返しながら開発に携わり、貢献したい所存でございます。

単にロボット作りを志望するだけでなく、これまで何を学び、メーカーのどのような点に感銘を受けたのか明確にしています。

技術職とはいえ一人で仕事をするわけではありませんから、コミュニケーションの大切さを知っているのも強みです。広報や営業としての活かしどころも感じられます。

事務職

私は貴社のベアリングを幅広く知ってもらいたいという思いから志望しました。

趣味でスポーツサイクルに乗っていますが、愛用しているのはすぐにベアリングが摩耗して頻繁に交換しなければいけないのが悩みでした。

あるとき貴社のベアリングに替えたところ長持ちするようになり、それをきっかけに優れたベアリングを提供している企業だと知りました。

私はパソコンを得意としております。文書作成や表計算はもちろん、プレゼンテーション用の資料作成や画像加工なども素早く要求に応じられます。貴社の商品を幅広く知ってもらえるためのサポートができれば幸いです。

志望者は趣味の自転車を通してメーカーの基幹商品であるベアリングを理解しています。その上で幅広く知ってもらえるために自身のパソコン能力が役に立つと考えています。事務職として内勤するだけでなく、自ら営業職になって外勤したり、開発にも携わったりできる将来性も伝わる志望動機です。

営業職

私は食を健康に役立てたいという思いから貴社を志望しました。

数年前に家族の看病を行い、その際に適切な食を選ぶだけで、薬に頼らなくても健康を取り戻せたのを目の当たりにしました。

それ以来、食をもっと健康に役立てたいと思うようになりました。

御社を選んだのは「食と健康」をテーマに、バランス栄養食はもちろん、咀嚼力が衰えても十分な栄養を摂れる商品を開発しているからです。

私は語学が得意なので、貴社で世界各国に合った健康食を提供していきたいと考えております。

このメーカーの特徴は健康食を提供していることです。志望者は健康であるには食が大切であることを体験しています。そこから語学力を活かして世界へ発展させたいというヴィジョンもあります。

ここまで明確な志望動機であれば、このメーカーでなければいけないという熱意も感じられるでしょう。

【メーカー別】志望動機の例文

メーカーが製造している商品の種類によっても、志望動機は変化させることが可能で、より魅力的に仕上げるには臨機応変に変化させる必要があります。

徹底的な企業研究と商品への愛着などを効果的にアピールすることで、高い評価を得ることができます。

自動車メーカーの場合

私は人と環境にやさしい車を作る、という貴社の商品への理念に共感したため貴社を志望しました。

私自身過疎化が急速に進んでいる市の出身であり、両親は環境に大きく左右される業界である林業で生計を立てているため、価値観が一致していると思いました。

製薬メーカーの場合

私は新薬の開発に貢献し、自分が幼少期に悩まされた病気にかかった子供たちを救いたいと思ったため、貴社を志望しました。

私は幼少期病弱で、よく喘息に悩まされていましたが、貴社が発売した薬によって症状を改善することができました。

また新薬の開発は時代の流れに柔軟に対応するために、最新の情報を絶えず収集しなければならないと考えていますが、そのような時に私の情報収集能力が活かされると思います。

食品メーカーの場合

私は食を通じて人々に幸せや笑顔を届けたいと考えたため、貴社を志望しました。小学校の頃、貴社の商品を初めて貰ったお小遣いで購入し、とても美味しく印象に残っています。

また、この頃に一人で買い物に行ったことから度胸が身に付き、面識の無い人とも気兼ねなく話せるようになりました。

持ち前の度胸とコミュニケーション力を活かし、営業として社外の人間とも信頼関係を構築していきたいと思います。

医療機器メーカの場合

私は貴社が掲げている、医療を通じて社会を支えるという理念に共感したため、志望させていただきました。

ただ病気を治すというだけでなく、その後の生活のケアまで考慮に入れた商品を貴社は販売しているため、魅力に感じました。

半導体メーカーの場合

私は世界を股にかけて仕事をしていきたいと考えているため、貴社を志望しました。デジタルトランスフォーメーションにより、ITに関わらない業界は無くなった、と私は思います。

この話はどの国にも共通して言えることだと思い、これから半導体の需要は世界で益々高まると考えたため、外国で仕事をするチャンスも多いのではないかと思っています。

精密機器メーカーの場合

私は確固とした技術を基に、分野横断的な研究を通して社会に貢献できると思ったため、貴社を志望しました。

事業をただ単に多角化するのではなく、それらを複合して新たな商品や価値を創造する点に魅力を感じています。

飲料メーカーの場合

私は貴社の商品を幼少期の頃から飲んでおり、非常に愛着があるため、志望させていただきました。

貴社の商品は幼少期の頃から身近にあったためか、いつか貴社に入社して新たな飲料を売り出すことが私の夢となっていました。

メーカーに自分の熱意を伝えよう

このように志望動機は自分のやりたいことと会社の求める人物像をすり合わせながら、具体的なヴィジョンと熱意が伝わるように組み立てるのがコツです。それはメーカーも変わりません。

ただし志望動機は他の人のものがそのまま参考になるわけではなく、自分ならではのオリジナルを作る必要があります。作成中には何を書いていいのか迷うこともあるでしょう。

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