自己PRでは「思います」の使い分けが重要!

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自己PRでは中身が重要ですが、その中身をどのように伝えるかも同じくらい重要です。語尾に少し変化を加えるだけで、相手の受ける印象が大きく変わるということを意識している就活生は少ないようです。自己PRでも頻繁に用いられる「思います」という表現、誰もが当たり前のように使っていますが、適切な場面で使わなければ相手に良い印象を与えることはできません。ここでは、「思います」という表現に着目し、その有効な使い方を紹介していきます。

つい使ってしまいがちな「思います」は相手にどんな印象を与える?

ほとんどの人が理解している通り、「思います」は感覚的な表現です。「思う」を辞書で調べてみると、1.外界からの刺激を受けてなんらかの感覚が生じること、2.経験や感覚に頼ったり状況を分析したりして現状や今後の成り行きについて判断する、3.そのものに絶えず心が惹かれる、といった意味が出てきます。また、希望や意志を表す語に続けることで、意志を聞き手に押し付けるような印象を緩和するといった使用法も可能です。「ここから本題に入ろうと思います」という表現がわかりやすいでしょう。このように、「思います」は相手の受け取る印象を弱めたいときに使う表現だといえます。自分の強みをアピールする自己PRの場においては、実は使い勝手の良くない表現といえるのではないでしょうか。

文章に強弱をつけ、自分のアピールしたいポイントを明確にする

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それでは、「思います」という表現が自己PRの場でまったく使えないかというと、そんなことはありません。どんな言葉も使い方次第で毒にも薬にもなりますから、上手な表現方法を身につけておきましょう。「思います」には言葉の印象を弱める効果がある、と先に述べました。言い換えれば、これは表現に強弱をつけられるということです。例えば、次の文をくらべて見てください。

・1年間の語学留学で、日常会話だけでなく専門分野での議論ができるようになりました。この語学力を活かせる職場で働きたいと思います。

・1年間の語学留学で、日常会話だけでなく専門分野での議論ができるようになったと思います。この語学力を活かせる職場で働きたいです。

いかがですか。2つの文では強調している点が異なることがわかるでしょう。前者が自身の語学力に重心を置いているのに対し、後者では自分の希望に比重が寄っています。わずかな違いですが、自分がなにをアピールしたいかによって、「思います」の使い方も異なってくることを知っておきましょう。

「思います」を使って良いケースと悪いケース

もう少し具体例を見ていきます。「思います」には強弱をつける効果があるわけですが、自己PRの場面では使って良いケースと悪いケースが存在します。わかりやすいのは悪いケースでしょう。ここでも一文紹介します。

・私の長所はどんな場面でも諦めない心だと思います。これは高校3年間続けていた部活動によって培われたと思います。

よく使われる表現ですが、これでは自己PRの場面にもかかわらず、自分のアピールポイントを弱めるような使い方をしてしまっています。また、自分のことをよく理解していないような印象も受けてしまいます。では、少し表現を変えてみましょう。

・私の長所はどんな場面でも諦めない心です。これは高校3年間続けていた部活動によって培われたと思います。

こうすることによって、長所が諦めない心にあることがより明確になります。「部活動によって培われた」と考えるのは私ですが、実際には別の要因が関係しているかもしれません。あえて「思います」を使うことで、部活動以外の要因にも目を向けさせることが可能になります。

自信がないときには「考えます」

「思います」は使い勝手の良い表現ですから、ついつい使ってしまう人は多いでしょう。しかし、これまで紹介してきた通り、自分の強調したいことを弱める働きをする危険性もあります。必要な場面では断定表現「です・ます」を使うことも、自分を正しく伝えるためには大切です。とはいえ、自信がないとなかなか断定表現を使うのは難しいものです。それならば「思います」の代わりに「考えます」を使ってみてはどうでしょうか。「思います」が自分の気持ちを、断定表現が客観的事実を表現しているとすれば、「考えます」はその中間地点、自分の意見を述べているような印象を与えることができます。先ほどの例でいえば「高校3年間続けていた部活動によって培われたと考えます」と表現することで、「思います」よりも諦めない心の根拠が部活動にあることを伝えられるでしょう。

体験は同じでも表現の仕方で相手の印象は大きく変わる 1707_2_70 (3)

これまでに培ってきたスキルや経験は今更変えることはできません。しかし、その経験をどう伝えるかは今すぐにでも変えることが可能です。表現をほんの少し変えるだけで、相手が受ける印象は大きく変わります。同じ経験を大きく見せるか小さく見せるかは自分次第です。「思います」をうまく使いこなして、表現の幅を広げましょう。


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