ダメなエントリーシートとダメな映画は驚くほどよく似ている!

ライターの若大将と申します。

映画が好きです。私は映画が大好きです。なのでこの場を借りて、語らせてください。大丈夫です。最終的にはいい感じに就活の話に着地しますので、安心してください。穿いてませんけど。

私は幼い頃から映画が好きで、これまでの人生を通して、私の人間性の大部分は映画によって形成されたと言っても過言ではありません。振り返れば私の人生のターニングポイントには映画から受けた影響が密接に関係していますし、本当に映画にのめり込んでいた時期には、他のことは全部そっちのけで一月に20本近くは観ていました。

そして、これは映画以外にも起こり得る現象なのですが、そのようにたくさんの映画を見た人間はいつしか、自分なりの基準で「心を揺さぶる映画」と「そうでもない映画」、もっと簡単に言えば「面白い映画」と「ダメな映画」の観分けがつくようになります。つい先日も、いかにもダメなタイトルとダメな宣伝文句のついた映画を観てみたところ、案の定中身の方も相当ダメな映画だったので、私はまたしても人生の貴重な2時間と1200円をドブに捨ててしまいました。あと、ポップコーンも買っていたので厳密には1800円です。ついでに移動時間も入れると私の浪費はなんと3時間と1800円。こんなことなら大人しくうまい棒を180本買って、それを体全体に巻きつけた写真をLINEのトップ画にした方がよっぽど有意義だった。こんな思いは一度や二度ではありません。

かくして、ダメ映画に無駄な時間とお金を費やしていた私ですが、そんなダメ映画達のダメさを振り返っていたある時、非常に面白いことに気がつきました。それは

「ダメ映画とダメなエントリーシートは驚くほどよく似ている」

ということです。

お待たせしました、無事に就活の話題へと帰ってきましたよ。今回はそのテーマについて書いていこうと思います。そして、紹介する「ダメな映画とダメなESの共通点」は合計で3つあります。それでは、早速一つ目の共通点から紹介していきましょう。なお、これから先は「あなたが思うダメな映画」を何本か想像した上で、それと照らし合わせながら読んでみると、より楽しめると思います。

ダメな映画とダメなESの共通点その①:伝えたいメッセージがない

まず一つ目はこれです。映画やESが作品としてダメになってしまう主な理由は「メッセージ性が無いから」です。観客は常に映画が自分たちに何かを語りかけてくることを期待しています。映画であれば、それは例えば「家族や友人の大切さ」だったり「物事の善悪」だったりと、さまざまです。そして、そのメッセージこそが映画にストーリーを与え、登場人物やその背景を生み出します。反対に、メッセージが無ければそこにはストーリーが生まれず、登場人物の行動原理や背景はバラバラになり、ダメになってしまいます。

そしてこれはESでも同じです。何よりも大切なのはメッセージ、つまり「読み手に何を伝えたいか」。学生時代に頑張ったこと、や最も挫折した経験といった質問に対し、事実や経験のみを書くのはダメなESです。なぜならそこにはメッセージが無いからです。その事実や経験を語る上で伝えたいメッセージは何か?「自分の夢」か「自分の強み」か。そういったもの相手に伝えてこそ、あなたのESにはストーリーが生まれ、読み手の心を動かす力を持つのです。

ダメな映画とダメなESの共通点その②:キャラクターの掘り下げが浅い

二つ目はキャラクターの掘り下げが浅いことです。ダメな映画にありがちなパターンは、やたらと登場人物が多い割にはそれぞれのキャラクターについて全然掘り下げないことです。これは観客にとって「なんだか意味ありげに出てきたよくわからないキャラクターがよくわからないけど主人公たちの信頼を獲得し、よくわからないまま息をひきとって、よくわからないけど主人公たちは悲しんでいる」という展開に見えてしまいます。つまり、観客がキャラクターに感情移入できないのです。では、観客が感情移入できないとどうなるか?それは非常に単純で、どうでもよくなります。なぜならスクリーンの中で起こっていることと、自分は全く無関係だからです。感情移入をするということは擬似的に自分がそのキャラクターそのものになる、ということ。そして、そのような擬似体験を得られるからこそ人は映画に心を動かされるのです。

ESも同じです。読み手が感情移入できないESはダメなESと言っても過言ではないでしょう。なぜなら、それは読み手にとってはどうでもいいESだからです。では反対に、読み手が感情移入するためにはどうすればいいのでしょうか?これも非常に簡単です。先ほどの事実や経験に加え、それに対して自分がどう感じたのか、その感情を書きましょう。そしてその感情に「共感」することができれば、読み手はあなたのストーリーに感情移入することができます。「共感」こそが感情移入の入り口であり、それを生み出すためにはあなたの感情をESに書く必要があるのです。

ダメな映画とダメなESの共通点その③:謎のファンサービスが多い

ダメな映画によくありがちなのは「別に嬉しくないファンサービスが多い」ことです。物語の進行上に全く必要のない恋愛要素が差し込まれたり、お涙を頂戴するためだけにシリーズ屈指の人気キャラクターを死なせたり、流行りの俳優を売り出すために見当違いなキャスティングをしたり、あらゆる伏線を続編に持ち越してしまったりと、もう数えだしたらキリがありません。「とりあえずこの要素を入れておけば観客は喜ぶ!」という「カレーはソースを入れとけばうまい」レベルの、底の浅いファンサービスをしたところで、それらはファンにとって嬉しいものではなく、むしろ「あれ必要だったか?」と疑問を感じさせ、モヤっとした後味を残してしまいます。

もちろん、ESにも同じことが言えます。「とりあえず部活を頑張った話はウケるだろう」や「とりあえずバイトを頑張った話はウケるだろう」という考えは先ほどの「カレーはソースを入れとけばうまい」という考えと同じです。観客や読み手の気持ちを無視した、一方的な話の展開では相手の心を動かすことはできません。大切なのはやはり「何を伝えたいか」です。作り手が、何を伝えたいかをあらかじめ考えておけば、あとはそれを説明する上で部活の話が必要なのか、それともバイトの話が必要なのかを絞ることができます。そうすることで初めて、あなたのストーリーは意味を持ち、相手の心を動かすことができるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?ダメな映画やダメなESがなぜ似ていて、どうすれば面白いものにできるのか、お分かりいただけましたか。「あなたが思うダメな映画」を何本か想像した上でここまで読んでいた方は、共感できる部分もあってかなり楽しんで読むことができたのではないでしょうか?

普段あまり映画を見ない就活生の方も、これを機にたまには気分転換に映画館へ行ってみることをオススメします。特に嫌なことや辛いことがあったときに足を運べば、映画館は2時間だけあなたに現実逃避をさせてくれます。もちろん、そういうときに限ってダメな映画を引いてしまうということはよくあることですが、このようにしてダメな映画からダメなESを振り返って考えることもできるので、ダメな映画を見ることもそう悪いことではありません。ダメな映画はダメな映画なりに、私たちにたくさんのことを教えてくれる。暖かい存在なのです。ただ、それでもやっぱりあの映画に1800円は高かったです、マジで。あ〜〜、初めからうまい棒180本買っとけばよかったなぁ…

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