【例文あり】「集中力」を自己PRする方法!魅力的にアピールするポイントや言い換え表現を解説!

【例文あり】「集中力」を自己PRする方法!魅力的にアピールするポイントや言い換え表現を解説!

「集中力」を強みとしてアピールしたいけど、どうアピールすればいいかわからないという人もいるのではないでしょうか。

本記事では、自己PRで集中力を魅力的にアピールする方法や、言い換えについて解説していきます。

本記事を参考に、ぜひ魅力的な自己PRを作成してくださいね。

この記事を読んでわかること
  • 企業が自己PRを聞く意図
  • 集中力がある人の特徴
  • 集中力をアピールする際の言い換え表現
  • 集中力をアピールするための例文
この記事をおすすめしたい人
  • 企業がどのような意図で自己PRを聞いてくるのか知りたい人
  • 集中力がある人の特徴について知りたい人
  • 集中力を効果的にアピールするための言い換え表現を知りたい人
  • 集中力をアピールするための例文について確認したい人

目次目次を全て表示する

【自己PR:集中力】企業が自己PRを聞く意図

自己PRを企業が聞くのは、応募者がどんな人間かを知るためです。

応募者が自社に必要な人間かどうかを把握したいという意図も含め、自己PRで企業が知りたいのは応募者の能力や性格です。

だからこそ自分の能力や性格が、志望する企業と合っているかどうかを分析することが必要となってきます。

自己PRは自分がすごい人間だと伝えるのではなく、「企業が求める人間」であるかどうかの判断材料になるものだということを理解しておきましょう。

人柄を知るため

新卒における自己PRで、企業が見ているのはあくまでも「人柄」です。

新卒はポテンシャル採用なので、将来その能力が発揮されることを期待し、即戦力までは求めていません。

採用する側としては会社で一緒に働きたい人間かどうか、仕事内容に合った性格かどうかを自己PRで見極めたいと考えています。

たとえば神経を使うような作業がともなう仕事に大ざっぱな人は向いていませんし、いろいろな決断を常に求められる仕事で慎重すぎる人は周りが困ってしまいます。

だからこそ企業は自己PRで、応募者がどんな人間なのかを把握したいのです。

企業の求める能力があるかを見るため

新卒で即戦力は求めていないといっても、企業は応募者に自社の求める能力があるかどうかを自己PRで知りたいと考えています。

自己PRでは、企業のことや企業の商品やサービスを好きだとアピールしても意味がありません。

入社後に能力を発揮し、企業に貢献してくれる人間であることが、企業が応募者に求める最優先事項だからです。

自分の能力や性格が、企業の仕事に合っているか、また入社後に成果や結果を出せる人間であるかをアピールする必要があります。

【自己PR:集中力】集中力は自己PRとして効果的なのか

集中力という強みは企業において評価される強みの1つと言えます。

集中力が高い人は仕事が早く、かつ丁寧という印象を与えられます。

また、同時に自己管理力や粘り強さがある人だという印象も与えられます。

このような強みは社会人にとってかかせない素質であるため、大いに評価されることでしょう。

以下では、集中力の高さをアピールした際に同時にアピールできる強みやポテンシャルについて解説します。

集中力から企業にアピールできること

集中力が高い人は、アピールの際に同時に様々な強みやポテンシャルを示すことができます。

以下では集中力の高い人が企業にアピールできる強み・ポテンシャルを7つ紹介します。

アピールをする際の参考として役立ててくださいね。

集中力から企業にアピールできること
  1. 仕事を早く終えられる
  2. 仕事のクオリティが高い
  3. マルチタスクが得意
  4. 感情をコントロールできる
  5. 計画を立てるのが上手い
  6. 切り替えるのが上手い
  7. 短い期間で結果を出せる

1:仕事を早く終えられる

集中力がある人は短い期間で結果を出せる人が多いです。

企業では限られた人員で業務を進めていかなくてはならないため、1人の仕事量が多くなってしまうことも少なくありません。

集中力のある人は、途中で集中力が途切れ飽きたり、ダラダラと作業を惰性的に続けたりせず、一気に仕事を終わらせてくれるため、1人の業務量が多い企業に関心を持たれるでしょう。

2:仕事のクオリティが高い

集中力が高い人は、中途半端が嫌いで完成度を高く仕上げてくれることを好むという特徴があり、ミスが内容配慮しつつ仕事を進められます。

また、最後までやり遂げたいという気持ちが強く、一定の成果が得られるまで、途中で作業を投げ出すようなことはあまりしません。

こうした力は企業においても非常に重宝される力です。

特に、一定以上の水準が求められる場面やミスが許されない職種などで重宝される力です。

ただ、仕事のクオリティの高さを求めてくる企業では、業務量が多くなってもクオリティの高さが変わらないか、難易度の高い業務も任せられるかという点を深掘りしてくる可能性があるため、答えられるようにしておきましょう。

3:マルチタスクが得意

集中力がある人は、複数の業務を任せても切り替えが上手いため、混同することなくやり遂げられる人が多いです。

そのため大きなプロジェクトも複数任せることができる信頼できる人材と期待されるでしょう。

複数の作業を同時に進めたエピソードを自己PRの中に組み込むと、業務を複数任せられる人材という印象を強く植え付けられます。

4:感情をコントロールできる

集中力がある人は冷静に物事を考えることができます。

そのため、一時的な感情に振り回されて、作業が進まないということはあまりありません。

こうした力は仕事においても作業スピードをムラなく安定してこなせるという強みにつながるので、自己PRでも十分に活かせる強みでしょう。

5:計画を立てるのが上手い

集中力がある人は集中力を持続させるための目標設定が上手です。

そのため、目標を達成するために時間を有効活用して無駄なく作業をこなすことができます。

また、計画を立てるのが上手い人はオンとオフの切り替えができ、リラックスの仕方が上手でもあります。

こうした力は「計画性がある」として自己PRでも用いることができるでしょう。

6:切り替えるのが上手い

集中力がある人は、切り替えるのが上手いという特徴もあります。

仕事をはじめると、1人でいくつもの業務を同時に進めていかなくてはいけないこともあるでしょう。

集中力がある人は、一度に多くの業務を抱えていても、瞬時に頭を切り替えそれぞれの業務に向き合えます。

逆に集中力がない人は、上手く頭を切り替えられずに、ミスをしたり、効率的に業務を進められなかったりするでしょう。

集中力があるということは、「切り替え上手」と言い換えて自己PRに利用できます。

7:短い期間で結果を出せる

優れた集中力の持ち主は、短い時間でも結果をきちんと出せるでしょう。

集中力がない人や続かない人は、1つの作業を終わらせようと思っても没頭できず、ダラダラと時間だけを消費してしまうだけで、成果が残せない可能性があります。

しかし集中力がある人は、サッと作業に集中し、短時間で終わらせることができるでしょう。

短時間で結果を出せる人材は企業でも重宝される存在です。

【自己PR:集中力】集中力の言い換え表現

自己PRで集中力の高さをアピールしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、どのような言葉で伝えれば説得力が上がるのか悩んでしまうこともあるでしょう。

この章では、集中力と密接な関係があり、言い換えとして使うことができる表現を紹介します。

これらの言葉をうまく使い、しっかりとアピールにつなげましょう。

集中力の言い換え表現
  1. 一つのことに没頭できる
  2. 継続力がある
  3. 粘り強さ
  4. 短期集中が得意
  5. 長時間にわたり集中力を継続できる

一つのことに没頭できる

集中力があることによって、目の前の仕事や課題に集中して、ひとつずつ着実にこなしていくことができます。

ひとつの物事に意識を集中させることができ、継続して物事に取り組むことができるというのは立派な強みといえ、面接官に好印象を持ってもらいやすくなります。

何か物事に没頭した結果、成果をあげることができたという経験があればアピールしてみましょう。

また、一つのことに没頭できることによって、仕事における深い知識と理解を築きやすくなるため、企業に貢献するために有用な強みといえます。

継続力がある

集中力を継続力と言い換えることで、一度やると決めたら最後までやり遂げる忍耐力があることを面接官にアピールすることができます。

また、集中力がある人はひとつの物事に意識を集中させることが得意で成果を上げやすい傾向があるため、継続力と併せて伝えていくことをおすすめします。

目標を達成するためには継続して取り組むことが必要であり、諦めないで業務に向き合ってくれる社員は企業が求めている人材像に合致することが多いです。

また、困難な状況でも継続して取り組むことで、ストレス耐性も向上させることができます。

粘り強さ

集中力がある人は目的やゴールを見失わず、あきらめそうになっても己を奮い立たせ、ゴールにたどり着ける人が多いです。

特に、「あきらめかけたが、最後までやり遂げた」「失敗したが、気持ちを切り替えて継続させた」経験がある人におすすめの言い換え表現です。

また、継続力と同様、ストレス耐性もアピールできるでしょう。

短期集中が得意

集中力が高い人の中でも、短期間で集中力を発揮するのが得意という人もいるでしょう。

特に、「やるべきことが多い中、時間を確保してしっかりと成果を残した」などの経験がある人におすすめの言い換え表現です。

また、「時間がない中、何とか時間を作り出して取り組んだ」という経験は、スケジュール管理ができるという印象も与えられます。

そのため、集中力の持つ「周りが見えない」というのマイナスなイメージを払拭できるというメリットもあります。

長時間にわたり集中力を継続できる

短期集中が得意な人がいる一方、長時間集中力を持続させることが得意な人もいるでしょう。

人間が集中力を継続できる時間は90分が限界だと言われています。

そのため、1日90分以上、何らかの活動を継続してきたという人にピッタリの言い換え表現といえるでしょう。

高い集中力を保ち、業務を行えるという強みは企業に大いに評価されます。

それに加え、あなたがどうモチベーションを維持しているのか、合間にどうリフレッシュしているのかなど工夫を伝えることでより魅力的なアピールが可能かつ説得力を増すことができます。

【自己PR:集中力】集中力が高い人が向いている職業

集中力が高いという強みは仕事の成果につながりやすいので、好印象を持ってくれる企業も多いでしょう。

ただ、職業によって必要になる素養の優先順位は異なってくるため、集中力という素養の優先順位が高い職業を選ぶようにすると内定の可能性を高めることができます。

集中力が高い人が向いている職業は以下の通りです。

集中力が高い人が向いている職業
  • 営業職
  • ITエンジニア
  • 総務
  • WEBライター
  • クリエイティブ系

営業職

営業職のような、毎月ノルマの達成が求められる職業では集中力の高さを生かせます。

ノルマという目標に向かい、高い集中力を維持し、努力をし続けられるでしょう。

また、計画的に業務を進められるため、短い締め切りまでに資料を用意することも得意でしょう。

そして、商談以外に資料作成を行うなどと、マルチタスクをこなすことも得意でしょう。

以上から、集中力の高さは営業職のあらゆる業務で生かすことができます。

ITエンジニア

ITエンジニアはDX技術が進歩してきたことにより近年需要が高まっています。

ITエンジニアはコードを一つ間違えてしまうだけでエラーが出てしまうことから、コードを間違えないための高い集中力が求められます。

それだけでなく、プログラミングスキルをはじめとした広範囲なスキルが必要とされるため、集中してそれぞれのスキルを習得していくことが必要となります。

逆に、集中して必要なスキルに習熟することができれば、より活躍の場を広げることができるでしょう。

総務

個人情報や社外秘の資料を取り扱い、ミスが許されないのが総務の仕事になります。

また、他部署が担当できないような仕事を一手に引き受けるのも総務の仕事なので、業務に集中して取り組める人が望まれています。

尚且つ、組織全体のスムーズな運営をサポートする役割を果たすことができたら、更に評価は上がることでしょう。

そのためにも、一つ一つの仕事を漠然ととらえるのではなく、仕事の目的とゴールを明確に把握するよう努めることが重要です。

WEBライター

WEBライターとは、WEB上のメディアの記事を執筆する仕事を指します。

椅子に座って長時間文章を書かなければならないため、集中力を要する仕事になります。

また、SEO知識や文章表現力の知識といった広範な知識が必要とされるため、ライティングと並行して効率よく知識を身に付けていくことが求められます。

場合によっては複数の記事を並行して手掛けることもあり、その場合はスケジューリングをしながらそれぞれの記事を集中して仕上げていくのが必要となります。

クリエイティブ系

クリエイティブ系の職業は「WEBデザイン」「動画クリエイター」などを指します。

これらの職業の人たちは、たとえ優れた技術や独創性があったとしても、途中で投げ出してしまっては元も子もなくなってしまいます。

実力主義の世界であることはもちろんとして、最後までやり遂げる高い集中力が求められます。

高い集中力を強みとして持っている人であれば、集中して仕事をこなしつつ、更なる業務効率化を図ることもできるでしょう。

集中力が評価されにくい職業も

一般的に人と関わる業務がメイン職業の場合、集中力よりもコミュニケーション力や傾聴力など、対人スキルが評価されやすいです。

一方、上記で紹介したようなミスが許されない職業や、メインの業務が1人でコツコツ努力するような職業の場合、集中力が評価されやすいといえます。

しかし、これらはあくまで一般的な傾向です。

志望企業に響く自己RRを作成するには、まず企業の求める人物像を抑え、それに近しいあなたの強みをアピールすることが効果的です。

【自己PR:集中力】自己PRで集中力をアピールするポイント

集中力の高さは、仕事中では当たり前のように求められます。

しかし、ずっと集中力を保てる人はそう多くはいません。

集中力の高さをうまく伝えるには以下のポイントを押さえながらアピールしましょう。

具体的な数字を用いて説明しよう

集中力をより魅力的にアピールするために、取り組みから終了までにかかった時間などを数字を用いてアピールすることをおすすめします。

数字を用いることで、説得力のあるアピールが可能となるのです。

例えば、 「文庫本1冊を3時間、休憩なしで読み終えることができます。」 「平日1日5時間、語学学習を継続し、スコアを××点から○○点に上げた」 などといったアピールが挙げられます。

あなたの自己PRのエピソードを整理し、どこか数値化できるとこはないか考えてみましょう。

企業に貢献する意思を伝える

再現性をより伝えるために、集中力を企業にどのように活かせるのかを述べるということも大切です。

仕事のどういうところで、その集中力を活かせるのかを自己PRでアピールしましょう。

アピールとは、そこまで告げてはじめて完璧になるので、自己PRに必要不可欠です。

また、活かし方は必ず具体的に述べないといけないので、企業の業務内容などについてもきちんと正確に把握しておきましょう。

どこにでも使えるような曖昧な説明ではなく、きちんとそこに特化したことを具体的に述べないと意味がありません。

OB訪問などを駆使して生きた情報をしっかりと仕入れるようにしましょう。

どんな強みか具体的に言語化する

集中力と一言にいっても、人によりどのように発揮するかは異なります。

あなたが持つ集中力は具体的にどういうものなのかを言語化することで、あなたらしいオリジナリティのある内容に仕上げることができるでしょう。

合わせて、あなたが強みを発揮する際に意識していたことや、モチベーションの維持のために行っていたこと、強みをより磨くために工夫していたことなども整理しておくことで、よりあなたの人柄をアピールすることができます。

あなたの強みを深掘り、しっかりと言語化することであなたの魅力を伝えられるだけでなく、面接時の深堀り質問の対策を並行して行うことができます。

集中力は弱点にもなり得る

「強みと弱みは表裏一体」といわれるように、強みも弱みになり得ます。

集中力を強みとしてアピールする場合、「周りが見えなくなる」という印象を与えてしまうことがあります。

具体的には、複数のタスクを処理する必要があるのに、一つの作業にのめり込んでしまい他の作業が進まない、という状況を想像してしまうのです。

弱みを補うために、「マルチタスクをこなせること」「スケジュール管理が得意なこと」「傾聴力があること」「協調性があること」などを合わせてアピールすると良いでしょう。

【自己PR:集中力】魅力的な自己PRを作成する方法5選

あなたの強みを最大限にアピールすることで魅力的な自己PRを作成することができます。

そのためには具体的で説得力のある内容に仕上げることが重要です。

以下では自己PRをより魅力的に作成するポイントを解説します。

1:強みを具体的に言い換える

集中力という言葉は様々なイメージを含んでいます。

また、一口に集中力といっても人により発揮の仕方は十人十色です

そこで、自分の強みを具体的に言語化したり、オリジナリティのある言い換え表現に言い換えたりすることがおすすめです。

例えば、集中力を「臨機応変な対応力」に言い換えると、「職場で周囲を見渡して物事の優先順位に気付き、素早く切り替えて取り組むことができる」という入社後の自身の有用性を企業にアピールできるでしょう。

また、「妥協せずに最後までやり抜く力」のようなオリジナリティのある表現に言い換えることもできるでしょう。

先ほど紹介した言い換え表現を参考にしつつ、魅力的に強みをアピールしてくださいね。

2:エピソードで人柄や考え方をアピールする

自己PRのエピソードからはあなたの人柄や考え方、価値観が表れます。

エピソードを通じ、あなたの人柄が企業の求める人物像とマッチしていることを示すことができれば、あなたのポテンシャルが大いに評価されるでしょう。

エピソードには以下のような内容を含むことで、あなたの人柄をアピールできます。

エピソードに含めるべき内容
  • 強みを発揮するに至ったきっかけ
  • 目標や課題に対する施策
  • 施策をどう立てたか
  • 施策を遂行する中で重視していたこと
  • 施策を遂行する中での困難・葛藤
  • 挫折
  • どのような結果になったか
  • 結果に対する満足度

3:弱点のカバー方法も一緒に伝える

「強みと弱みは表裏一体」といわれるように、集中力は強みも弱みになり得ます。

例えば、集中力には「周りが見えない」「マルチタスクが苦手」「協調性に欠ける」などのマイナスなイメージがついてしまうことがあります。

そのため、これらのマイナスなイメージを補うために、エピソードを通じて「マルチタスクをこなせること」「スケジュール管理が得意なこと」「傾聴力があること」「協調性があること」などを合わせてアピールすると効果的です。

4:数字を用いて説得力を上げる

集中力をより魅力的にアピールするには、エピソードに数字を用いることがおすすめです。

例えば、「大学2年生の時に…」や「小学生のことから11年間サッカーを続けており...」や「スコアを600から750に上げることができました。」などのように、数字を取り入れてみましょう。

あなたの自己PRのエピソードを整理し、どこか数字を取り入れられる部分がないか考えてみましょう。

5:強みを入社後にどう生かすか考える

自己PRでは自分の強みを伝えて終わりではありません。

企業に入社後に、強みをどう生かすかまでを伝える必要があります。

入社後の活かし方を考える際は、企業研究や職種理解、あなたが目指すキャリアをもとに考えるとよいでしょう。

また、入社後にあなたが強みを発揮し活躍するビジョンを示すには、「具体性」と「実現可能性」がポイントになります。

抽象的なビジョンを伝えると企業研究が薄く、熱意が低いと思われてしまいます。

また、実現が難しいビジョンを伝えてしまうといい加減なことを言っているのではないかと、責任感や信用度が低いと評価されてしまう可能性があります。

企業研究を踏まえ、具体的で説得力のあるアピールをしましょう。

企業研究やキャリアに関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。

【自己PR:集中力】自己PRを作成する際の構成

自身の強みをしっかりと売り込める自己PRにするためには、文章の組み立てが重要です。

書き方次第で、せっかくのアピール材料が説得力を持たないものになってしまうことがあります。

ここでは「集中力」という強みをアピールする際の自己PRの書き方について、詳しく解説します。

結論から述べて証拠付けのエピソードを添えることで、強みが伝わる自己PR作成ができるでしょう。

結論:私の自己PRは集中力があることです(アピールポイント)

自己PRでは当然のことながら、自分の強みが何があるかを面接官にしっかり伝えなければなりません。

いろいろと前置きを入れると言いたいことが伝わりにくいので、まずは結論から簡潔に話すことが大切です。

集中力をアピールしたいのであれば、「私の強みは1つのことに何時間も没頭できる集中力です」などと言い切ります。

しかし、集中力にもいろいろなタイプがあるので、簡単に説明を入れると良いでしょう。

前に述べたような「何時間も没頭できる集中力」以外にも、「2つのことを同時進行できる器用な集中力」や「目標に向かって短期間に自分を追い込むストイックな集中力」など、種類はさまざまです。

理由:なぜならば〇〇という経験で〇〇ということがあったからです

結論を述べたなら、次に簡単で良いのでその根拠を説明します。

「なぜならば、学生時代に非常に忙しいレストランでアルバイトをしており、1度にいくつものことを同時進行しなくてはならず集中力を欠くと仕事にならなかったのです」というように、なぜ集中力があるといえるのかその理由について明らかにしましょう。

エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

次に欠かせないのが、結論を裏付けるためのエピソードです。

そもそもどんな強みも単語1つでは抽象的であり、信憑性に欠けてしまいます。

いくら自己PRで集中力があると言い切ったところで、一体何を根拠にしているのかが分かりません。

面接官は、理論的で納得できる自己PRを求めています。

その際に、結論を証拠付ける力を持つのが、実際の体験談やエピソードなのです。

集中力があるというのは、どういう経験を元にそう思うのかを説明する必要があります。

学生時代のアルバイトや部活動、ボランティア活動やゼミなどいろいろな体験から説得力のあるエピソードを選んでみましょう。

例文

私は、駅前の多忙なレストランでアルバイトをしておりました。マイペースに決められたことをしているのでは、ホールが回りません。お客様のオーダーを聞きながら、厨房に戻るまでにテーブルを片づけ、ラックの雑誌を整えて、要領良くいくつもの作業をします。臨機応変な対応をしながら、すべてをミスなく行う必要があり、そのためには集中力が欠かせませんでした

問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

説得力のある自己PRにするためには、エピソードにおいて何らかの問題や課題を掲示すると良いでしょう。

レストランでのアルバイトの例を挙げます。

例文

アルバイトを始めたときは、とてもこの忙しさについて行けないと感じて辞めようかと何回も思いました。私が不慣れで動けないせいで、ほかの人に迷惑をかけてしまったこともあります。私のミスで、料理が届いていないとクレームが来たこともありました

行動:私は〇〇と考え〇〇を行いました

エピソードで問題掲示をしたならば、その問題や課題に対してどのように考えてどんな行動を取ったのかを説明します。

自己PR作成においては、常に「なぜ?」と深堀りするようにしましょう。

「忙しくて目が回りそうでしたが、テキパキと物事を同時進行することは、集中力を養う訓練にもなるし上手くいくとやりがいを感じることもできます。

ここで辞めては情けないと考えました。

まず、自分に必要なことは、しっかりと仕事を覚えることだと考えて今まで以上に集中して作業に取り組んだのです。

そして、目線をあちこちに向けるように習慣付けることで今まで以上に視野が広くなり、いろいろなお客様の様子も見えてきました。

積極的に取り組んだことは、お客様の元へ行った帰りには、必ずテーブルの片づけやシュガーポットのチェックなど何かほかの作業もすることです。

この心がけにより、同時にいくつものことを行う集中力がどんどん身に付いてきました」

結果:その結果〇〇となり〇〇に大きく貢献しました

エピソードのまとめとして、その経験の結果や学びを書きます。

良い成果が上がらなかった場合でも、経験から得た学びを書きましょう。

「視野を広げ、同時進行の作業習慣を身に付けていった結果、仕事を認められアルバイトリーダーを任されるようになりました。

キビキビと動ける能力を店長に評価してもらい、新しく入ってきたアルバイトの人にも指導できるまでになりました」

結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

忘れてはならないのが、入社後の強みの活かし方です。

持ち前の集中力を仕事にどう活かすのかを説明して自己PRのまとめとします。

将来のビジョンを定かにするためには、企業研究も不可欠です。

「この経験を活かし、入社後も忙しい売り場にて持ち前の集中力を発揮したいと思います。御社の本店は今後さらに売り場が広がり非常に多忙になるとお聞きしました。

慌ただしい中でもお客様の立場にたち、笑顔で接客をする自信があります。ゆくゆくは本店の店長を目指して頑張りたいです」

【自己PR:集中力】集中力をアピールする例文

集中力はアピールの仕方によっては大きな強みになりますが、伝え方によっては弱点と受け止められることもあるため、注意が必要です。

また特定のことだけに集中力が発揮されるといったことも、強みにはなりにくいです。

そのため、集中力を裏付けるための体験談を事前に複数考えて用意しておきましょう。

ここでは4つの例文を紹介します。

あなたの境遇や体験に合ったものを選んで、参考にしながら自分自身の言葉で自己PRを作成してみてください。

例文1:留学

例文

私の強みは、非常に高い集中力です。

学生2年の夏に、このまま世界を見ないで4年間を過ごすのは勿体無いと、思い立って1年間のドイツ留学を決意しました。

しかし、大学の第二外国語でドイツ語は専攻していましたが、英語に比べるとまだ基礎学力に不安をもっていました。

勿論、留学の目的は語学力の強化ではありましたが、留学に行くために語学力強化も行いたいと思い、その日からバイトや大学がある日でも必ず1日4時間はドイツ語を勉強すると決めました。

語学学習が好きだったこともあり、留学までの3ヶ月間、私は欠かすことなくその課題をクリアしていきました。

それは私が生来持ち合わせている集中力や継続力があったからこそだと思っています。

それに加えて起床時間や学習スケジュール、他の勉学とのタイムテーブルの調整などを計画的に行ったことなども成功した要因だと思います。

ドイツでの留学が有意義なものになったのは勿論のこと、帰国後も学習を継続的に行ったことにより、大学4年生時にはドイツ語技能検定試験で最も難しいとされる1級を取得することに成功しました。

貴社に入社した場合も、計画的且つ効率的に集中して仕事に向かっていくことで、大いに企業の成長に貢献していく所存です。

例文2:勉強

例文

私の強みは、集中力があるところです。

中学生のころから勉強に対する集中力は誰にも負けません。

私は、学ぶことを怠らず新たな知識を身に付けることは自分の人生の糧になると思っています。

そのため、これまで学業のみならず、資格取得や特技を伸ばすためにさまざまな知識を身に付ける努力をしてきました。

勉強を集中して行うために自宅ではなくあえて図書館で行うと決め、放課後に毎日足を運びました。

図書館は、私にとってもっとも集中できる場所です。

勉強をするために図書館に足を運ぶと時間を忘れて閉館まで勉学に励むことができました。

私は勉強が得意なほうではありません。

しかし、集中して勉強に取り組んだことで良い成績を得ることができました。

目標としていた点数を獲得することができ、資格取得を実現するなど、さまざまな成果を得ています。

このようなうれしい結果を得ることができたのは、やはり集中してコツコツと勉強に励んできたからだと思います。

もし御社に入社できた際には、私の強みである集中力を活かしてさまざまな知識を身に付け、貢献できるよう努力していこうと思っております。

例文3:部活

例文

私の強みは集中力です。

学生時代は、サッカー部に所属し、チームメイトとともに優勝を目指し練習に励んできました。

私がサッカー部に入部した当初は、残念ながら弱小チームであったため、優勝することは困難だと言われていました。

しかし、必ずチームメイトと一緒に輝く黄金のメダルを首からかけるという目標を掲げ、練習を怠らないと決意しました。

学校で行う練習はチームメイトが常にいたため、効率よく行うことができていたと思います。

しかし、私は学校内での練習だけでは自分の実力に自信を持つことができなかったので、自宅での練習も欠かしませんでした。

自宅の庭で行う自己練習は、自分の強みである集中力を活かして納得できるまで弱点を強化することを心がけました。

どんなに疲れていても、自分の弱点を強化するトレーニングを必ず1時間は行うと決め自己練習を続けた結果、1年目でありながら好成績を収めることができたのです。

チームメイト一人ひとりの努力はもちろんのこと、自身が続けた自己練習に集中して取り組んだことも良い結果を生み出したと感じています。

貴社に入社した際には、どんなことも諦めず、集中して物事に真面目に取り組み、チームワークを大切にしながら良い成果を上げられるよう貢献したいと思います。

例文4:アルバイト

例文

私の強みは効率を重視しつつ集中力を維持する力です。

大学入学を機にコンビニでアルバイトを始めました。

コンビニは、通勤時間や夕食の時間帯に多くのお客様が来店されます。

そのため、時間帯によってはレジは大混雑するため、お客様の貴重な時間を無駄にしてしまうことがないように集中してレジ対応をしなければいけません。

私は、忙しい時間帯にレジ業務を任されていましたが、集中力を発揮し効率よく会計から袋詰めまで行うことができ、お客様や店長にお褒めの言葉をいただくことが多々ありました。

今やらなければいけないことを集中して行うことができるため、周囲にストレスを与えてしまうこともありません。

今後、貴社に入社できた際には、すべての仕事を集中してこなし、時間を無駄にすることなく、日々成長していきたいと思っております。

また、周囲への気配りも忘れずサポートできるよう努力を怠らないことも心がけたいと思います。

例文5:趣味

例文

私の強みは「目の前のことに集中することができる」ということです。

趣味は読書で、大学に入ってから自分の専門分野である経済を深く学びたいと考え、毎週2冊ずつ読むことに決めました。

その際の課題は、アルバイトや通常の授業の課題などで思うように時間が取れないことでしたが、読書の時は目の前の本に集中するようにして、細切れの時間なども活用しつつ読書を続けていきました。

また、日々行うことに優先順位をつけて、読書を上位に持ってくることによって、まとまった時間を取るようにしました。

その結果として3年間で300冊を読了することができました。

この経験を活かし、物事の優先順位をつけ、目の前の仕事に集中して取り組むことで御社の事業に貢献したいと考えております。

【自己PR:集中力】集中力を自己PRとしてアピールする際の注意点

「集中力」という強みをアピールする時、ただ何かに長時間没頭したというエピソードだと

「集中して自分の世界に入ってしまうと周りが見えなくなるのでは?」

「同僚とチームを組んで仕事するのは難しいのではないか?」

「ただ自分の好きなことに夢中になっているだけではないか?」とマイナスなイメージを与えてしまいます。

自身が考えている通りの「集中力」という強みをアピールするためには以下のポイントに注意するようにしてください。

周りが見えないと捉えられないようにする

集中力をアピールする際に注意することの一つ目は「一つのことに集中すると周りが見えなくなる」と伝わってしまうことです。

「一つのことに集中できる」ということは「一つのことに没頭すると周りが見えなくなる」と意味的に大差ありません。

周りが見えなくなってしまうということは、チームを組んで仕事をする職場において、致命的なデメリットとなります。

ただ物事に没頭するだけの「集中」ではなく、集中力を自在にコントロールできてこそ社会人として評価される集中力があると言えるでしょう。

「集中力のオンとオフをどのようにして切り替えるようにしているのか」「集中しながらも周囲の人たちとの協調性を図るためにどうしているか」のような自分なりの工夫を伝えることが重要です。

集中力があることが当たり前だと思われない伝え方をする

集中力をアピールする際に注意することの二つ目は、エピソードの内容によって「当たり前」だと思われることです。

「趣味や好きなことに没頭する」というエピソードは、集中力をアピールするにはあまり向いていません。

なぜなら、好きなことや興味のあることなら誰でも時間を忘れて集中できるはずだからです。

「私の強みは何時間でも集中して本が読めるほど集中力があることです」や「趣味の編み物で集中力を鍛えました」のようなアピールでは、具体的にどのように仕事にいきてくる強みなのかが伝わりません。

仕事のうえで力を発揮できる集中力をアピールするには「興味のないことや苦手なことにも積極的に集中して取り組むことができる」というように能動性のある集中力をアピールするようにしましょう。

集中力が評価される業界かどうかを確認する

集中力があることは強みの1つですが、業界や業種によっては評価されない可能性もあることは覚えておきましょう。

集中力ももちろん強みの1つであることに違いないのですが、それよりも協調性や対応力、忍耐力といったことが重視される企業ではどうしてもアピールが弱くなります。

そのためせっかく自己PRを作成しても、採用担当に響かない可能性もあります。

まずは業界研究や企業研究をしっかり行いましょう。

そのうえで、自分の強みである集中力が重視される企業を選ぶことが大切です。

ほかの強みと合わせてアピールする

集中力は魅力的な力ですが、忍耐力や自己管理能力、課題解決能力、分析力といったほかの能力の根本となる力です。

そのため集中力だけをアピールするとインパクトが弱く、採用担当者の心に響かない可能性もあります。

より効果的にアピールしていくためには、集中力以外の強みも合わせてアピールしていくことが重要です。

「集中力から培った忍耐力に自信がある」「集中して問題に取り組むことで課題解決能力が培われた」などほかの強みを合わせて面接官の心に響くようにアピールしましょう。

【自己PR:集中力】集中力に関する自己PRを作成するなら就活エージェントを使おう

「集中力」の自己PRのためにエピソードや表現方法などを自分なりに考えてみても、一人ですべてを書き上げるには限界があります。

そんな時は迷わず就職市場エージェントに頼ってみましょう。

就職市場エージェントは、就活生は登録すると無料で企業の紹介から面接対策、エントリーシート対策など就職活動におけるさまざまなサポートを受けることができます。

さらに、プロのアドバイザーが履歴書の添削も行っており「自己PRが不十分である」「エピソードがわかりにくい」といった問題点を指摘いたします。

また、「どう書けば企業の担当者の評価が上がるか」など丁寧な指導をいたしますので、これをうまく活用してください。

まずは就活市場エージェントに登録してみましょう。

【自己PR:集中力】自己PRで集中力をアピールする方法を知ろう

「集中力」を自己PRにする方法について具体例や注意点などをまとめました。

どのような状況でも高い集中力を発揮できるということは、企業が求めている人物の素質の一つです。

採用担当者に伝わりやすい自己PRにするにはどうようにすれば良いのかを意識しながら魅力のある自己PRにつなげていきましょう。

また、集中力を自己PRにする時は応募する企業の業界や職種などをよく考え、企業目線で行うことが大切です。

企業は自社のことをよく理解してくれていて一緒に働ける人材を求めているので、「周囲を見られない集中力」をアピールしてもマイナスイメージになってしまうことがあります。

仕事でプラスに働く集中力であることをアピールし、企業の求める人物像を把握した内容の自己PRを作りましょう。

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