場面ごとで正しく使う!「お願い申し上げます」の使い方を再確認

敬語を使う前に敬語の種類を思い出そう

就活では敬語を使うべきシーンが増えます。

しかしながら実際には、きちんと正しく敬語を使えている人は少ないかもしれません。

自分では正しいと思っていても、おかしい使い方をしているケースもあります。

まずは敬語の種類を改めて把握することが大切です。

敬語は「尊敬語」と「謙譲語」、そして「丁寧語」に分けられます。

それぞれの種類の特徴と使い方を確認して、正しい敬語を就活に取り入れていきましょう。

尊敬語

目上の人に対して相手を立てるときに使うのが、尊敬語です。

尊敬語は相手の行為について述べる際に使います。

人の動作や持ち物などを高めることで、相手(対象物)への敬意を示すことができます。

「行く」→「いらっしゃる」「おいでになる」

「来る」→「お越しになる」「いらっしゃる」

「見る」→「ご覧になる」

「買う」→「お求めになる」「お買いになる」

「食べる」→「召し上がる」

対象物に対して「貴」や「御」をつけることでも、高められます。

就活では受ける会社について述べるときにも、失礼のないように敬意を表する言い方をしましょう。

「会社」→「貴社」「御社」

「家」→「御宅」

「新聞」→「貴紙」

「お」をつけることでも、尊敬した言い方になります。

「お読みになる」「お荷物」「お食事」「お名前」

謙譲語

尊敬語が相手の動作についての敬語であるのに対して、自分のことをへりくだって言うときに使うのが謙譲語です。

謙譲語は自分の行動が対象になり、へりくだった言い方をすることで相手に敬意を示めます。

自分の身内について述べるときにも、謙譲語を使います。

家族や社内の人間について話すときには、間違って尊敬語を使わないようにしましょう。

「する」→「させていただく」

「言う」→「申し上げる」

「来る」→「参る」「伺う」

「食べる」→「いただく」「「頂戴する」

「見る」→「拝見する」

対象物に対して「弊」や「小」をつけます。

「会社」→「弊社」

「新聞」→「弊紙」「小紙」

丁寧語

相手や内容を問わずに使う敬語が、丁寧語です。

聞き手に対する丁寧な言葉使いで、行為をする人も問いません。

幅広く多くのシーンに活用できるので、上手に使いこなしたいものです。

「です、ます」の語を使うことで丁寧な言い方になり、尊敬語や謙譲語と合わせて使うことが多いです。

普段から丁寧語を使い慣れておくことで、話し方が自然と上品になります。

「する、行う」→「します、行います」

「行く」→「行きます」

「知る」→「知っています」

「食べる」→「食べます」

「見る」→「見ます」

「与える」→「あげます」

「〇〇がある」→「〇〇がございます」

敬語を使うときの注意点

敬語の種類がわかれば、いくつかの注意点を把握して上手に使いこなしたいものです。

間違った敬語使いでよく見られるのが、二重敬語と呼ばれるものです。

また話し言葉と書き言葉をごちゃ混ぜにしてしまう人も見られます。

ついつい出てしまう口癖についても気をつけたいものです。

二重敬語とはどういうものなのか、話し言葉と書き言葉についても詳しく見ていきましょう。

二重敬語に気をつけよう

二重敬語とは、敬語に敬語を重ねて使ってしまう言い方です。

相手を尊敬するのだから、敬語が重なるのは良いのではないかと思うかもしれません。

しかし敬語を重ねるのは、逆に失礼になることが多いのです。

回りくどい言い方に聞こえてしまう場合もあるので、気をつけましょう。

二重敬語の例として、「社長様」や「部長様」という言い方があります。

役職を表す単語にはそのものに敬意が含まれています。

そのため、さらに「様」をつけるのは二重敬語になってしまうので勘違いしてはいけません。

また「お帰りになられる」や「お読みになられる」といった言い方も二重敬語です。

「お」をつけるときには要注意です。

「お召し上がりになられますか?」は実は3重敬語です。

「召し上がりますか?」が、正しい敬語と言えます。

話し言葉と書き言葉の違いを把握しよう

話し言葉と書き言葉についても知っておきましょう。

わかりやすい例として「こそあど言葉」で考えていきます。

話し言葉ではこそあど言葉は「こっち」「そっち」「あっち」「どっち」です。

書き言葉では「こちら」「そちら」「あちら」「どちら」になります。

面接や企業説明会などで話すときには、書き言葉を用いるようにします。

「やっぱり」→「やはり」

「すごい」→「とても」「非常に」

「ちゃんと」→「きちんと」

「○○じゃない」→「〇〇ではない」

口癖を出さないように意識しよう

せっかく敬語を用いても、親しい人と話すときのような口癖を使ってしまっては台無しです。

口癖で多いのが、話す前に「えっと~」と言ってしまったり「〇〇で~」と語尾を伸ばしたりする言い方です。

こうした言い方は、まるで友達と話しているような雰囲気になり馴れ馴れしくて面接などではNGと言えます。

語尾は「です、ます」調でハキハキと言い切るように心がけましょう。

また住んでいる地域にもよりますが、強い方言はできるだけ控えたいものです。

方言の中には、その地方の人でなければわかりにくい言葉もあります。

聞き様によっては砕けすぎて聞こえてしまうこともあるので、できるだけ標準語に近い言い方で話したいものです。

口癖は、ときには相手に不快感を与えてしまいます。

いざ面接や企業訪問のときだけ気をつけるのは難しいので、就活中は練習としても普段からできるだけ口癖を控えるように努力しましょう。

就活を始めたり、会社に入って働き始めたりしたとき、敬語の使い方に困ることってありますよね。

そのなかでも、「お願い申し上げます」という言葉も、今までの日常生活では使う機会がほとんどなかった方が多い言葉ではないでしょうか。

「お願い申し上げます」という言葉は、ビジネスシーンでよく使われている言葉だからこそ、その使い方や使用例をおさえておくと、これからの社会生活にとても便利ですよ。

「お願い申し上げます」の正しい使い方を覚えて、立派な社会人を目指しましょう。

「お願い申し上げます」と「お願い致します」の違い

「お願い申し上げます」と、非常に似た言葉に「お願い致します」という言葉があります。どちらの言葉も、ビジネスシーンではよくみられる言葉です。

この2つの言葉に、どのような違いがあるのか知っていますか?

それぞれの言葉の成り立ちをきちんと押さえておきましょう。

「お願い申し上げます」という言葉の成り立ちと意味

まず、「お願い申し上げます」という言葉がどのような単語で成り立っているのか、分解してみてみましょう。

「お願い」「申す」「上げる」「ます」という4つの単語に分けることができます。

「お願い」は、依頼や頼み事という意味です。

「申す」は、「言う、話す」という言葉の謙譲語です。自分がへりくだった表現になっています。

「上げる」というのは補助動詞と呼ばれる単語で、敬意を示す言葉です。

最後の「ます」は丁寧語で、この言葉全体を丁寧にする役割があります。

尊敬語の部分を取り外して、純粋に意味だけ考えると、「お願い申し上げます」というのは、「依頼やお願い事を言う」という意味であることが分かりますね。謙譲語が入っているので、誰か自分よりも目上の人に対して、お願い事をするときに使う表現が「お願い申し上げます」となります。

「お願い致します」という言葉の成り立ちと意味

では、次に、似たような言葉である「お願い致します」についても、分解して意味を考えてみましょう。

「お願い」「致す」「ます」という3つの単語に分けることができます。

「お願い」は「お願い申し上げます」と同様に、依頼や頼み事という意味です。

「致す」というのは「する」の謙譲語の表現です。

そして、「ます」は丁寧語で、この言葉全体を丁寧にしています。

「お願い致します」という言葉は、「お願いする」するという意味になっていることが分かりますね。

この言葉にも謙譲語が含まれているため、自分がへりくだっています。目上の人や地位の高い人に対して、お願いをするときに「お願い致します」という言葉を使います。

「お願い申し上げます」と「お願い致します」の意味の違い

「お願い申し上げます」と「お願い致します」は、ほとんど同じ意味です。そのため、この2つの言葉の明確な使い分けはありません。どちらも、相手に何か依頼するときに、使用することができますよ。

ただ、「お願い申し上げます」のほうが、こちらからお願いしたいという気持ちが強く表れた表現です。そのため、依頼についてより強くお願いしたい場合は、「お願い申し上げます」を使用しましょう。

「お願い申し上げます」は社内の上司や同僚に使って大丈夫

moshiagemasu02

「お願い申し上げます」というのは、誰かに何かをお願いするときの表現で、自分がへりくだる、謙譲語が含まれた言葉です。そのため、基本的には、目上の人に対して使います。社外の取引先や、就活の採用担当者など、敬意を示す必要がある人に対して、使用していきましょう。

「お願い申し上げます」という言葉は、社内で使用しても大丈夫な言葉なのです安心してくださいね。上司に何かを依頼しないといけない場合や、同僚に頼みごとをしたい場合も、「お願い申し上げます」と添えてお願いするようにしましょう。様々な場面で活用できる言葉なので、とても便利ですね。

「お願い申し上げます」や「お願い致します」の具体的な使用例を紹介

目上の方に何か依頼する際には、「お願い申し上げます」という言葉を使えばいいことが分かりましたね。また、「お願い致します」も同じような意味の表現になるので、どちらもうまく使い分けて、重複した表現にならないようにしましょう。

具体的な使用例をいくつかご紹介しますね。

昨日行われた大学の学内セミナーで直接お話を聞かせていただいた○○と申します。

貴社のビジョンや事業内容に非常に興味を持ち、説明会に参加したいと考えております。

お手数をおかけしますが説明会の日程について、ご連絡いただきたくお願い申し上げます。

また、当日必要な持参物があれば教えていただきますようお願い致します。

面接日程のご連絡いただきありがとうございます。

恐れ入りますが、ご連絡いただいた日は別の予定が入っているため、ほかの日へ日程を調整いただくことは可能でしょうか。

お手数をおかけしますが、ご検討いただきますようお願い申し上げます。

先日は、弊社の無料体験会にご参加いただきありがとうございました。

ぜひ詳しいサービスについてご説明させていただきたいと考えております。

よろしければ、希望の日程を教えていただきますようお願い致します。

お手数をおかけしますが、ご返信のほどよろしくお願い申し上げます。

「何卒お願い申し上げます」はどうやって使えばいいの?

「お願い申し上げます」を少し変化させた言葉に、「何卒お願い申し上げます」という言葉があります。「何卒(なにとぞ)」という単語は、「どうぞ」や「どうか」という意味で、受け手に対して、依頼の程度を強める役割があります。

そのため、何とかお願いしたいという強い気持ちを込めたいときに、「何卒お願い申し上げます」を使いましょう。

強い表現を使って大丈夫かなと不安に思う方もいるかもしれませんが、依頼する相手の失礼にはあたらない丁寧な表現ですので安心してください。

また、「何卒よろしくお願い申し上げます」というように、「何卒」のあとに、「よろしく」をつけて丁寧さを加えるという方法もあります。

メールの文面の最後に、「何卒よろしくお願い申し上げます」と添えると、文章全体に丁寧な印象を持たせることができますよ。

「重ねてお願い申し上げます」はどうやって使えばいいの?

「お願い申し上げます」を変化させた別の言葉に、「重ねてお願い申し上げます」という表現もあります。「重ねて」というのは、何度も繰り返してという意味が含まれています。例えば、返信するようお願いしていたけれどもまだ返信が来ない場合は、「ご返信いただきますよう、重ねてお願い申し上げます」という形で連絡します。

何度も依頼するのは気が引けてしまうかもしれませんが、丁寧な表現を使えば、受け手に嫌な思いをさせることはないでしょう。

まとめ

「お願い申し上げます」というのは、目上の人に対して「お願いする」ということを丁寧に表した言葉です。似ている言葉としては、「お願い致します」という表現もあります。社外だけではなく社内の人に対しても使える言葉になるので、人に何かを依頼するときは、使ってみてください。

「お願い申し上げます」は、「何卒お願い申し上げます」や「重ねてお願い申し上げます」など少し変化させて使うこともできるので、場面に合わせて活用していきましょう。

「お願い申し上げます」という言葉をきちんと使うことで、相手に対する敬意が伝わり、よい印象を与えられますよ。

就活情報サイトが運営する
就活支援サービス

就活のプロがあなたの内定を
完全無料で徹底サポート!​​

60秒かんたん登録で
ライバルに差をつけよう!

今すぐ登録!

就活市場アカウントをお持ちの方はこちら »

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

広告掲載をご検討の企業さまへ