今だから言える「就活に全敗するのも悪くない」

はじめに

今回は私も自身の就活体験談から、「一回全部の選考を落ちてみるのも悪くない」というお話をしたいと思います。

いきなり乱暴なことを書きましたが、これはあくまで私自身の就活体験から学んだ事実です。世間一般、普遍的にこれが正しいというわけではありません。

しかし、就活全敗を経験した私だからこそ語れることがあると思います。
私と同じような「就活全敗」「持ち駒ゼロ」に陥っている就活生にこそ、この記事を読んでいただきたいのです。

これからの就活をどう進めていくべきか、そのための就活に対する意識の持ちようについて、参考にしていただければ幸いです。

就活とは本屋で本を選ぶようなもの

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私は就活とは「本屋で本を選ぶ」ようなものだと思います。

企業というのは本によく似ているのです。

しかもその本屋は街角の小さな本屋などではなく、都心の駅ビルで数フロアにわたって展開する大型の本屋。

そして就活生は、この本屋の中で最も自分にあった一冊の本を探している…、そんな風にイメージしていただけたらと思います。

必要な「本」は人それぞれ違う

本を買った経験のある人なら誰しもわかることですが、万人が読むべき必読書なんてものは存在しません。

その人に必要な本は、その人の関心、趣味・趣向、今ある知識や背景によって千差万別なのです。

小説が読みたい人がいれば、分厚い参考書が必要な人もいます。中には絵本が自分に一番合っているということだってあるのです。

業界・企業選びにおいてもそれは同じこと。 就活が上手くいっていないという人は、もう一度自分の業界・企業選びを振り返ってみましょう。

なんとなくみんなが応募している人気の企業を、手あたり次第手に受けてはいませんでしたか?目的も持たすに、やみくもに説明会をフラフラしていませんでしたか?

こう考えると、自分の目的に合わせた業界・企業選びの大切さがより一層わかってくるのではないでしょうか。

「自分にはどんな本が必要か」を考えよう

最も自分にあった一冊、というのはそれぞれによって異なるはずです。

だからこそ、「自分がどんな本を手にしたいのか」を本屋さんに入る前に考えておくことが大切になります。

しかし多くの就活が上手くいかない学生さんは、就活を始める前に「事前に考える」ということを十分にしません。

彼らは「自分のやりたいことが実現できる企業はどこか」といったことを考えるよりも前に、なんとなく周りに流されて就活を始めてしまうのです。

するとどうなるか。

いろいろな企業に簡単に目移りしてしまうでしょう。

ランキング上位の企業や、就活サイトからおすすめされた企業、なんとなく名前を聞いたことのある企業など、フワッとした理由でいろいろな企業にエントリーしてみたくなってしまいます。

これは本屋さんで、話題の新刊や書店員オススメの本、数年前からいつかは読みたいと思っていたベストセラーなどに目を奪われてしまっているのと同じこと。これでは自分にとって必要な本を手にすることはできません。

さらに悪いことに、他の就活生が内定をたくさんもっていると、自分も早く内定をもらわなければと思えてきますよね。

本当は彼らも自分に合った企業を見つけられているわけではないのに、さもそうであるかのように見えることで、あなたにプレッシャーを与えているのです。

彼らが早期からもっている内定は、第一志望群の企業の保険として受けた企業からの内定であることも少なくありません。

また、「なんとなく早期に内定を獲得できてしまったから、就活をやめよう」と、早期内定を出す企業の採用戦略にまんまと引っかかってしまう就活生も実は多いのです。

全落ちを経験してしまった就活生にこそ、他の人を気にせずに「自分のやりたいことが実現できる企業はどこか」を改めて考え直す時間をとるべきです。

やってはいけない企業の選び方

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正しく効率の良い企業の選び方を知っている人なら、ここで立ち止まり、エントリーや選考をストップしてもう一度「自分のやりたいことが実現できる企業はどこか」を考えられるでしょう。

しかし、就活生の多くは正しく効率の良い企業の選び方なんて、わかりませんよね。

わからないからこそ、「目的が大切!」と言われても、これまで通り何の目当てもなく就活の海をさまよってしまいます。

「他の就活生はもう内定をもっている」うえに「エントリーや選考をストップすることなど誰もしていない」ために、プレッシャーに負けてしまうのです。

100社エントリーするのは当たり前
まともな企業から内定がもらえなければ先は無い

そんな風潮に包まれている現代の就活においては、さもそれが当たり前のことであるかのように思えてきます。

ここでは、そんな負のループに陥っている就活生が気をつけるべきポイントをご紹介します。

「内定を得る」を目的にしない

負のループに陥った就活生は本来の目的であった「最も自分にあった企業を探す」ことを忘れ、「内定を獲得する」だけを考えるようになります。「とにかく内定がほしい」状態ですね。

選んだその企業が本当に今の自分に合っているかどうかは、企業に入ってから考えればいいというようになるのです。

しかし、企業が合わなかったら転職すればいいとはいえ、一度入ると決めた企業から転職するというのはなかなか大変なもの。

中でもキャリアアップを目指す転職となると、最初の会社で成果を上げていることが最低条件になってしまうことも多いのです。

だからこそ、新卒の今、企業を選ぶ前にしっかりと「自分が企業に求めているのは何なのか」を把握して、入社後のミスマッチを防ぐことが大切なのです。

自分は何がしたくて、どんな知識やスキルを求めていて、どんな将来を描きたいのか、それらを把握することが「自己分析」なのです。

今からでも遅くありません。

「内定を得る」を目的にしてやみくもにエントリーを繰り返すのではなく、自己分析に根差した軸のある就活を目指すべきです。

企業のことを知らずに選ぶ

自分にふさわしい企業を選ぶためには、自己分析だけでなく企業の分析もしなくてはなりません。

その企業がどんな企業なのか、どんな事業をやっていて、どんなビジョンを掲げているのかといったことをないがしろにしてはいけないということです。

企業名やなんとなくの雰囲気で選んでいませんでしたか?

みんなが受けているという情報に乗せられて、自分もエントリーしていませんでしたか?

そういった企業の選び方は、本をタイトル表紙の印象だけで選ぶようなものです

その本が自分に合っているかなど、わかるはずがないのです。

本を買う前から内容すべてを知ることは難しいでしょう。しかし、「まえがき」や「目次」、「読んだ人の感想」などから、内容を推察することはできます。

採用ホームページを見たり企業の説明会に足を運んだり、実際に働かれている社員さんの話は聞きましたか?そこから自分なりに、「こんな企業なんじゃないか」と仮説を立てたでしょうか?

そうして企業分析で得た情報と、あなたが「企業に求めているもの」と照らし合わせて企業を選び抜くということが必要なのです。

あなたがこれからできること

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すでに就活が始まっておきながら「前もった準備が大切」などというのもなかなか卑怯な物言いですよね。

そうは言っても、ほとんどの就活生は「自己分析が大切」だということを、就活が本格化した後に気がつきます。

何より私自身がそうでした。そんな私だからこそ、今の就活生に伝えられる、これからできることを最後にご紹介します。

持ち駒がなくなってしまって不安だという方は、こちらの記事も参考にしてみてください!

他人と比べないこと

私自身、周りの雰囲気になんとなく流されて、特にこれといった夢もなければ野心もないが一応関心がある分野や、人当たりのいい人事担当者がいる会社の選考を受けていました。

案の定、二次面接、三次面接でお祈りメールを受け取る。

これを延々繰り返し、悔しいと思う反面、心のどこかでは「そりゃそうだよな」と少し納得している部分もありました。

そしてそんなループからまったく抜け出せそうになかった私は、就活を始めてから3ヶ月後、エントリーしたすべての企業から落選した後に就活を辞めました。なぜなら、全部がどうでもよくなったからです。

その後にきちんと職を得ていますから、何とかなるよ!というのは、就活が上手くいっていないと感じているみなさんに強く言っておきたいところです(笑)

先にも書いたような「100社エントリーするのは当たり前」「まともな企業から内定がもらえなければ先は無い」、こういった事を含め、就活において大切だと声高に叫ばれていることのほとんどは嘘です。

どこかの誰かが他人を搾取するため、もしくは自分達のそのような行為を正当化するための嘘でしょう。

3ヶ月間就活を行った結果、その事実を強く確信した私は、他人と比べることをやめて、本当の自分と向き合う覚悟を決めることができました。

「他人と比べる」のを一度やめてみることは、就活を前向きに考え直すためにとても大切なことなのです。

自分の“軸”を見つけること

しかし、そんな私だからこそ、今言えるのは「一度全部の選考に落ちたことはむしろチャンスだ」ということです

先ほどの本屋の例えで考えるなら、「一回全部の選考を落ちる」というのはこの本屋から一度何も買わずに出て、家に帰ってみることだと言えるでしょう。

家に帰って今一度、自分に必要な知識は何か、本当に買うべき本は何かを考える時間を取ってみないことには、正しく効率の良い買い物なんてできるはずがありません。

無理に興味のない企業にエントリーしたり、言葉だけの内定を取りにいく必要はありません!

一度全部の選考を落ちてみて、そこまでの経験を踏まえてじっくり内省を行えば、自分がすべきことや、行くべき企業が少しずつ見えるはずです。

周りの雰囲気に流されるわけでもなく、誰かの嘘に踊らされることもなく、あなただけがたどり着ける自分の“軸”

それを見つけるために、時には立ち止まって考えることも必要です。心の目を開き、考えることでしか進むべき道は見えません。再び歩き始めるのは、それからでも遅くはないはずです。

一人で悩みすぎないこと

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自分の“軸”を探していくうえで、一人で悩み込むのは良くないです。

これまでの就活を上手く進められなかったな、と思っている人は特に、誰かに相談しながら自分の軸を探すことをおすすめします。

やはり就活生の多くは、社会経験がないために「自分に本当に必要な知識」「ふさわしい本」を探すことにとても苦労してしまいます。

そんなとき、誰かに悩みを聞いてもらうことはとても有効な手段になるでしょう。

話を聞いてもらうのは誰でも構いません。

・就活アドバイザー
・先輩や友人
・親や社会人

といった、自分以外の人と一度時間をとって話を聞いてもらうようにしましょう。

抱えていた悩みが一気に晴れることも、きっとあるはずです。

就活市場でも、就活市場エージェントがあなたのサポートをします。

どんな些細な悩みでも構いませんので、一度お話を聞かせてください!

まとめ

今回は、私の体験談から「一度就活で全敗するのは、むしろチャンスだ」というお話をしました。

就活が上手くいかなかったことをきっかけに、本当の自分ときちんと向き合う機会が得られるということを知ってもらえれば嬉しいです。

これをチャンスと思って、ぜひ自分に合った企業を探してみてください。

みなさんが良い形で就活を終えられることを切に願っています。

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