【社会人必須知識】弊社・当社・御社・貴社の正しい使い分けを伝授!

言葉の使い方から受け取られる就活マナー

就活マナーとして基本となることのひとつが、言葉使いです。

就活では、人事担当者をはじめ、OBOGなど企業の人と話す機会があります。

その際に、どのような言葉でどんなふうに話すかは、就活で成功するかどうかの大きな鍵を握っています。

話し方や言葉使いは、就活マナーの基本です。

話し言葉と書き言葉の使い分けから、声の出し方までが、社会人としてのマナーにつながるのです。

マナーがある人間であることを証明するためにも、言葉使いを意識して話すようにしましょう。

話し言葉と書き言葉はきちんと分けよう

人と会話をするときに用いるのが「話し言葉」で、文章に用いるのが「書き言葉」です。

企業訪問や面接などの就活のシーンでは、話し言葉ではなく、書き言葉を用いて話すことを心がけましょう。

たとえば、「こそあど言葉」と呼ばれるものがあります。

話し言葉では、「こっち」「そっち」「どっち」「あっち」ですが、就活のシーンでこの言い方をしてしまうと、常識がないとみなされます。

面接や企業の人と話すときには、「こちら」「そちら」「どちら」「あちら」と言わなくてはいけません。

話し言葉は親しい間柄で使う言葉なので、「やっぱり」や「ちゃんと」、「とっても」というように親しみやすい言い方をします。

しかし、就活においては、「やっぱり」ではなく、「やはり」が正しいです。

「ちゃんとする」は「きちんとする」、「とっても」ではなく「とても」というように、正しい使い分けが大切です。

ハキハキと大きな声で伝えよう

企業の人や面接官と話すときには、正しい言葉使いでハキハキと元気に話すようにしましょう。

小声でボソボソと話すのは、暗くて消極的なイメージを持たれてしまいます。

大きな声でしっかりとした口調で話す人は、意欲的で自信も感じられるはずです。

また、しっかり声を出すことで、緊張がほぐれるというメリットもあります。

面接ではまずは挨拶から、元気よくハキハキと声を出したいものです。

挨拶の時点で大きな声を出すことができれば、その後の質疑応答もスムーズに進んでいけるのではないでしょうか。

言葉使いを気をつける理由は?

就活では、なぜ言葉使いをそれほどまでに気をつけなければならないのでしょうか。

まず、面接やOBOG訪問などでは、どのような言葉使いで話すかが、その人の第一印象となります。

いい第一印象を持ってもらうことこそが就活の成功につながるので、言葉使いは非常に重要なのです。

また、面接官は質疑応答で、その人間性を判断します。

言葉使いができていない人は、ビジネスマンとしてやっていけるかどうか疑問を感じてしまうのです。

社会人になって、突然正しい敬語を使うことは無理な話です。

面接の時点できちんと話せていなければ、将来的に不安を抱かれても仕方ありません。

就活で言葉使いを気をつけなければならない理由について、詳しく見ていきましょう。

言葉だけで信頼を掴むため

いざ現場にて仕事をはじめると、さまざまな人とコミュニケーションを取る機会が出てきます。

社内では優秀なトップセールスマンであったとしても、いざ会社の外に出ると、その人の評価はまず第一印象で決まります。

いくら仕事ができる人であっても、敬語が使えておらず、横柄な物言いでは、その人の評価は低くなってしまうでしょう。

仕事に対する意気込みや知識などを話したところで、言葉使いがなっていなければ、信頼されません。

つまり、仕事ができるかどうかより、他人は、その人をまずは話し方から判断するのです。

信頼してほしいならば、正しい言葉使いを心がける必要があります。

ビジネスマンにあれば、言葉だけで信頼を得ることが大切です。

就活においても、面接官はその人材に安心して仕事を任せることができるかを判断します。

言葉使いが正しくない人には、仕事を任すのが不安だと判断され、採用も難しくなってしまうのです。

だからこそ、話したときに誠実さを感じさせるような感覚を植え付けるのが大切になります。

ビジネスで上層部の人と関わるため

面接官は、面接時に、目の前の就活生の入社後の活躍している姿をイメージしようとします。

自社とマッチして、活き活きと活躍して貢献してくれそうな人材であれば、選考通過できるでしょう。

言葉使いがなっていない就活生の場合、面接官は、「目上の人に合わせたくないな」と直感的に感じてしまいます。

社内では、上司は勿論、管理職や社長などがいます。

また、取引先やお客さんなども、目上の人がたくさんいる状況です。

面接できちんと敬語を話せない人は、ビジネスで目上の人と関わったときに困ることは、目に見えています。

会社にとっても、言葉使いのマナーができていない社員では恥ずかしいのです。

そのため、面接のときだけの問題ではなく、入社後のビジネス交流においても言葉使いは重要になります。

弊社・当社・御社・貴社、すべて会社のことを示しているのに、どうして違う表現になっているのだろうかと困っている方はいませんか。もしかしたら、読み方が分からずに悩んでしまったという方もいるかもしれませんね。

これらの言葉の使い分けは、社会人としての必須知識です。取引先の企業に対してどのような言葉を使えばいいのかや、書面での書き方、面接の場ではどのように話せばいいのか。きちんと押さえているかどうかで、周りの社会人と差がつきますよ。会社で働くにあたって、会社を表す4つの表現についてきちんと理解しておく必要があります。

もし、しっかりと理解できていないのであれば、この記事を参考に社会人としての基礎知識を学んでみてください。

弊社・当社・御社・貴社の使い分け方

まず、大きく分類すると、自分の会社と、クライアントを表す言葉の2種類に分けることができます。

弊社と当社は自分が所属している会社を表す言葉、御社と貴社というのは相手の会社を表す言葉になります。まず、この部分の違いをしっかりと押さえておきましょう。誤って、自分の会社のことを貴社とメールに書いてしまうと、とても失礼にあたるので注意してください。その逆も同じで、クライアントのことを、弊社と言ってしまうと話が全く通りません。

  • 弊社、当社:自分の会社
  • 御社、貴社:クライアント

まずはこの2つに分類できることを覚えておいてください。

それでは、それぞれの言葉の使い分けについて1つずつ解説していきますね。

当社(とうしゃ)は、主に社内向けに用いる丁寧語

まず、当社の使い方についてご紹介していきます。当社の読み方は、「とうしゃ」です。自分の会社のことを表す当社ですが、この表現は丁寧語にあたる用語です。相手に対してへりくだっているという要素はありません。

そのため、基本的には社内向けのメールや文章で、当社という用語を用います。

例えば、以下のように使います。

  • 当社の今期の目標は、売上100万円です。みなさん一緒にがんばりましょう。
  • 当社の従業員が、オリンピックで優勝しました。祝賀会を開きますので、社員の方はご参加ください。

ただ、例外があります。社外に対して対等な立場で発言する際には、当社という言葉を使います。何か抗議をしたり申し入れをしたりする際は、このような使い方をすることもありますので、覚えておいてください。

弊社(へいしゃ)は、主に社外向けに用いる謙譲語

弊社の読み方は、「へいしゃ」です。この言葉は、当社という言葉と比較して、よりへりくだった表現になり、謙譲語と呼ばれます。主に、社外の方に対して、使うことになります。

例えば、社外のお客様の会社に訪問し営業する際に、「弊社の商品は・・・」と使用したり、会食をしたりする際に、「弊社の今後の戦略については・・・」という形が多いです。

御社(おんしゃ)は、主に話し言葉で用いる

御社読み方は、「おんしゃ」です。御社は基本的に、会話の中での話し言葉として使います。そのため、社外の人と会話をしている時に、相手の会社のことを伝えたければ御社という言葉を使います。

なお、文章中で使っても間違いではありません。

貴社(きしゃ)は、書き言葉で用いる

貴社の読み方は、「きしゃ」です。貴社は相手の会社を表す言葉で、主に書面やメールなどの書き言葉の中で使う言葉になります。

例えば、メールで問い合わせをするときに、

  • 貴社のサービスに興味を持ち連絡いたしました。
  • 貴社と一緒にビジネスをしたいと考えています

などと使用します。

なお、会話中では、貴社という単語は使いません。「きしゃ」という言葉には、「記者」「汽車」「帰社」など同音異義語がたくさんあり、話している途中で混乱させてしまう可能性もあります。会話や電話では、貴社という表現は使わないように注意して下さい。

二重敬語に注意

貴社様や御社様というように、この2つの言葉の後ろに様をつけることは誤りです。すでに貴社や御社という言葉は、それだけで丁寧な言葉になっています。様をつけると、二重での敬語表現となってしまうので、間違った表現になります。丁寧にしすぎるというのは、逆にビジネスマナー違反となってしまうことを覚えておいてくださいね。

会社以外はどう表現するの?

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会社を表現するときの、弊社・当社・御社・貴社についての使い分けはわかっていただけましたよね。では、学校や銀行その他の機関についてはどんなふうに呼べばいいのかを知っていますか。

取引先の銀行などに連絡をする際などに、どのような表現を使えばいいかぜひ覚えておいてください。

  • 株式会社・有限会社 → 弊社・当社・御社・貴社
  • 学校 → 弊校・当校・御校・貴校
  • 銀行 → 弊行・当行・御行・貴行
  • 法律事務所・会計事務所など → 弊事務所・当事務所・御事務所・貴事務所

基本的に、表現のルールは同じです。弊、当、御、貴という単語をつけて表します。最初は少しややこしいかもしれませんが、ビジネスマナーとして必要な知識なので徐々に覚えていくようにしましょう。

弊社・当社・御社・貴社を英語ではどう表現するの?

会社で働いていると、海外の取引先とのメールのやり取りで、英語を使用する方もいるかもしれません。英語では、弊社・当社・御社・貴社という言葉をどのように使い分けるのか、知りたい方にご説明します。

日本語とは違い、基本的に英語には 謙譲語や丁寧語という言葉はありません。日本語ではビジネス上の敬語表現をたくさん押さえておく必要がありますが、英語にはその心配がありません。

弊社・当社のように、自分が勤めている会社のことを表現したい場合は、our companyとなります。また、御社・貴社のように、相手の会社のことを表現したい場合は、your companyとなります。とてもシンプルでわかりやすいですね。

就活や転職活動をするときの注意点

これまで説明してきたように、弊社・当社・御社・貴社という言葉の使い分けには、明確な決まりがあります。もし現在就職活動している方や転職活動している方がいれば、履歴書や面接の時に使い分けを間違えないようにしてくださいね。

アルバイトの履歴書や就職活動のESなどを書く場合に、応募企業のことを表現するのは貴社を使うのが正解です。御社を使っても間違いではありませんが、会社について書き言葉で表す時には貴社を使うことが一般的とされています。

履歴書を読む人も、日本語の詳しいルールまで知らない可能性もあるため、できるだけ貴社という表現を使って書いておきましょう。

例えば、

  • 貴社を志望した動機は・・・
  • 貴社の提供するサービスに感銘を受け・・・

などと表現します。

面接を受ける場合は、貴社という表現を使わずに、御社という言葉を使用します。「きしゃ」と言ってしまうと、何を指している言葉か分からなくなるので注意してくださいね。

ここの使い分けがきちんとできていれば、周りのライバルに少し差をつけることができますよ。

合わせて覚えておきたい丁寧語・謙譲語・尊敬語

御社や貴社の使い分けだけにとどまらず、ビジネス上では対話するにあたって正しい敬語の使い方が求められます。

言葉遣いが正しくできないようでは、相手からの信用を大きく失ってしまうことになります。

社会人として、自分の立場からどのような敬語を使えばよいか瞬時に判断し、その場に合った言葉遣いができるように心がけましょう。

敬語は、丁寧語、謙譲語、尊敬語の3つに分類されます。

丁寧語はお互いの立場に関係なく、丁寧な表現を用いて相手に敬意を払いたいときに用います。

基本的に、語尾に「です」「ます」「ございます」を使用し、さらに接頭語として「お」や「ご」を付けて表現します。

尊敬語は、相手の方が自分よりも目上の人の場合に使用し、相手の言動や状態に敬意を払うときに使います。

たとえば「いる」ならば「いらっしゃる」、「言う」なら「おっしゃる」、飲むなら「飲まれる」、「聞く」なら「お聞きになる」などです。

一方、謙譲語は、相手の方が自分より目上の方の場合、自分の言動や状態を謙遜してへりくだって自分を表現し、相手に敬意を払うときに使用します。

たとえば「案内する」なら「ご案内する」、「言う」なら「申す」、「行く」なら「参る」などです。

また、今回これらの敬語をうまく使いこなせずに二重敬語になる場合や相手の言動に対して謙譲語を使うなど不適切な敬語を使っているケースが挙げられます。

よく間違えられる例をいくつかご紹介しましょう。

・お客様がお越しになられました→お客様がいらっしゃいました、お客様がお見えになりました、お客様がお越しになりました

  • 部長がおっしゃられていました→部長がおっしゃっていました
  • 社長がご覧になられました→社長がご覧になりました
  • 資料を拝見させていただきました→資料を拝見しました

以上はすべて二重敬語です。

  • 了解しました→かしこまりました、承知しました
  • すみません→申し訳ございません、失礼いたしました
  • 参考になりました→勉強になりました
  • とんでもございません→とんでもないことです、とんでもないことでございます
  • お客様が〇○と申されていました→お客様が〇○とおっしゃっていました
  • ○○社長様→社長の〇○様
  • 資料をご持参ください→資料をお持ちになってください

などは、誤りやすい表現となりますので確認しておきましょう。

特に「了解しました」や「すみません」と言うビジネスマンがいますが、これは敬語ではなく、上司やお客様に対しては大変失礼な表現になります。

正しい敬語の使い方をマスターして、相手に失礼のないよう、信頼関係を築ける努力をしましょう。

自分の信用度を上げるには、第一に正しい敬語を使えるかが勝負です。

まとめ

弊社・当社・御社・貴社という言葉は、どれも会社を表す言葉です。ただし、使い方はそれぞれ異なるので、使い分けを覚えておくことが大切です。まず、自分の会社のことを表すのは弊社と当社、相手の会社を表すのは御社と貴社と理解しておきましょう。

弊社と当社を比べると、弊社はよりへりくだった表現なので社外に対して自分の会社のことを話す際に主に用います。一方、当社は社内でやりとりをする際に主に使う言葉になります。

また、御社・貴社は、相手の会社のことを表す表現です。書き言葉の場合は貴社、話し言葉は御社を使ってくださいね。ついつい間違えてしまいやすいので使い方には注意しましょう。

弊社・当社・御社・貴社の4つの使い分けをきちんと押さえておくことで、社会人としてのマナーを身に着けることができ、周りのビジネスマンから一歩リードすることができますよ。

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