就活で着るスーツのボタンについて気に留めたことはありますか?ボタンは全部留める、一番上または下を留めない。就活生によってボタンの留め方は違うようです。しかしスーツのボタンにもきちんとした意味やマナーがあります。企業説明会や面接に行く際、ボタンの留め方が違っていると企業の方や人事担当者が受ける印象に違いが出てくる可能性もあるので、ボタンの正しい意味合いやマナーを理解しておきましょう。
スーツのボタンの数
就活で着用するリクルートスーツですが、購入する際ボタンの数に注目した人は少ないと思います。一般的なリクルートスーツについているボタンの数は、2つのものと3つのものがあります。ボタンのマナーをご説明する前に、先ずはボタンの数が意味するスーツの印象についてご説明します。
2つボタン
このタイプのスーツが与える印象は、「シャープさ」や「賢さ」です。最も一般的なリクルートスーツのボタンタイプなので、どんな業界・企業でも幅広く使うことができます。ボタンの数を気にしない、どちらを買うか迷っている、という人はこちらを選ぶのが無難です。
3つボタン
このタイプのスーツが与える印象は、「真面目さ」や「誠実さ」です。公務員や医療系、金融系を志望している人にオススメですが、ボタンの留め方に少し注意が必要です。
2つと3つ、どっちが最適?
ボタンによって印象が変わるというのは少し意外だったかと思います。2つボタンと3つボタン。どちらも就活には最適だといえますが、自分がどんな印象を相手に持たれたいか、留めやすさなどを考えた上で決めるようにしましょう。
リクルートスーツにおけるボタンのマナーとして、選んではいけないのが1つボタンや4つボタンのスーツです。
1つボタン
このタイプのスーツは冠婚葬祭で着用されます。タキシードや喪服など、正装に使う場合が多く、就活向きではありません。
4つボタン
このタイプのスーツはファッション性が高くなってしまうため、フォーマルな就活の場では不向きだと言えるでしょう。
これらのボタンタイプは、常識やマナーがないと思われてしまうので避けてください。また、ボタンの数や性別によって留め方が異なるので下記を参考に就活の身だしなみを整えましょう。
ボタンの留め方
男性の場合
男性の場合、一番下のボタンは常に外しておきましょう。一番下のボタンは飾り用で、このボタンを外しておくことでシルエットが美しくなります。
3つボタンの場合も一番下は外しておきます。ただしこのタイプのスーツには段返り3つボタンというものがあり、ジャケットの襟に一番上のボタンが隠れている状態のものがそれに当たります。ボタンが隠れている場合は一番下と上を外し、隠れていない場合には一番上と真ん中のボタンを留めます。
女性の場合
女性の場合は男性と違い、ジャケットについている全てのボタンを留めます。男性のように飾りボタンなどもなく、ボタンを全て留めた状態が美しくなるよう作られているのがその理由です。
まとめ
- 2つボタンと3つボタン、どちらもリクルートスーツには適している
- 2つボタンが与える印象は、「シャープさ」「賢さ」
- 3つボタンが与える印象は、「真面目さ」「誠実さ」
- 1つボタンや4つボタンのスーツを避ける
- 男性は一番下のボタンを外す
- 女性は全てのボタンを留める
就活において見た目は重要な役割を持っています。髪型や、女性の場合はメイクなど就活における身だしなみのマナーはたくさんあります。ボタン一つにしても正しく着こなすことができれば、人事担当者や面接官も良い印象を残すことができるでしょう。まだスーツを購入していない方は、今回の記事を参考にして自分に合うスーツ選びをしてみてください。